オーストリアのレッドブルリンクで開催されたF1の2023年シーズン第10戦オーストリアGP。日曜日に行なわれた決勝レースでは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンを成し遂げ、今季7勝目を挙げた。
F1スプリントが開催されたグランプリ2日目は雨混じりの天候となったものの、決勝日となる3日目は晴れ。気温22度、路面温度32度という温かいコンディションの中、決戦の時刻を迎えた。
■ストレート途中でパワー半減? 電動化進む次世代F1パワーユニットが抱える“不安要素”。チームは分析の強化をFIAに要求
ほとんどのドライバーがスタートタイヤにミディアムタイヤを選択。7番手のフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)などハードタイヤを履くドライバーもいた。なお、アルファタウリのニック・デ・フリーズとハースのケビン・マグヌッセンが、ピットレーンスタートを選んだ。
18台がグリッドに並び、5つ灯ったシグナルがブラックアウト! 71周の決勝レースの幕が明けると、ポールスタートのフェルスタッペンを先頭にシャルル・ルクレール、カルロス・サインツJr.(共にフェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)と続き、上位勢はクリーンなスタートとなった。
しかし後方の角田裕毅(アルファタウリ)とエステバン・オコン(アルピーヌ)が接触したことでターン1にパーツが飛散。1周目からセーフティカー出動が宣言された。
角田は接触によりフロントウイングの左翼端板を失いながらも、オープニングラップのターン3でセルジオ・ペレス(レッドブル)をアウトから交わす走りを見せたものの、ターン4で止まりきれずにコースオフ……ピットでフロントウイングを交換しつつ、ハードタイヤへ履き替えた。
レースは4周目から再開。首位フェルスタッペンは数珠繫ぎの集団から頭ひとつ抜け出し、DRSが使用可能となった6周目には2番手ルクレールに1秒以上のギャップを築いた。そのルクレールにはチームメイトのサインツJr.が迫ったものの、チームからはポジションを維持するよう指示が飛んだ。
上位を走っていたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は早めのピットストップを実施したものの、13周目にマシントラブルが発生。ヒュルケンベルグがターン3のアウト側にパワーを失ったマシンを止めたことで、バーチャル・セーフティカー(VSC)が宣言された。
これを見て14周目に4番手のハミルトンや5番手のランド・ノリス(マクラーレン)らがピットに飛び込み、ハードタイヤへ交換した。
レッドブル勢がステイアウトを選択した一方で、フェラーリ勢やアストンマーチン勢は翌周にダブルストップを敢行。しかしフェラーリはピットストップに手間取ったことで、サインツJr.は6番手まで後退することとなった。
ステイアウトを選択していたフェルスタッペンは2番手ルクレールに13秒のマージンを持って24周目の終わりにピットイン。3番手でコースに復帰すると、26周目のターン2立ち上がりで2番手まで順位を上げていたサインツJr.を交わした。
タイヤのデグラデーション(性能劣化)はチームの想像以上に大きく、首位ルクレールのペースが低下。34周目には9周若いタイヤを履くフェルスタッペンがDRS圏内に迫り、翌周のターン3で首位陥落となった。
レース折返しを過ぎたところでは、フェルスタッペン、ルクレール、サインツJr.、ノリス、ハミルトンというトップ5だった。
40周を過ぎたところから、VSC中に1回目のタイヤ交換を行なっていたドライバーの多くが2度目のピットイン。ここではミディアムタイヤかハードタイヤで選択が分かれた。
フェルスタッペンは大きなマージンを持って49周目の終わりにピットイン。首位のままコースへ戻ることができた。
ペレスはその翌周に2度目のピットストップを実施。3番手争いを展開するサインツJr.とノリスから4秒後方の5番手でコースに復帰した。
56周目にノリスを交わしたペレスがターン2~3でサインツJr.に襲いかかるも、サインツJr.は複数周にわたってペレスを抑え込む。しかしサインツJr.は力及ばず、61周目のターン5でペレスに3番手の座を明け渡した。ただペレスはサインツJr.の攻略に手間取ったことで、ルクレールとの差が大きく開いてしまった。
2番手ルクレールに24秒近いギャップを築いたフェルスタッペンは69周目の終わりにピットイン。ソフトタイヤを履いてファイナルラップへ入ると、1分7秒012というファステストラップを記録して、トップチェッカーを受けた。
フェルスタッペンは5連勝という形で今季7勝目。F1キャリアでは通算42勝目となり、勝利数でアイルトン・セナの41勝を抜いて歴代単独5番手に立った。
2位にはルクレール。苦戦を強いられてきたが、ようやく今季2回目の表彰台を獲得した。3位にはペレスが入り、レッドブルがダブル表彰台獲得となった。
4位にはサインツJr.。5位にはアップデートが功を奏したノリスが入り、アロンソ、ハミルトン、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、ランス・ストロール(アストンマーチン)のトップ10がポイントを獲得した。
アルファタウリはデ・フリーズが15位。角田が18位となった。
レースではトラックリミット違反によるタイム加算ペナルティが相次ぎ、ハミルトン、角田(計2回)、サインツJr.、オコン、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)、ガスリー、マグヌッセンらがその対象となった。
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