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カワサキ「メグロK3」に新排ガス規制適合の2022年モデル!【空冷2気筒/銀鏡塗装】

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カワサキ「メグロK3」に新排ガス規制適合の2022年モデル!【空冷2気筒/銀鏡塗装】

WMTCモード燃費はわずかに変化

脳が混乱する…ッ!! 56年前の「カワサキ500メグロK2」に当時を知らないライダーが乗ってみた!

カワサキモータースジャパンは、W800をベースにスペシャル装備を施した「メグロK3」の2022年モデルを発表した。銀鏡塗装や職人手塗りのエンブレムなどは一切変更なく、空冷バーチカルツインを新排出ガス規制に適合して型式指定・認定番号を変更。スペック上はWMTCモード燃費がわずかに変わったのみだ。

●外部リンク: カワサキモータースジャパン

伝説のメグロ大復活から1年、その姿を変えずに2022年モデルへ

2020年11月に一葉の写真が公開され、メグロ復活が高らかに宣言された。「伝統ト信頼ノ メグロ」の大看板はこの復活劇のためだけに制作され、カワサキの狙い通りにメグロK3が大きな話題となったのは記憶に新しいところだろう。

当初は年間計画台数200台と言われ、やはりあっという間に完売してしまったが、買い逃したファンは安心してほしい。2022年モデルとして、その姿は一切変えないままに発売されるからだ。

といっても全く変更がないわけではなく、ユーロ5相当とされる平成32年度(令和2年度)排出ガス規制に適合して型式指定・認定番号を変更し、これに伴いWMTCモード燃費は21.1km/L→20.9km/Lと、わずかに数値が変化している。ホンダCB1100EX/RSがファイナルとなる中、空冷2気筒で新排出ガス規制に対応したカワサキには拍手喝采というユーザーも多いだろう。

新価格は4万4000円アップの132万円、そして発売日は2021年10月29日。1か月点検に加え、3年間の定期点検とオイル交換(オイルフィルター含む)を無償で受けられる「カワサキケアモデル」であり、ABS、グリップヒーター、センタースタンド、ETC2.0車載器、ヘルメットロックを標準装備する。

―― メグロK3初公開時に制作された大看板。1924年創業の目黒製作所と1878年創業の川崎航空機工業の歴史があるからこそのメグロK3誕生なのだということを強く印象づけた。

カワサキ大排気量モデルの原点は、1924年創業で高性能・高品質を掲げたメグロ

メグロK3という車名は、1924年に創業した目黒製作所が1960年代に川崎航空機株式会社に吸収されたのちに生産された、カワサキ「500メグロK2」の後継モデルであることを意味している。500メグロK2は「メグロ」のブランド名を冠して発売された最後のビッグバイクであり、のちにカワサキ・W1の元となってカワサキの4ストローク大型スポーツバイクの礎となっていったもの。その500メグロK2以来、55年ぶりのニューモデルとなるメグロK3は、直接的な子孫ともいえるW800からの原点回帰モデルとして登場する。

とはいえ、スタイリングはあくまでも往年の『メグロ』を前面に押し出しながらも、先進の技術を投入している。その象徴ともいえるのが、高度な技術が必要な銀鏡塗装とハイリーデュラブルペイントを組み合わせた燃料タンクの表面処理だ。

そして、ベベルギヤによるカムシャフト駆動という複雑な機構をあえて採用した360度クランクの空冷バーチカルツインエンジンは、ベースとなったW650(1999年登場)から幾度かのリファインと排気量増大を経て、現代のユーロ4排出ガス規制に適合している。

エンジン&車体スペックは、ストリートでもカフェでもなく無印のW800をベースとしたもので、ホイールサイズは前19/後18インチを装着。車重はW800よりも1kg増の227kgとなっている。また、シート高はW800と同じ790mmだが全幅はW800ストリートと同じ925mm。ハンドルバーは大きく手前に引かれた幅広タイプで、いわゆる往年の“殿様乗り”仕様だ。

車体色は深みのあるエボニーを基調に、フロントフェンダー、リヤフェンダー、フロントフォークアウターチューブ、リヤサスペンションカバー、ハンドルバー、タンデムグリップ、ヘッドランプボディ、ヘッドライトステー、テールランプブラケットは、艶ありブラック塗装。また、ステンレス製メーターリングは黒色酸化皮膜処理で金属の質感を強調し、フューエルタンクには銀鏡塗装を採用し、部位ごとに色調が変化するように使用素材に合わせた表面処理方法を選択している。

マフラー、スロットルボディカバー、エアクリーナー入口のリング、チェーンカバー、フューエルタンクキャップ、前後ターンシグナルランプボディ、テールランプボディ。さらにブレーキペダル、ミラー、ヘッドライトリム、オイルフィルターカバーはクロムメッキを採用。黒塗装とクロムメッキの好対照で、メグロならではの落ち着いたカラーリングに仕上がっている。またホイールリムは、軽快さを印象づけるシルバーアルマイト。さらに、スピードメーターパネルとサイドカバーに刻まれた“メグロ”のロゴや、空冷バーチカルツインエンジンを特徴づけるベベルギヤカバーには、ワンポイントの赤を配すことでMEGURO K3の個性を際立たせている。

―― 周囲の明度によってニュアンスを変える銀鏡塗装が施された燃料タンクに、職人が5色の手塗りを施したというエンブレムを組み合わせる。基本的にクロームとブラックで構成されるマシンだが、部位によって見え方が異なる色彩表現となっている。

KAWASAKI MEGURO K3[2022 model]

主要諸元■全長2190 全幅925 全高1130 軸距1465 シート高790(各mm) 車重227kg(装備)■空冷4ストローク並列2気筒SOHC4バルブ 773cc 52ps/6500rpm 6.3kg-m/4800rpm 変速機5段 燃料タンク容量15L■タイヤサイズF=100/90-19 R=130/80-18 ●価格:132万円 ●色:ミラーコートブラック×エボニー ●発売予定日:2021年10月29日

―― KAWASAKI MEGURO K3[2022 model]

―― KAWASAKI MEGURO K3[2022 model]

―― KAWASAKI MEGURO K3[2022 model]

―― KAWASAKI MEGURO K3[2022 model]

―― KAWASAKI MEGURO K3[2022 model]

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みんなのコメント

2件
  • なんだ。再発売されるのか。
    限定に釣られて買った奴ら涙目だね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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