現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > メルセデス・ベンツのラージ級SUV、新型「GLS」が上陸開始!

ここから本文です

メルセデス・ベンツのラージ級SUV、新型「GLS」が上陸開始!

掲載 更新
メルセデス・ベンツのラージ級SUV、新型「GLS」が上陸開始!

エンジンは3Lディーゼルと4Lガソリンの2機種を設定

3月23日、メルセデス・ベンツ日本はフルモデルチェンジを受けた新型「メルセデス・ベンツGLS」を発売した。消費税込みの車両本体価格は、3Lディーゼル仕様の「GLS 400d 4マチック」が12,630,000円。4Lガソリン仕様の「GLS 580 4マチック・スポーツ」が16,690,000円だ。

【スクープ】デビューは最速で年末? 次期「メルセデス・ベンツCクラス」の開発が終盤に!

「GLS」は、メルセデス・ベンツのSUVを表す「GL」に車格を示す「S」を添えた名前のとおり、大人7名がゆったり乗車できるゆとりあるサイズのボディに、オン/オフロードを問わない優れた走行性能を獲得。上質で高いプレステージ性を持つメルセデス・ベンツの最上級SUVとして位置付けられている。

新型は2006年に登場した「GL」から数えて3代目。ボディサイズは全長5207×全幅1956×全高1823(GLS 580 4マチック・スポーツは5213×2030×1823)mmで、ホイールベースは3135mm。

従来型よりホイールベースが60mmプラスされたことで、居住性や積載性はさらに高められた。2列目シートは電動シートバックによる前後スライド機構が採用され、最後部にセットした場合はレッグルームが87mm拡大。40対20対40の3分割可倒式バックレストや左右ヘッドレストの高さは電動調整式となっている。

ふたり乗り仕様となる3列目シートにも分割可倒機構が備わるが、身長194cmの乗員も許容する本格的なもので、フレキシブルなシートアレンジが可能なほか、専用のUSB充電ポートを備えている。

荷室容量は3列目までを使用した場合は470Lを確保。2列目と3列目のシートバックをすべて倒した最大時は2400Lにまで広げることが可能だ。加えて、トランクスルーで積み込める横幅が72mm拡大されたことで、長尺物がより簡単に積載できるようになったのも新型の特色だ。なお、荷室フロアはスイッチ操作で約50mm下げることができるので、スムーズに荷物が積み下ろせる。

日本市場には、ディーゼル仕様とガソリン仕様がそれぞれ1機種導入される。ディーゼルの「GLS 400d 4マチック」には、330ps/700Nmを発揮する3L直列6気筒ターボの「OM656」ユニットを搭載。一方、ガソリン仕様の「GLS 580 4マチック・スポーツ」には、489ps/700Nmを発する4L V型8気筒ツインターボ「M176」ユニットに、48V電装システムや「ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」を組み合わせるマイルドハイブリッドとなる。トランスミッションはいずれも9速ATだ。

新型には、「ADS PLUS(アダプティブ・ダンピング・システム プラス)」を搭載した高性能型のエアサスペンションを標準装備。これは、高度に複雑なセンサーシステムとアルゴリズムを用いて、減衰特性を路面の状態や走行条件にリアルタイムで適応させるもの。コンポーネントはすべて先代より改良されており、このうちサスペンションマウントには乗り心地を高める最適化を実施。乗員や積み込んだ荷物の重量にかかわらず、つねに一定の車高レベルを維持する。

「GLS 580 4マチック・スポーツ」にはさらに、「E-アクティブ・ボディ・コントロール」を搭載。これは、凹凸の激しい路面を走行する際にエネルギーの回収も行なうことができるもの。ハイドロニューマチック(油圧空圧)装置によりダイナミックに変化する力を発生させてエアサスペンションが発生する力に重ね合わせ、加減速中、横方向加速発生中(カーブ)、不整路走行時などに車体をアクティブに支持・減衰する。

「E-アクティブ・ボディ・コントロール」には「ダイナミックカーブ機能」が備わっており、コーナリング時には2輪車のようにボディを内側に3段階で傾けることで、乗員に感じられる遠心力を低減。また、カメラで路面を常に監視し、凹凸を検知するとその箇所に差し掛かる前にサスペンションが対応し、凹凸の大部分を吸収する「ロードサーフィススキャン」機能を備え、乗り心地をさらに改善する。

エクステリアは、メルセデス・ベンツの新デザイン思想「センシュアル・ピュリティ(官能的純粋)」を具現化。細かなエッジやラインを減らして面を強調するなど、本質的に重要なものだけを残す質実剛健なデザインとなっている。また、現代的ラグジュアリーと本格SUVならではの力強さを両立させているのが特徴だ。なお、空気抵抗係数(Cd値)は0.32と、大型ラグジュアリーSUVとしては極めて優秀な空力性能を実現している点も見逃せない。

インテリアは、ラグジュアリーでエレガントなデザインと、対話型インフォテイメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」の高度なデジタル技術の導入が特徴。ダッシュボードには「12.3インチワイドディスプレイ」と「12.3インチコックピットディスプレイ」を装備し、1枚のガラスカバーで融合することで、ドアパネルまで流れるような先進的なデザインを描く。

インテリアトリムも同様に、 一方のフロントドアから反対側のフロントドアまで続く水平ラインがアクセントとなっている。センターコンソールには、SUV特有の装備として、大きなグラブハンドルを左右に設置。4つに水平に並んだ四角いエアベントは、標準モデルのフロントグリルに採用されているルーバーのデザインがモチーフとなっており、メルセデス・ベンツのSUVのエッセンスを表現。滑らかなレザーやトリムには上質感が溢れ、デザインを一新したスイッチ類は金属の質感が与えられた。また、前席にシートベンチレーターやステアリングヒーター、温冷機能付きカップホルダーを採用し、長距離移動などでの快適性がさらに高められている。

そのほか、多彩な機能で構成する先進運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」や、テレマティクスサービス「メルセデス・ミー コネクト」といった安心・安全、快適・便利な機能やサービスが採用され、ハードウエアだけでなくソフトの面でも確かな進化を遂げている。

こんな記事も読まれています

トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
レスポンス
高速道出口にある「青いスラッシュ」何の意味? 実は重要なコト! 覚えておくべき「補助標識」の役割とは
高速道出口にある「青いスラッシュ」何の意味? 実は重要なコト! 覚えておくべき「補助標識」の役割とは
くるまのニュース
EV車は重いって聞くけど......電動バイクは?
EV車は重いって聞くけど......電動バイクは?
バイクのニュース
東海理化、トヨタ・プリウス向け後部ドアスイッチのリコール 関連費用で110億円
東海理化、トヨタ・プリウス向け後部ドアスイッチのリコール 関連費用で110億円
日刊自動車新聞
「カワサキコーヒーブレイクミーティング」 アップデートされたファン参加型イベントを聖地オートポリスで開催
「カワサキコーヒーブレイクミーティング」 アップデートされたファン参加型イベントを聖地オートポリスで開催
バイクのニュース
スバルが新型「最上級SUV」発表! オシャブルー映える「新ガイザー」! 約900万円のタフ仕様「アウトバック」伊に登場
スバルが新型「最上級SUV」発表! オシャブルー映える「新ガイザー」! 約900万円のタフ仕様「アウトバック」伊に登場
くるまのニュース
フェラーリ移籍控えるハミルトン、今は勝利目指して全力「そのうちウルフ代表と話す必要がある」
フェラーリ移籍控えるハミルトン、今は勝利目指して全力「そのうちウルフ代表と話す必要がある」
motorsport.com 日本版
日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
レスポンス
特別な文字「J」を与えられしたった10台のスペシャルモデル! ついにファイナルを迎えるランボルギーニ・ウラカン「STJ」が登場
特別な文字「J」を与えられしたった10台のスペシャルモデル! ついにファイナルを迎えるランボルギーニ・ウラカン「STJ」が登場
WEB CARTOP
札幌市、2024年度のEV補助金を一律10万円へ 軽EVは5万円 より多くの購入者に支給
札幌市、2024年度のEV補助金を一律10万円へ 軽EVは5万円 より多くの購入者に支給
日刊自動車新聞
発表後わずか1週間でモデル名変更 アルファロメオの新型SUVの名前は「ミラノ」から「ジュニア」へ 一体何があったのか?
発表後わずか1週間でモデル名変更 アルファロメオの新型SUVの名前は「ミラノ」から「ジュニア」へ 一体何があったのか?
AutoBild Japan
【20世紀名車ギャラリー】世界中で高く評価されるJ’sスポーツ・レジェンド、1967年式トヨタ2000GTの肖像
【20世紀名車ギャラリー】世界中で高く評価されるJ’sスポーツ・レジェンド、1967年式トヨタ2000GTの肖像
カー・アンド・ドライバー
日本で登場したら人気が出そう…オペルのコンパクトSUV 新型「フロンテラ」初公開! EVのほか48Vハイブリッドを用意
日本で登場したら人気が出そう…オペルのコンパクトSUV 新型「フロンテラ」初公開! EVのほか48Vハイブリッドを用意
VAGUE
外国人のタクシー&バス運転士が増える可能性大! 海外じゃ当たり前の光景が日本でも広がるか
外国人のタクシー&バス運転士が増える可能性大! 海外じゃ当たり前の光景が日本でも広がるか
WEB CARTOP
マツダ、広島本社で5年ぶりの感謝祭を6月に開催! イベントはどんな内容になる?
マツダ、広島本社で5年ぶりの感謝祭を6月に開催! イベントはどんな内容になる?
くるくら
ベスパの特別仕様車「140th」 4日間限定販売の140周年記念モデル発表
ベスパの特別仕様車「140th」 4日間限定販売の140周年記念モデル発表
バイクのニュース
トヨタ新型「ランクル“ミニ”」登場!? カクカクボディ×マットブラックが超カッコイイ! SUV仕様の新型「ハイラックス“ランガ”」に熱望の声も! 尼で実車展示
トヨタ新型「ランクル“ミニ”」登場!? カクカクボディ×マットブラックが超カッコイイ! SUV仕様の新型「ハイラックス“ランガ”」に熱望の声も! 尼で実車展示
くるまのニュース
リカルド、中国GPで使用する新シャシーは「安心感をもたらす」シート喪失のプレッシャーは否定
リカルド、中国GPで使用する新シャシーは「安心感をもたらす」シート喪失のプレッシャーは否定
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1530.02030.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

368.81799.0万円

中古車を検索
GLSクラスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1530.02030.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

368.81799.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村