5月16日、2026年MotoGP第6戦カタルーニャGP MotoGPクラスのスプリントがカタロニア・サーキットで行われ、ホンダHRCカストロールのルカ・マリーニは11位でレースをフィニッシュ。ジョアン・ミルは他車の転倒に巻き込まれてリタイアとなった。
曇天となった初日から一夜明けて迎えた2日目は朝から快晴となり、フリー走行2回目は気温、路面温度ともに15度となるなかスタート。1分39秒425をマークして序盤の首位に立ったミルがフリー走行のトップとなり、1分40秒361を記録したマリーニは17番手でセッションを終了した。
A.マルケスが今季初のスプリント優勝。小椋藍は終盤の追い上げで入賞果たす/第6戦カタルーニャGP
続く公式予選のQ1ではマリーニが出走し、フロントにミディアム、リヤにソフトを履いてアタックを開始する。3台の転倒によって終盤のセクター2では立て続けに黄旗が提示されたが、マリーニはベストタイムの更新に成功。1分39秒011を記録して16番グリッドからレースを迎えることとなった。
Q2に出走したミルは、フロントにミディアム、リヤにソフトを装着した1本目のランで1分38秒686をマークし、5番手で折り返しを迎える。その後も1分38秒台後半のタイムを記録したがタイム更新には至らず、10番手で予選を終了した。
午後のスプリントでは気温が19度、路面温度は41度まで上昇し、全車がフロントにミディアム、リヤにソフトタイヤを装着してグリッドに整列した。オープニングラップのターン1ではミルがアウトからポジションアップを図ったが、イン側を走行していたブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がスリップダウンを喫してミルと接触。アウト側に押し出されたミルのマシンはビンダーのマシンとともにグラベル上で停止し、戦線離脱を余儀なくされた。
一方、ターン1でミルの右斜め後方を走行していたマリーニは眼前で起こったこのアクシデントをうまく回避し、12番手までポジションを上げることに成功。2周目にジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)とファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)をパスしたミルは他車の転倒によって9番手に浮上し、4周目からはエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)と攻防戦を繰り広げる。
バスティアニーニの猛攻をなんとか抑えるマリーニだったが、7周目のターン1で入賞圏外の10番手に後退する。レースペースを落としたマリーニは11周目に小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)にも先行を許し、11位でレースをフィニッシュした。
ルカ・マリーニ(予選:16番手、スプリント:11位)
「昨日や今朝の走行に比べ、大きな前進を遂げられたことには満足している。マシンにいくつかの改良を加えたおかげで、レースでは(ヨハン)ザルコのラップタイムに匹敵する走りができた。ただ、今年は昨年よりも厳しい状況にあるのは事実で、路面のグリップ低下によって僕たちのパフォーマンスはかなり制限されている」
「新しいタイヤを履けば、ペッコ(フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム))やフランコ(モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム))、ベズ(マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング))たちについていけるが、グリップは徐々に失われていく。スタートをさらに良いものにできれば順位をもうひとつ上げられるかもしれないが、当面の目標はトップ10入りを果たすことだ」
ジョアン・ミル(予選:10番手、スプリント:リタイア)
「ツイてない一日で、スプリントでの出来事は本当に不運だった。僕たちの問題は(予選)2回目のタイムアタックから始まっていたんだ」
「1回目のタイムアタックを行ったバイクとは異なるマシンで2回目を走ったが、フィーリングが異なり新しいタイヤの性能を100パーセント引き出すことができなかった。その結果トップ5を逃して10番手に甘んじたが、5番手以内からスタートできていれば今回のような不運は避けられたはずだ。ここで発揮できるスピードを分かっているだけに本当に残念に思うが、切り替えて明日に臨みたい」
[オートスポーツweb 2026年05月17日]
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