一体どこが違う?
ヤマハは、EICMA2024で発表され、スポーツツーリングバイクとして高い注目を集める「トレーサー9 GT」の新型モデルを東京オートサロン2025で日本初公開しました。
【画像】YAMTにACCと最新テクノロジー満載!! ヤマハ「トレーサー9 GT+」2025年モデルを画像で見る
スポーツツーリングバイクとは、数あるバイクの中でも、スポーツバイクの性能とツーリングバイクの快適性を兼ね備えたジャンルのことを示します。
高い走行性能と長距離走行時の快適性が両立されており、ワインディングロードでのスポーティな走行や長距離ツーリングなど、多様なシーンで活躍するモデルです。
そもそもヤマハのラインナップに「トレーサー」が登場したのは2015年のことです。はじめは「MT-09トレーサー」という名前で発売され、従来のMT-09と比べてツーリング性能を重視したモデルでした。
2018年にはマイナーチェンジしてモデル名が「トレーサー900」となり、2020年まで生産。2021年にはフルモデルチェンジして「トレーサー9」となり「GT」グレードも追加、2023年からは「GT+」も追加され現在に至るまで生産され続けています。
そんなトレーサー9 GTとトレーサー9 GT+の新型モデルはどのようなバイクなのでしょうか。
まずトレーサー9 GTは、基本性能を重視したモデルで、クイックシフターやIMUを活用したトラクションコントロールなどの装備は採用されていますが、トレーサー9 GT+のようなレーダー連携の先進機能は搭載されていません。その分価格も抑えられており、シンプルなライディングを求めるライダーに適した仕様です。
また、どちらのモデルもKYB社と共同開発した電子制御サスペンション「KADSR」が搭載され、IMUの情報を基に走行中に減衰力を自動調整。ドライのスポーティな走りを主体にウエットにも対応できるスポーツと、アスファルトの継ぎ目や、石畳など、荒れた路面での快適な乗り心地を狙ったコンフォートの2つのモードを備えることで、走行シーンに応じた最適なサスペンションセッティングを実現します。
一方のトレーサー9 GT+はトレーサー9 GTをベースに、さらなる先進機能を搭載した上位モデルで、ミリ波レーダーを採用したことで、さまざまな機能が追加されました。
特に、2023年にヤマハ車として初採用されたアダプティブクルーズコントロール(ACC)が注目ポイントのひとつ。車両前方のレーダーによって先行車との距離を検知し、一定の車間を維持しながら走行できるため、高速道路や自動車専用道路での走行時においてのライダーの負担軽減が期待されます。
また、レーダーと連携したUnified Brake System(UBS)も搭載。これはIMU(慣性計測装置)と連携しながら前後のブレーキを適切に制御するシステムで、急制動時の安定性向上やスムーズな減速を可能にします。
アダプティブクルーズコントロールはもともとクルマに採用される例が多く、バイクではなかなか普及していませんでしたが、近年ではカワサキ「ニンジャH2 SX」やBMW Motorrad「R1250RT」などの大型ツアラーにも採用される例が増えています。
そして、もう一つの注目ポイントとしては「GT+」においてネイキッドモデル「MT-09」「MT-07」でも採用されている自動変速システム「Y-AMT」が搭載されている点でしょう。
同システムを搭載するモデルはクラッチレバーとシフトレバーが存在せず、自動で変速してくれるATモードのほか、左手元のシーソー式シフトレバーでアップ/ダウン操作が可能で、人差し指でレバーを“弾く”ことで指一本での操作も可能。
ツーリング中の疲労感を減らしつつ、スポーティな走行も可能なようにセッティングされています。
なお、2025年モデルの価格は未定ですが、現在ラインナップ中のモデルにおいてはGTが149万6000円、GT+が182万6000円(Y-AMT無し)で、両者の価格差は33万円となりますが、この差額で追加される先進機能の充実度を考えると、トレーサー9 GT+はハイテク装備を求めるライダーにとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。
一方のトレーサー9 GTは、コストパフォーマンスにすぐれたモデルで、価格が抑えられているため、お得に高性能なツーリングバイクを求めるライダーにおススメです。
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