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マツダCX-5が大幅改良。アウトドア派にもスポーティ指向にも応える特別仕様車を追加

掲載 更新 12
マツダCX-5が大幅改良。アウトドア派にもスポーティ指向にも応える特別仕様車を追加

マツダは2021年11月8日、ミドルクラスSUV「CX-5」をマイナーチェンジし、全国のマツダ販売店で予約受け付けを開始した。発売は12月上旬を予定している。価格は267万8500~407万5500円。
 

「CX-5」はグローバル販売台数の約3分の1を占めるマツダの基幹モデル。現行の2代目は2016年12月に発表し、翌年2月の登場以来もうすぐ5年となるのを前に、最新の魂動デザインを取り入れたエクステリアデザインを採用したほか、ダイナミクス性能の進化や利便性、安全性の向上などを実施した。
 
今回の大幅改良の背景には、活況なSUV市場において、よりタフなイメージを強調したモデルが次々と登場していることも影響している。デザイン面では実質1つの仕様しかなかったCX-5の存在感が薄れてきたことも事実。そこで、多様化するニーズに応えるべく2種類の特別仕様車を追加してさらなる商品力の向上を図った。
 
アウトドアライフを楽しむ人への親和性を高めた「フィールドジャーニー(Field Journey)」とスポーティさを強調する「スポーツアピアランス(Sports Appearance)」を新たに追加し、上質感なしつらえで特別感を高めたことで好評の「エクスクルーシブモード(Exclusive Mode)」と合わせた、テイストの違う3つの特別仕様車を軸にグレードを展開。
 
いわゆるカタログモデルとなる標準グレードは「プロアクティブ」と「Lパッケージ」の2グレードに集約され、特別仕様車「スマートエディション」、「ブラックトーンエディション」が継続設定している。
 
パワートレーンは、2.2Lディーゼルターボ(6速ATもしくは6速MT)と、2.5LガソリンNA〈自然吸気〉(6速AT)、2LガソリンNA(6速AT)を設定し、いずれも駆動方式に一部グレードを除きFFもしくは4WDが選べる。2.5Lガソリンターボは廃止された。
 

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最新の魂動デザインを取り入れ、さらなるタフさを強調
 
デザイン面ではフロントフェイスの意匠を一新。フロントバンパーはマツダ3からの「魂動デザイン」フェーズ2に共通する、キャラクターラインの使用を最小化しながら外光の反射によるリフレクション効果により造形や質感を強調するデザインを採用。
 
マツダ車のキーデザインとなっているシグネチャーウイングは、これまでの線ではなく面で見せる表現に変更。強固なフレームのようなタフなイメージに仕立てられている。グリル部は「モダン・テック・メカニカル」をキーワードに、奥行き感のある立体的なピースが浮いているように見える特徴的なメッシュ形状を採用する。
 
ヘッドライトは外形デザインを変更したほか、横長楕円形状のLEDシグネチャーを新たに採用。アグレッシブな雰囲気を持たせながらワイド感を強調するデザインとしている。
 
リヤコンビランプもこれに呼応し、眼光の鋭さや安定感のある意匠としている。また、リヤバンパーは、タイヤへ向かう台形の動きを取り入れることでふんばり感のあるスタンスを表現した。
 
前後の意匠変更に加えホイールデザインも刷新。最新の魂動デザイン表現へアップデートされた。
 
運動性能や快適性を向上
 
ダイナミクス性能の進化では、マツダ3から採用する車両構造技術「スカイアクティブ アーキテクチャー」の考え方を取り入れ、長時間運転しても疲労感の少ない運動性能を目指したほか、快適性や静粛性も向上させた。
 
また、走行シーンに応じて、スイッチ操作ひとつで任意に走行モードが切り替えられる「Mi-DRIVE(ミードライブ・MAZDA INTELLIGENT DRIVE SELECT)」を新採用。従来のドライブセレクションにあった「ノーマル」と「スポーツ」に加え、「オフロード」モードを一部機種に設定した。
 
SUVとしての使い勝手を高めた
 
このほか、SUVとしての使い勝手を高めるため、荷室をフラットにできるラゲッジボードを新設したほか、「フィールドジャーニー」では防水加工が施されるなど、積載性や使い勝手を向上。ハンズフリー機能付きパワーリフトゲートを新設定しアウトドアシーンや日常使いでの利便性を高めている。
 
安全性能も最新仕様に
 
安全面では、アダプティブLEDヘッドライト(ALH)のグレアフリー(防眩)ハイビームLEDを20セグメントに細分化(従来型は12セグメント)して夜間の視認性を高めたほか、クルージング&トラフィックサポート(CTS)を採用するなど安全性能を進化させている。
 

アウトドアシーンに似合う「フィールドジャーニー」
 
特別仕様車「フィールドジャーニー」は、オーナーの冒険心をかき立てる最新のアウトドアスポーツギアを思わせるデザインと実用性を重視した仕様。
 
ベース車は20SプロアクティブもしくはXDプロアクティブで4WDのみに設定。変速機は6速AT。
 
エクステリアは、アンダーガード風前後バンパーロアやドアガーニッシュや、ブラック塗装のドアミラーカバーを採用。ダークメタル塗装の17インチアルミホイールにはハイトのある225/65R17サイズのオールシーズンタイヤを装着することで、アウトドアシーンにもマッチするタフな印象を与える。
 
フロントグリルには視認性の高いライムグリーンのアクセントを配しアクティブな印象を高めている。
 
インテリアは、フロントグリルのアクセントと同じライムグリーンの加飾をエアコンルーバーやシートステッチに採用。スウェード調シートにはエンボス加工が施され、滑りにくくする機能性とともにSUVらしいタフなイメージを付与。
 
走行性能面では、「Mi-DRIVE」にディーゼルターボ車がオフロードモード、ガソリン車にはスポーツモード/オフロードモードを専用設定。トラクション性能やGVC、急斜面での登坂発進時のアイドリング制御、悪路走行時のAT制御(ガソリン車のみ)をオフロード走行に最適化する。
 
また、荷室のフロアボードは片面に防水加工を施したリバーシブルラゲッジボードの採用するほか、サブトランクボックスも防水加工となる。ぬれたり汚れたりした荷物を気がねなく積み込める。
 
この「フィールドジャーニー」にマッチしたボディカラー「ジルコンサンドメタリック」も新設定。マツダがエンジンブロックなどの鋳造に用いる砂型から着想を得て開発したもので、
「ジルコンサンド」とは、酸化ジルコニウムとシリカの化合物。圧縮成形した砂型に光が当たった箇所の滑らかな立体感や陰部分の塊感などの面質を表現しつつ、“自然の中での調和”や“耐久性”を感じさせる色調に仕立てたという。
 

スポーティな装いに磨きをかけた「スポーツアピアランス」
 
ひと目見ただけで、ユーザーの情熱や挑戦心を奮い立たせることを目指したスポーティな仕立ての特別仕様車「スポーツアピアランス」。
 
ベース車は25S LパッケージとXD Lパッケージで、FFもしくは4WDを設定。変速機は6速AT。
 
上質かつ控えめながら精悍な印象の黒基調にまとめており、情熱的かつスポーツマインドを刺激する赤のアクセントを効かせたデザインに仕立てている。
 
エクステリアはフロントグリルやシグネチャーウイング、バンパー下部、ホイールアーチ、ドア下ガーニッシュ、ドアミラーをグロスブラックで引き締め、専用ブラックメタリック塗装の19インチアルミホイールには225/55R19サイズのタイヤを装着する。
 
また、グリル部のアクセントには初代ロードスターのボディカラーでもあったクラシックレッドをあしらい、マツダの「走る歓び」というDNAが感じられるものとしている。
 
インテリアはブラックレザーシートやステアリング、シフトまわり、ドアトリムに赤ステッチがあしらわれ、走りの気分を盛り上げる。
  

好評の「エクスクルーシブモード」はさらに上質感を高めた
 
都市型SUVとしてのCX-5の魅力を高めるべく、上質感豊かに仕立てた特別仕様車が「エクスクルーシブモード」だ。この特別仕様車はCX-5の販売比率のうち約3割を占めるほどの好調ぶりを見せているという。
 
今回の改良では、魂動デザインによる造形の美しさの追求や、素材にこだわりながら精緻に造り込むことでさらなる特別感を与えている。
 
ベース車は25S Lパッケージ(6速AT)とXD Lパッケージ(6速ATと6速MT)で、FFもしくは4WDを設定。

エクステリアでは前後のバンパーロア部やホイールアーチ、ドアガーニッシュをボディ同色とすることで艶とリフレクションによる造形の美しさを際立たせている。
 
19インチのアルミホイールには高輝度塗装を施すことで、金属の質感を際立たせている。
 
インテリアは、前後シートに肌触りがよく滑らかな触感のナッパレザーを採用。インストルメントパネルの中央部や前後ドアのデコレーションパネルには本杢を継続採用するなど、本物の持つ豊かな質感を楽しめる仕立てとしている。
 
 
〈文=ドライバーWeb編集部 写真=佐藤正巳〉

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みんなのコメント

12件
  • 都会派SUVとしては似合うけど
    アウトドア車って感じ
    全くありませんよね。
  • ガソリンターボ選ぶ人少なかったんだね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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