フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、チャンピオンシップのライバルであるメルセデスやレッドブルほど、今年のマシンは速くないと感じていると明かした。
スペインのカタルニア・サーキットで行われているF1のプレシーズンテスト。その初日、フェラーリはシャルル・ルクレールが走行し、総合8番手タイムに終わった。
■計画通りやれれば、タイトル争いを狙うレッドブルやフェルスタッペンに貢献できる……2020年ホンダF1の”自信”
2日目に走行したセバスチャン・ベッテルは、メルセデスのルイス・ハミルトンよりも0.2秒速いタイムを記録したものの、レッドブルのアレクサンダー・アルボンにはまだ遅れを取っていた。
3日目の金曜日にはベッテルがドライブしていた午前中にパワーユニットのトラブルに見舞われ、貴重な走行機会を失うことになった。
ベッテルがトラブルに見舞われた同じセッションで、メルセデスのバルテリ・ボッタスは、一気にペースアップ。1分15秒732までその記録を縮めてみせた。その後ビノットは、「昨年ほど楽観的ではない。なぜなら現時点では、ライバルたちは我々よりも速いからだ」と語った。
「どれくらい速いのかを判断するのは、本当に難しいと思う。数日中にデータを分析することになるだろう。しかし、現時点で我々は、彼らほど速くはないと思う」
そうビノット代表は言う。
「懸念していることがあるか? それは確かにイエスだ。望んでいたほど速くない時はね。でも、それを決め付けたり理解するには、実はまだ早すぎる段階だと思う」
「この3日間は我々にとってとても重要だった。少なくとも現時点では、状況を把握し、より理解を深めるために、全てのデータを収集している」
「さらに重要なことは、クルマを正しい方向に開発していることを確かめることだ。とは言っても、とても長いシーズンだ。22戦になるはずだからね。だから、最終的にはリカバーするだけの時間があると思う」
「全員の真のパフォーマンスがどこにあるのか、それを評価するのは来週、そしてオーストラリアに行くの待ってからにしよう」
SF1000がメルセデスと打ち負かす可能性があるかどうか尋ねられたビノット代表は、次のように語った。
「それを決めるのはまだ早すぎる」
「しかし、シーズン全体を考えれば、フェラーリは(メルセデスを)倒せると思う。ではフェラーリは(開幕戦の)オーストラリアでメルセデスを倒せるか? おそらく難しいだろう」
「確かに最初の数日、メルセデスとレッドブルは非常に速く見えた。しかし来週、もしくはオーストラリアで真のパフォーマンスを評価することになると思う」
「それがシーズンをスタートする時の本当のパフォーマンスになるだろう。しかし22レースは非常に長く、全てが変わる可能性があることは分かっている」
ビノットは、開幕戦までにSF1000には大きなアップデートは投入されないだろうとも語ったが、「可能性はあると思う」とも付け加えている。
「だからまずは、現在のパッケージを最適化し、開発していく段階だと思う」
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