マクラーレンのランド・ノリスは、チームメイトであるオスカー・ピアストリとの2025年のF1タイトル争いは、ミスの少なさで決まると語った。
今シーズンのF1はここまで、マクラーレンが席巻。同チームのふたり、ノリスとピアストリのふたりが、タイトル争いを繰り広げることになるだろうという見方が一般的だ。ただキャリアの長いはずのノリスは、現時点ではピアストリに対して劣勢に立たされている。それは、ミスが相次いでいることも大きい。
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ノリスが2025年シーズに犯したミスをまとめてみよう。バーレーンGPではスタート位置を逸脱し、3番手に這い上がるまでにライバルをオーバーテイクしていくことに手間取った。またサウジアラビアGPの予選ではクラッシュもあった。またマイアミGPとエミリア・ロマーニャGPの予選Q3でアタックをまとめ上げることができず、スペインGPでも「小さなミス」の連続でポールポジションをピアストリに譲った。
前回のカナダGPでもノリスは、予選で十分なパフォーマンスを残すことができなかった。決勝ではピアストリを上回るスピードを見せて追い上げたものの、2台は接触。結果的にノリスはリタイアを選ばざるを得なかった。これによりノリスは少なくとも10ポイントを失い、ドライバーズランキング首位ピアストリとの差は22ポイントに広がった。
しかしノリスが度々ミスを犯す中、ピアストリは既に4回のポールポジションと5回のレース勝利を手にしている。
もちろん、ピアストリが常に完璧な走りを見せてきたわけではない。雨の開幕戦オーストラリアGP決勝では、ノリスに続いてコースオフを喫し、2位獲得のチャンスを失った。また日本GP、マイアミGP、モナコGPではポールポジションのチャンスを逃した。
純粋なパフォーマンスでは、ノリスとピアストリのふたりは互角の戦いを続けている。しかしノリスは、ミスの数とレース週末を完璧に送る実行力によってタイトルが決まると考えている。そしてその点で言えばノリスは劣勢だ。
「見ての通り、僕はミスが多く、後れを取っている。それは明らかだと思う」
ピアストリから22ポイントビハインドで迎えるオーストリアGPを前にノリスはそう認めた。
「僕らはとても接近していると思う。今シーズンは、オスカーの方が僕よりも少し余裕がある。それが現実だから、僕はこれまで以上に改善し、ステップアップしていかなければならなかった。今年はマシンに苦労したり、困難なことがあったりしたからね」
「でも与えられたマシンを走らせることが僕の仕事でもある。厳しかったし、オスカーは良い仕事をしている。これだけ接近しているというのはエキサイティングだし、チームにとっても良いことだ。他のチームにはあまりない新たなステージに踏み出せたと思うからね。でも現時点では、そういう状況だと思う」
ノリスはカナダGP終了後、ピアストリとの接触に関してチーム代表のアンドレア・ステラなど首脳陣らとどのような会話を交わしたのか、詳細を明かさなかった。しかし接触によって、チームはまた1段階強固なモノとなったとノリスは感じているようだ。
「僕は全てを理解して、それをチームに説明した。その(クラッシュの)直後から、自分の判断ミスであることは明らかだったし、その責任は自分で負った」
そうノリスは言う。
「もちろん、最も楽しい会話ではなかったが、必要な会話であることは明らかだった。僕らは“ルールその1(同士討ちはご法度)”を理解していたし、これからもそれは変わらない」
「オスカーと僕が互いに向ける誠実さの中にある信頼。他の多くのチームが過去に経験したような顛末を避けたいから、それを保ち続けることが重要だ。互いにフェアで、ハードで、限界ギリギリのレースがしたいし、前回のようなことは繰り返したくない」
「多くのことが、週末を迎える前よりも強くなっている。予想外かもしれないが、良い結果だと思う」
ノリスは、気持ちの面で同士討ちを乗り越えるのに「少し時間がかかった」と認めたが、既に立ち直ったと主張した。
「チームは僕にとっての全てだ。一緒に成長してきた仲間たち、F1でより多くのチャンスを与えてくれた人たちだ」とノリスは言う。
「だから、タフな2日間だったけど、そのような瞬間に対処して、アンドレアや周りのチーム、ザク(ブラウン/マクラーレンCEO)に話して、できるだけ早く動こうとするのは、非常に重要だ」
「過去もそうだったように、今週末も同じように臨むつもりだ」
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みんなのコメント
フロントサスのアップデイトでノリスも乗れるようになった結果のPPだったりカナダのやらかしでむしろノリスが吹っ切れたのなら今後チャンピオン争いが面白くなるかも。
でもノリス、スタートがね…