F1第8戦モナコGPの決勝レースは、レッドブルの角田裕毅にとってもどかしく厳しいものとなった。必須となる2回のピットストップのうち1回を1周目に消化する作戦に出たが、スロー走行の集団に付き合う形となって大損に。他チームの戦略にしてやられる形となり、結果は17位に終わった。
「彼にとっては非常に厳しいレースだったね」
■「ユウキが動いたんだ」角田裕毅のディフェンスに不満のガスリー……しかし審議の結果、叱責処分を受ける
角田のレースをこのように総括したのは、チーム代表のクリスチャン・ホーナーだ。
「(ピットに入った)1周目にはそれがうまくいくように見えたが、他のチームが極端にスローペースで走り始めたことで戦略的な駆け引きが始まり、結局レースのほとんどを1セットのタイヤで走る羽目になった。最後にクリーンエアを得たときにようやく最速ラップを記録したけど、それまではずっと渋滞の中……非常に厳しいレースだった」
今回のレースでは、2台が近い位置で走っているチームが戦略的な恩恵を受けることになった。片方のドライバーがスロー走行で後続の集団をブロックすることにより、前を行くもう片方のドライバーはポジションを落とすことなく義務ピットを消化することができたからだ。レーシングブルズ、ウイリアムズ、メルセデスらがこの作戦を実行したが、角田はその全てで割を食う形となり、後手後手に回るしかない状況だった。
結果的に、レッドブルの姉妹チーム・レーシングブルズのリアム・ローソンによる戦略的スロー走行が角田のレースにも悪影響を与える形になったが、ホーナーは角田にとっても問題は予選でQ3に進めず12番手に終わったことだと指摘した。
「(スロー走行をやっていたのは)やっていたのはリアムだけではなく、カルロス(サインツJr./ウイリアムズ)やアレックス(アルボン/ウイリアムズ)だってそうだ」
「ユウキにとって問題だったのは、予選で適切なポジションにいられなかったこと。それによって厄介ごとに巻き込まれてしまった」
ファンや関係者からも批判の声が飛び交った今回のレースについて、「戦略面では確実に面白くなった。昨年のような“ただのパレード”よりはずっとマシだ」と語るホーナー。根本的な問題は追い抜きを難しくしているコースレイアウト、そしてマシンの大きさであり、「もはやカートでやるしかないかもね」とジョークを飛ばした。また彼は、コースレイアウトの調整も本気で考えるべきだとも主張した。
次戦は3連戦最後のレースであるスペインGP。前戦エミリア・ロマーニャGPの予選でクラッシュしたことで、モナコは旧スペックのフロアを使わざるを得なかった角田だが、今回のレースでもピエール・ガスリー(アルピーヌ)との接触がありダメージが心配された。ただホーナーによるとセンサー上ではダメージが確認されなかったという。
また角田のマシンにも最新のアップグレードがなされる予定なのかと尋ねられたホーナーは、こう答えた。
「ユウキは今のポジションにいるのは、残念なことに先週のクラッシュによるダメージからだ。しかしこちらの方でも(製造が)追い付けば、彼にも再びアップグレードパーツを入れる予定だ」
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みんなのコメント
こんな戦略をしてたんじゃ見てる側は全く面白くないですね。
ラッセルがショートカットで抜いてったところが一番盛り上がったかな。
まぁこれに尽きる。
ただ、この戦略が許され続けるなら、決勝レース入らない。
予選をタイムトライアルとして、終了。これで良くなります。