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IMSA、2026年ウェザーテック選手権の暫定エントリーリストを発表。フル参戦は45台以上に

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IMSA、2026年ウェザーテック選手権の暫定エントリーリストを発表。フル参戦は45台以上に

 ウェザーテック・スポーツカー選手権の運営組織であるIMSAは、同シリーズの2026年エントリーリストを10月9日に発表した。


■デイトナ24時間は来季も60台オーバーか

テメラリオGT3、初の耐久テストは11月後半に。24時間レースの初陣はニュル以外が濃厚

 フルシーズンエントリーは45台。デイトナ、セブリング、ワトキンス・グレン、ロード・アメリカ、プチ・ル・マン(ロード・アトランタ)の計5戦で構成される“ミシュラン・エンデュランス・カップ”には、さらに9台の追加エントリーが予定されている。

 木曜日にミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで行われた『ステート・オブ・ザ・スポーツ』の演説で発表されたこのエントリーリストは、GTDプロクラスとGTDクラスの複数のチームがGT3ブランドとの契約が最終調整中のため、メーカーの指定がない状態となっている。

 また、今後確定に近づいていくエントリーの中には、シーズンの開幕戦となる『デイトナ24時間レース』に向け、スポット参戦するチームも加わる見込みだ。IMSAの声明によると、来年1月に行われるデイトナはふたたび60台を超えるエントリーが見込まれているという。

 11台のGTPフィールドに最大の変更点は、BMWのファクトリー・プログラムにおけるサービスプロバイダー変更だ。2台のBMW MハイブリッドV8はBMW MチームRLLに代わり、WEC世界耐久選手権でも同マシンを走らせているBMW MチームWRTが運営する。

 ポルシェ963を走らせるカスタマーチームであり、エンデュランス・カップのラスト2戦を欠場しているプロトン・コンペティションは、現在リストに載っていない。

 LMP2クラスは12台の参戦を見込む。このうちロード・アメリカでデビューを果たしたチーム・トニスは、オレカ07・ギブソンでフル参戦する予定だ。彼らは、すでに参戦計画を発表しているインタースポーツ・レーシングと、ブライアン・ハータ・オートスポーツ・ウィズ・PR1/マティアセンとともにユナイテッド・オートスポーツなどの常連チームに加わっている。

 一方、AFコルセとライリーは、2026年にLMP2クラスへ復帰する計画はないという。

 GTDプロのフルシーズン参戦台数は10台から8台に減少。今季のタイトル争いに絡んでいるドラゴンスピードがGTDクラスに移動し、ポール・ミラー・レーシングは2台から1台へと参戦体制を縮小する。なお、後者のGT3ブランドはまだ確認されていない。

 リシ・コンペティツィオーネは来年、独自のバナーの下でエンデュランス・カップに復帰する予定だ。また、GTDからGTDプロクラスにステップアップを果たすトリアルシ・コンペティツィオーネと75エクスプレス、さらにマンタイ・レーシングもエンデュランス・カップのみの参戦となっている。

 水曜日に発表されたとおり、ライリーはフォード・マスタングGT3でGTDグリッドに復帰し、ファン・デル・ステュール・レーシングは耐久レース限定のプログラムからフルシーズン・プログラムにステップアップする。

 注目すべき不参加チームには、フォルテ・レーシングと、長年エンデュランス・カップに参戦してきたチェティラー・レーシングが含まれる。

 Sportscar365は、チームRLLやランダム・バンダルス・レーシングなど、IMSAからの確認を待ってフルシーズン参戦が認められる可能性があると理解している。

「2026年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権シーズンに向けて、マシンとチームの質と量が改めて証明されている」と語るのは、IMSAのジョン・ドゥーナン代表。

「GTP、LMP2、GTDプロ、GTDの各クラスは、いずれも高いレベルの参戦実績を誇る。チームには、どこでレースをするかという選択肢があることを承知している。そのうえで、ファンの皆さまに最高のスポーツカーレースを提供するために、彼らがIMSAでの活動を継続してくれることに感謝している」


■2026年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 暫定エントリーリスト(10月9日版)



No.
Team
GTP
フルシーズン11台
6
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ
7
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ
10
キャデラック・ウェイン・テイラー・レーシング
23
アストンマーティン・ハート・オブ・レーシング・チーム
24
BMW MチームWRT
25
BMW MチームWRT
31
アクション・エクスプレス・レーシング
40
キャデラック・ウェイン・テイラー・レーシング
60
アキュラ・メイヤー・シャンク・レーシング
85
JDCミラー・モータースポーツ
93
アキュラ・メイヤー・シャンク・レーシング
LMP2
フルシーズン12台
2
ユナイテッド・オートスポーツ
4
クラウドストライク・レーシング・バイ・APR
8
タワー・モータースポーツ
11
TDSレーシング
18
Eraモータースポーツ
22
ユナイテッド・オートスポーツ
37
インタースポーツ・レーシング
43
インターユーロポル・コンペティション
52
ブライアン・ハータ・オートスポーツ・ウィズ・PR1/マティアセン
61
チーム・トニス
73
プラット・ミラー・モータースポーツ
99
AOレーシング
GTDプロ
フルシーズン8台+エンデュランス・カップ4台
1
プラット・ミラー・モータースポーツ
3
シボレー・レーシング・バイ・プラット・ミラー・モータースポーツ
4
シボレー・レーシング・バイ・プラット・ミラー・モータースポーツ
9
パフ・モータースポーツ
14
バッサー・サリバン・レーシング
33
トリアルシ・コンペティツィオーネ ※IMEC
62
リシ・コンペティツィオーネ ※IMEC
64
フォード・マルチマチック・モータースポーツ
65
フォード・マルチマチック・モータースポーツ
75
75エクスプレス ※IMEC
77
AOレーシング
911
マンタイ・レーシング ※IMEC
GTD
フルシーズン14台+エンデュランス・カップ5台
12
バッサー・サリバン・レーシング
13
13モータースポーツ
16
ライリー
19
ファン・デル・ストゥール・レーシング
21
AFコルセ ※IMEC
23
トリアルシ・コンペティツィオーネ ※IMEC
27
ハート・オブ・レーシング・チーム
34
コンクエスト・レーシング
36
DXDTレーシング
45
ウェイン・テイラー・レーシング
57
ウインワード・レーシング
66
グラディエント・レーシング
70
インセプション・レーシング
80
ローン・スター・レーシング ※IMEC
81
ドラゴンスピード
83
RS1 ※IMEC
96
ターナー・モータースポーツ
120
ライト・モータースポーツ
912
マンタイ・レーシング ※IMEC


※IMEC:IMSAミシュラン・エンデュランス・カップのみエントリー

[オートスポーツweb 2025年10月11日]

文:AUTOSPORT web
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