メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ロシアGPの予選Q3でタイヤを交換しようとピットへ戻る際、ピットロード入り口でウォールにクラッシュするミスをしでかしてしまった。彼はこのミスについて、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とのタイトル争いのプレッシャーの影響があったわけではないと主張している。
今シーズン、ハミルトンとフェルスタッペンはタイトル争いで一進一退の攻防を繰り広げている。
■F1ロシアGP予選で2度のクラッシュ…4番手に終わったハミルトン「信じられないほど自分自身に失望した」
ロシアGPではフェルスタッペンは新たなパワーユニットを投入することを決定したため、決勝は最後尾スタート。予選でもアタックは行なっていない状況だった。
現在フェルスタッペンに対して5ポイントのビハインドとなっているハミルトンは、このチャンスがメルセデスにとって重要な物であり、最大限活かさなくてはならないと語っていた。しかし彼は前述の通り予選の重要な局面でクラッシュ。結果的にインターミディエイトタイヤからソフトタイヤへの交換が遅れ、最終的に4番手に留まることになった。
Q3終盤には、冷えたタイヤに苦しみ、スピンを喫してマシンのリヤをウォールにヒットさせてしまうなど、ハミルトンらしからぬ場面が目立つ予選だった。
「正直に言って、プレッシャーとは何も関係がない」と、ハミルトンはこうした予選中の出来事について語っている。
「プレッシャーがかかるような状況ではなかった。文字通り、ミスが起こってしまっただけなんだ」
ハミルトンは、インターミディエイトからソフトタイヤへ交換するにあたって、タイヤを温めることに時間を費やす必要があるため、焦りがあったと示唆している。
「これまで、ピットレーンに入っていくときには、とてもゆっくりと向かうことができた」
「ただ路面が乾いて、グリップもかなり良くなっていったのに、僕は普段よりも少し速い状態でピットに向かってしまった。そしてリヤのグリップを失ってウォールにぶつかってしまった」
「もちろん、残念なことだし、自分自身に失望している。僕らはみんなミスを犯してしまうことはあるけれど、当然世界チャンピオンとしては期待されるようなものではない」
なおメルセデス代表のトト・ウルフは、ハミルトンの考えと同じく、タイトル争いのプレッシャーの影響を否定している。
「マックスが後方のグリッドからスタートすることは明らかになっていたし、今日はプレッシャーは無かったと思っている」と、ウルフ。
「なぜこうしたミスが起こったのか、それについては話せない。ただチャンピオンシップのプレッシャーのせいではないと思っている。それから、コトが起こっていたのは彼だけではない」
またハミルトンは自身がF1において記録的な成功を収めているからこそ、今回のような予選でのミスが、より注目されることになるのだとも語っている。
「なまじ成功した実績があると、完璧でないものはより注目されてしまうものだ」
「でも僕だってただの人間だ。あの後父と電話をして、この事について話をした。あとは前へ進むだけだ」
「明日は自分のレースに集中して、いいレースにできればいいと思う」
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