11月4~5日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されるスーパーGT第8戦『MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL』。2023年のシーズン最終戦であり、1996年からトップドライバーとして戦っているTGR TEAM ZENT CERUMOの立川祐路にとっては、このレースがラストランとなる。レースウイークを前にした立川に今の心境を語ってもらった。
スーパーGTで三度のチャンピオンを獲得、優勝回数では歴代2位となる通算19勝を記録し、ポールポジションは通算24回と、歴代最多を誇っている“最速男”のラストランがいよいよやってきた。11月4~5日に開催される第8戦もてぎを前に、立川は家族とともにモビリティリゾートもてぎ入り。11月3日から、取材や打ち合わせなど多忙な時間を過ごしている。
運命の三つ巴決戦。スーパーGT第8戦もてぎのGT500ウイナー&チャンピオンを編集担当スタッフがガチ予想
そんな立川に時間をもらい、最終戦を前にした心境を聞くと「来ちゃいましたね。最終戦」と語った。
「引退発表をしてからまだまだ時間はあるな……と思っていましたが、けっこうあっという間で、気づいたら最後のレースになってしまったなという気分ですね」
土日もセレモニーやトークショーなど分刻みのスケジュールが予定されており、ラストランのレースウイークは慌ただしく過ぎていきそうだが、「とりあえず何が大変だったかって、来るのに渋滞が大変でしたね(笑)」と冗談めかすのは立川らしいところ。この日は3連休の初日で、暖かな陽気にも誘われ高速道路の渋滞が非常に激しかった。
しかしそんな疲れもみせず、「いろいろなトークショーやイベントなどを皆さんに用意してもらっていて大変ではありますが、自分のために皆さんがやってくれていることですし、逆にその忙しさが僕の力になります。その分頑張りたいです」と立川は週末へ向け意気込んだ。
「泣いても笑っても、もう最後のレースです。このスーパーGTの38号車に乗るのも明日、明後日が最後になります。思う存分、走りたいと思います」
今回のレースを前に、愛機ZENT CERUMO GR Supraには『ありがとう 立川祐路』の文字が入れられ、立川を護り続けたアライヘルメットからプレゼントされた、ラストレースのスペシャルカラーのヘルメットも用意されるなど、舞台は整えられている。
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