「THE TOKYO TOILET / SHIBUYA」が始動。写真家・森山大道による写真のインスタレーションを展示

今夏、東京・渋谷の公共トイレを舞台に、アートプロジェクト「THE TOKYO TOILET」が再び動き出す。

森山大道撮影の写真展

7月19日から9月23日まで、東京・渋谷の公共トイレ「THE TOKYO TOILET」の11カ所を会場に、写真家・森山大道が撮影した写真を展示するアートプロジェクト「THE TOKYO TOILET / SHIBUYA」が開催される。

このプロジェクトでは、公園内に設置された個性豊かな10カ所のトイレに加え、幡ヶ谷公衆トイレのオープンスペースを利用して、森山大道による「THE TOKYO TOILET」の写真のインスタレーションが展示される。神宮通公園トイレにはプロジェクト概要を発信する意匠が施され、幡ヶ谷公衆トイレには写真を展示するギャラリー空間が出現する。さらに会場となる各トイレには、期間中、森山大道の写真がプリントされたスペシャルなトイレットペーパーが設置される。

2018年にスタートした「THE TOKYO TOILET」プロジェクトは、渋谷の17カ所の公共トイレを16人のクリエイターの視点でリデザインし、誰もが快適に使用できる場所へと生まれ変わらせた。映画「PERFECT DAYS」の舞台にもなったこの取り組みは、公共トイレのイメージを一新し、デザインとクリエイティブの力で社会課題の解決に挑戦している。

THE TOKYO TOILET / SHIBUYA会期: 2025年7月19日（土）～9月23日（火）
会場: THE TOKYO TOILET 11箇所の公共トイレ（笹塚緑道公衆、幡ヶ谷公衆、七号通り公園、西原一丁目公園、はるのおがわコミュニティパーク、代々木深町小公園、神宮通公園、鍋島松濤公園、恵比寿公園、恵比寿東公園、広尾東公園）

編集と文・岩田桂視（GQ）