メルセデス・ベンツ「Vクラス」の後継モデル「ビジョンV」のワールドプレミアが、中国・上海モーターショー2025(4月23日~5月2日)で行われた。拡張性に富むモジュール式の新開発VAN.EA(バン・エレクトリック・アーキテクチャ)の導入で、実用性とラグジュアリー性を高次元に高められたMPV「Vビジョン」の正式デビューは2026年となる。
先進のテクノロジーとクラフトマンシップがふんだんに取り入れられた後席
VIPシャトルの形容がよく似合う、メルセデス・ベンツのハイエンドMPV「Vクラス」の後継モデル「ビジョンV」が、中国・上海モーターショー2025(4月23日~5月2日)で世界に向け初お披露目が行われた。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
「ビジョンV」の最大の特長は、拡張性に富むモジュール式の新開発VAN.EA(バン・エレクトリック・アーキテクチャ)の採用だ。これにより、ハイエンドMPVの概念をさらに高め、プライベートラウンジとしての新たな立ち位置を確立している。
さっそく、右側の自動開閉する大型のスライドドアを開け「Vビジョン」の後席に乗り込んでみよう。照明付きの格納式ランニングボードのアシストで、後席への乗り込みはいたって快適だ。運転席との仕切りは、必要に応じて透明から不透明に部分的またはすべてに渡って変化するスクリーンが使用される。
シートは、アンビエントライトをまとった未来志向の独創的なチューブラークッションが採用される。電動調整式で、フラットポジションまでリクライニングすることができる。まさにリビングルームそのものと言ってもいいようだ。
クリスタルホワイトのナッパレザーやホワイトシルクと木目を活かした塗装とで織りなすインテリアデザインの豪華さにも圧倒される。サイドウォールには、スピーカーとともにポリッシュ仕上げのアルミで縁取られたディスプレイキャビネットが組み込まれ、ふたつの独立したシートの間にあるセンターコンソールもディスプレイキャビネットとして利用できる。
インフォテインメントシステムを操作するタッチパッドと、折りたたみ式のテーブルをも備える。しかも、テーブルを広げるとゴージャスなチェス盤が現れる。伝統的なクラフトマンシップへのオマージュだそうだ。センターコンソールが、それぞれのシートポジションに合わせて自動的に調整されることも忘れてはいけない。
後席に負けず劣らずデジタルワールドに彩られたコックピット
没入型のインフォテインメントシステムも後席のリッチ感を後押しする。床下に備えられた65インチの格納式4Kシネマスクリーン(分割画面機能付)は、まるで魔法のように滑り出てきて展開し、映像やゲームなどを楽しむことができる。
加えてサイドウインドウもスクリーン化するので、映像とサウンドに包み込まれる感覚を味わうことができる。ちなみに、スピーカーは42個設置されている。そしてこれらにより、映像や音楽(含カラオケ)、ゲーム、Eコマース、ナビゲーションなどの機能が乗員のドライブを満ち足りたものとしてくれるのだ。
コックピットも覗いてみてみよう。こちらも後席に負けず劣らずのデジタルワールドだ。3つのスクリーンを備えたスーパースクリーンは、左右ピラーまで広がり、ユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンスは、個々の好みに合わせてカスタマイズすることができる。
アシスタンスシステムと連携するサラウンドナビゲーションも圧巻だ。スーパースクリーンに、車両周囲の状況を地図上にリアルタイムで表示してくれるため、安心・安全の走行をアシストしてくれるのだ。
エクステリアを際立たせるイルミネーションバーが織りなす光の世界
最後にエクステリアに目を向けよう。オーバーハングとフロントエンドは際立って短く、サイドは特に細いウエストラインが描かれる。エアロダイナミックスを意識してのことという。滑らかに丸みを帯びたリアへと流れ込む、力強く伸びやかなルーフラインも同様だ。
フロントには、約200個の照明に包まれたクローム仕上げのラジエターグリルを装備。そこには水平に3つの照明付きイルミネーションルーバーが配される。さらに、ボンネット下の大きく開いたボディギャップには、さらに約190個の照明付きルーバーも置かれる。
そしてそのルーバー達は、乗員が「ビジョンV」に近づくと、ダイナミックなライトショーで迎えてくれるのだ。なんともゴージャスな仕掛けではないだろうか。
光の演出はこれにとどまらない。24インチホイールにもイルミネーションルーバーが装備され、大型リアウィンドーには450個を超える照明による立体的なイルミネーションルーバーで縁取られる。これらはテールランプとブレーキランプの役目を果たすというが、なんとも贅沢な仕様だ。
「Vクラス」の次期モデルである「ビジョンV」は2026年に正式発表される運びという。未来感あふれるハイエンドMPVの詳細に触れるのは、今しばらく待たなければならない。
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