UNIZONE第2戦、今度はオンライン対戦……武藤＆小出の名古屋OJAが圧倒的強さ

　UNIZONEの第2ラウンドが4月29日に行なわれ、名古屋OJAが大量52ポイントを獲得し、同ラウンド首位となった。これで、開幕戦に続き”2連勝”という形になった。

　UNIZONEは開幕戦こそ全チームと全ドライバーが一箇所に集まり、オフライン大会として開催された。しかしこの第2ラウンドからは、各チームをオンラインで繋ぎ、それぞれの本拠地から参戦する「ホーム＆ホーム」形式を採った。名古屋OJAや遠州ハママツモータースなどは入場料を取って観戦客を招き入れる、しっかりとしたイベントとして開催した。

　なお予選とスプリントレース1はGT3車両、スプリントレース2とセミ耐久レースはスーパーフォーミュラSF23を使って争われた。使用ソフトはIRacingである。

　そんな第2戦だが、名古屋OJAの強さは開幕戦と変わらなかった。開幕戦では行なわれた全てのレースで勝利を収めた名古屋OJAだったが、今回の第2ラウンドでも、全てのレースでトップチェッカー。スーパーフォーミュラSF23で争われたスプリントレース2は、小出峻にタイム加算ペナルティが科されたため全勝とはいかなかったが、それでも無類の強さを見せた。

「僕はこのiRacingのGT3レースで選手生命を繋いでいる状況なので、そこは負けられないというつもりで、毎日頑張っています」

　ドライバーズランキングでもここまで44ポイントを獲得、2番手でチームメイトの小出に12ポイントと圧倒的な首位に立っている名古屋OJAの武藤壮太は、イベント後にそう語った。

「セッティングと走り方で、他のチームに差をつけることが出来ていると思います」

　この名古屋OJAは、この第2ラウンドで合計52ポイントを獲得。開幕戦との合計で106ポイント獲得となり、チームランキングでは圧倒的な首位に立っている。

　この第2ラウンドで2位に入ったのは遠州ハママツモータースであった。同チームは地元浜松のビアレストランでイベントを実施。約80人の観客が集まり、チームのアンバサダーである脇阪寿一も見守る中、好結果を手にした。

　この他、群馬ダイヤモンドペガサスが3位、東京ヴェルディレーシングが4位だった。

　Saishunkan Sol 熊本は速さは見せつつも、セミ耐久レースの際にピットレーン速度違反を犯してしまいペナルティを受けたり、他車との接触もあったりしたことで、今回は最下位の5位となった。しかし開幕戦で2位を獲得していたこともあり、チームランキングでは43ポイントで2番手を維持している。ただランキング3番手の遠州ハママツモータースとは1ポイント差である。