2026年3月5日、ホンダは米国生産のアキュラ「INTEGRA Type S(インテグラ タイプS)」とホンダ「パスポート」を日本市場に導入し、2026年後半より順次発売すると発表した。
なかでも注目は、国内初上陸となるアキュラブランドの動きだ。今回の投入は単発に終わるのか、それともアキュラ本格展開の第一歩となるのか。インテグラ タイプSに続く次なるアキュラ車導入の可能性について考えてみよう。
【画像ギャラリー】伝統の名が「アキュラ」で帰ってくる!日本導入が明らかになったアキュラ「インテグラ Type S」(13枚)
文:立花義人、エムスリープロダクション/写真:ACURA
伝統の名が「アキュラ」で帰ってくる!
「インテグラ」は、かつてホンダが販売していたスポーツカーだ。2007年に4代目(DC5型)をもって生産終了となっていたが、2022年、北米市場にてアキュラブランドのプレミアムコンパクトセダンとして復活を遂げた。
今回、日本導入が正式にアナウンスされたのは、その頂点に君臨するハイパフォーマンス仕様「タイプS」だ。2023年に追加された同モデルは、アキュラ特有の都会的でキレのある上質感と、ストリートを支配する圧倒的なパフォーマンスを高次元で融合させた、まさに「大人のためのハイエンド・スポーツ」と呼ぶにふさわしい仕上がりのモデル。今年2026年の東京オートサロンおよび大阪オートメッセ2026に参考出品されたことで、日本導入の期待が高まっていたが、今回の発表により、実に約19年ぶりとなる国内復活が現実のものとなった。
かつて日本中を熱狂させた伝説の名が、装いも新たに「アキュラ」を冠して凱旋するという出来事に、往年のファンはもちろん、最新のホンダスポーツを渇望する層にとって、これ以上ない朗報となったことだろう。
弩級のスペックと贅を尽くした内装
パワートレインは、最高出力320hp(324ps)、最大トルク310lb-ft(420Nm)を発生する2.0L VTECターボエンジンで、型式はあのシビック タイプR(FL5型)と同じ「K20C」だ。歴代インテグラ史上、もっともパワフルなユニットとなる。
トランスミッションは6速MTのみの設定。軽量フライホイールと精緻なレブマッチコントロールにより、スムーズなシフトチェンジと気持ちのいい吹き上がりを実現している。
ボディサイズは全長4725mm×全幅1900mm×全高1407mmと、シビックタイプR(4595×1890×1405)よりも130mm長く、10mmワイドなスタイリング。プレミアムブランドらしい余裕を持たせた設計となっており、流麗なリフトバックシェイプと、102mmまで絞り込まれた低重心なプロポーションによってワイド&ローを強調している。
圧巻もインテリアだ。シートヒーター付きのスポーツシートに加え、16スピーカーのELS Studio 3Dオーディオ、ヘッドアップディスプレイ(HUD)や、安全運転支援システム「Acura Watch」が標準搭載となる。スパルタンなシビック タイプRに対し、インテグラ タイプSは「GT(グランツーリスモ)」としての贅を尽くした、至高のラウンジ空間を提供してくれるのだ。
現時点で日本での販売価格は明らかとなっていないが、米国市場での販売価格52,900ドル(約840万円)を踏まえると、輸送コストや諸費用を加味した国内価格は1000万円の大台に迫る可能性がある。発売は2026年後半から順次とのことだ。
アキュラ第2弾の刺客は「MDX」か!?
こうなると期待せずにはいられないのが「次」の展開。今回の導入は、米国生産モデルを日本市場へ展開する新たな認定制度を活用したものであり、制度上、車種を限定するものはない。第2、第3のアキュラ軍団が上陸する可能性は極めて高い。
なかでも本命と目されるのが、3列シートのフラッグシップSUV「アキュラMDX」だ。とくに高性能グレード「MDX タイプS」は、3.0L V6ターボにホンダ自慢の「SH-AWD(四輪駆動力自在制御システム)」を組み合わせた、欧州プレミアムSUVを凌駕しかねない実力派。「走りも妥協したくない」というミニバン大国・日本のセレブなファミリー層にとって、これ以上ない選択肢となるはずだ。
◆ ◆ ◆
インテグラ タイプSの導入は、日本市場におけるアキュラ展開の足掛かりとなるはずだ。今後、魅力的な北米専売モデルが順次投入されることになれば、国内のプレミアムカー市場はさらに面白い存在になっていくだろう。はたして、インテグラ タイプSに続く「第2弾」はどのモデルか!?? ホンダの次なる一手に大いに期待したい!!
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みんなのコメント
かつてのインテ乗り、ホンダファン、一般市民は冷ややかな顔。
超高額、デカい図体、左ハンMT。一体誰が買うの?そこを突っ込めよな。