今季のF1は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開幕が大幅にずれ込んでいる。すでに第8戦までが延期もしくは中止されることが決まっている。
その中でも、中止が決まっているのはモナコGPのみ。ただ、開幕戦の予定だったオーストラリアGPも、公園内の周回道路を使うなど準備に時間がかかるため、延期開催できるかどうかは不透明な情勢だ。
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その他延期されている6戦のうち4つは常設サーキットでのイベント。ベトナムGPとアゼルバイジャンGPは公道レースのため、延期が決まったとしても、やはり準備に時間がかかるため、物流に関する課題に直面することになる。
アゼルバイジャンGPの延期が早々に決まったのは、準備を始める時期が迫っていたことと深い関係があるという。
「オーストラリアでの不幸な出来事の後、その可能性が明確になった」
バクー・シティ・サーキットの代表であり、レースプロモーターであるアリフ・ラヒモフは、motorsport.comの取材にそう語った。
「オーストラリアGPのプロモーターにとっては、非常に衝撃的なことだったと思う。イベントの準備のために労力と資金を費やし、土壇場でキャンセルされたのだからね」
「彼らが経験したことについては、本当に気の毒に思った。その後、方向性が明確になり、ユーロ2020(サッカー)やオリンピックの延期も決まった。様々なプレッシャーがあったんだ」
公道コースを設営するには、多大な労力を要する。そしてラヒモフ代表は、作業が始まる前に何らかの決断をしなければならないことを理解していたという。
「我々は決断を下さねばならなかった」
「我々のサーキットは、決断を遅らせることができるサーキットではないのだ。準備が必要であり、そのためには時間が必要なのだ」
「サーキットを準備するだけで、2~3ヵ月は要する」
「当初の計画では、3月15日までにサーキットの準備を始めるつもりだった。しかしそれを1週間遅らせることにした。その週には我々とF1、そしてアゼルバイジャン政府の間で、何が起きる可能性があるのかを理解するために、頻繁に連絡を取り合った。そして様々なシナリオを全て検証し、延期することを決めた」
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