「ファースト顔負けの横幅」が787でも
ANA(全日空)が国際線仕様機に導入される新たなビジネスクラスを披露しました。名称は「THE Room FX」で、2019年にデビューし、その広さから「ファーストクラス顔負け」と好評を博してきたANAビジネスクラス「THE Room」の快適性を、サイズが小さい別の型式でも味わえるように作られています。この2つのビジネスクラスは、どのような差があるのでしょうか。
【写真】これがANA「新・ファースト顔負けのビジネスクラス」驚愕の全貌です
「The Room」は、同社の2025年現在の国際線旗艦機ともいえるボーイング777-300ERに搭載されている新型ビジネスクラスで、前向きと後ろ向きの座席を交互に配置することで1席あたりの占有面積を向上させることに成功し、背もたれが一般的なビジネスクラス2席分はあろうかという横幅があることが特徴です。
「THE Room FX」はそのコンセプトを踏襲しつつ、777-300ER(5.87m)より40cmほど客室の横幅が狭い787(5.49m)でも、そうした顧客体験ができるように、7年以上の歳月をかけて設計が行われたとのこと。
「FX」は「Future Experience」の略称で、同社は「(777ほど客室面積がない)787でも、大型機並みの空間体験を可能にし、世界トップクラスの居住性を実現した」としています。なお、「THE Room FX」座席の前後幅は約194cm、そして横幅は最大で105cmです。
「豪華すぎるビジネスクラス」どうやって機内に入れたの?
「THE Room FX」では、「The Room」に匹敵するような空間の広さを確保すべく、個室ドアや背もたれ、座席間のディバイダー(仕切り板)の薄型化などに成功しています。
ほかにも、背もたれに曲線ラインを採用したシートを配列し空間を再構築したことで、従来比で1.4倍の大きさとなった機内モニターなどを搭載するなど装備品を強化しているにも関わらず、重量も先代の787ビジネスクラスと同水準にまで抑えられたといいます。
さらに、「The Room FX」では同社のビジネスクラスでは初となるタイプC・USBポートの設置や、ワイヤレス充電設備への対応など、「The Room」にはなかった新機能も実装されています。
また、「The Room FX」では、あらかじめ背もたれをリクライニングさせた「プリリクライニング方式」という座席スタイルが採用されました。いわゆる「ソファ」スタイルがデフォルトとなっています。背もたれは非可動ではあるものの、レッグレストを水平にすることでソファからベッドになる方式が採用されています。しかしながら、2m近い前後幅のスペック値が打ち出されている通り、フルフラットにしても男性成人が横になってもあまりあるスペースが確保されています。
「The Room FX」が搭載された787-9国際線仕様機の就航は2026年度が予定されています。なお、この新仕様が搭載される787-9には、全クラスで座席が刷新されます。なお、ビジネスクラス以外にも、シートピッチ(座席の前後間隔)が「グローバルスタンダードでもトップクラス」(ANA)であることを特徴のある新たなプレミアムエコノミークラス、ならびに「世界トップクラスのピッチ(座席の前後間隔)とリクライニング量」と同社がアピールする新たなエコノミークラスも実装される予定です。(松 稔生(航空ライター))
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