現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 低価格のコンパクトカー復権? プジョー『108』後継車登場か 欧州に新規制導入で復活の可能性

ここから本文です

低価格のコンパクトカー復権? プジョー『108』後継車登場か 欧州に新規制導入で復活の可能性

掲載 1
低価格のコンパクトカー復権? プジョー『108』後継車登場か 欧州に新規制導入で復活の可能性

欧州で必要とされる「手頃」なクルマ

欧州連合(EU)が構想している新規格「Eカー(E-car)」カテゴリーが実現すれば、縮小傾向にある小型車の再興につながると期待されており、プジョー『108』のような安価なAセクメント車が登場する可能性も高まる。

【画像】テイストの異なる小柄なフランス車【プジョー108とシトロエンC1を詳しく見る】 全42枚

プジョーは約4年前、トヨタ・アイゴやシトロエンC1の兄弟車である108の販売を終了し、それ以来、ワンクラス上のBセグメント車『208』が同社のエントリーモデルとなっている。

1991年の『106』から30年間にわたる小型車生産の歴史は、108とともに幕を閉じた。Aセグメント車は欧州の規制強化と生産コスト増で採算が合わなくなり、シトロエンC1、フォードKa、ヴォグゾール・ビバ、スコダ・シティゴなどの競合車もほぼ同時期に撤退した。

しかし現在、プジョーのアラン・ファヴェCEOは、EUで新たな小型車規格の枠組みが制定され、メーカーが利益を確保できる環境が整えば、Aセグメントへ復帰する可能性があると示唆している。

AUTOCARのインタビューで、将来的に208より小型のモデルを開発する可能性について問われたファヴェ氏は、「過去に108、107、106がありました。つい最近までAセグメントで100万台以上を販売してきました。もし、小型車で利益を出せる新たなカテゴリーが生まれるなら、過去と同じように当然プジョーにも活躍の場があるでしょう」と語った。

ファヴェ氏が言及したのは、EUが導入を検討しているEカー・カテゴリーだ。108のような小型で手頃な価格のモデルの普及を促す狙いがある。詳細は未確定だが、法規制や義務化技術の適用範囲を縮小することで生産コストを軽減し、低価格でも採算が取れる利益率を目指す。

この動きは、手頃な小型車の新時代の到来を予感させるものとして業界各社から歓迎されている。ルノー・グループ傘下のダチアや中国のBYDといったメーカーは、欧州市場へ小型のエントリーモデルを投入する計画があることを示唆している。

小型車に厳しい現在の規制環境

プジョーの兄弟ブランドであるシトロエンも、規制環境の改善による2CVの後継車開発に期待感を示している。

しかし、利益を確保できる新たな規制枠組みが整わない限り、プジョーがAセグメント市場に再参入する可能性はないと、ファヴェ氏は強調した。

「枠組みが整わない限り、前任者(元プジョーCEOのリンダ・ジャクソン氏)の方針に従います。『現状ではAセグメント車の参入余地はない。どのメーカーも基本的には同じ理由で同セグメントから撤退している。低価格帯のクルマに大量の装備を搭載せざるを得ない状況では、採算が取れない』というものです」

ファヴェ氏はEUの義務化技術や安全規制の重要性を認めつつも、超低価格車の販売とは両立できないと述べた。

「安全装備や運転支援システムは、もちろん理にかなったものです。しかし、それらには費用を払う必要があることを明確にしなければなりません。人々に支払う意思がある限りは問題ありませんが、それでは欧州市場がコロナ以前より300万台(年間販売台数)も縮小している理由に誰もが疑問を抱くはずです」

「クルマの価格を押し上げる装備を付け続けなければならないのであれば、いつかクルマが高くなりすぎて買えなくなる日が来ます。それらはすべて理にかなっているのか? それとも、例えば低価格車のような特定の市場セグメント向けに、もっと良い製品を生み出すための条件を設ける方法はないのか? 今こそ自問すべきです」

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
【キャンペーン】お得に給油!第1・3金土日はガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

デッドスペースをクールに活用!「ランクルFJ」の収納力を高める専用アクセサリー発売
デッドスペースをクールに活用!「ランクルFJ」の収納力を高める専用アクセサリー発売
グーネット
京都発・新型軽トラEV「FKT」デビュー!“働くクルマ”の新たな選択肢として注目
京都発・新型軽トラEV「FKT」デビュー!“働くクルマ”の新たな選択肢として注目
グーネット
立体ダイヤキルトが上質感を演出。機能性も兼ね備えたシートカバー「アストレア レリーフ」
立体ダイヤキルトが上質感を演出。機能性も兼ね備えたシートカバー「アストレア レリーフ」
グーネット
大きすぎないサイズ!! 日帰りツーリングにピッタシのデイトナ新作シートバッグがよき!
大きすぎないサイズ!! 日帰りツーリングにピッタシのデイトナ新作シートバッグがよき!
ベストカーWeb
シュプリームとA.PRESSEが初コラボ──M-65やレザージャケットなど全11型が登場
シュプリームとA.PRESSEが初コラボ──M-65やレザージャケットなど全11型が登場
GQ JAPAN
昭和のお父さん感がむしろ新鮮!!「ちょい古5ナンバーセダン」でアナログ回帰
昭和のお父さん感がむしろ新鮮!!「ちょい古5ナンバーセダン」でアナログ回帰
ベストカーWeb
e SKYのテクノロジーに見るスズキの技術と哲学【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
e SKYのテクノロジーに見るスズキの技術と哲学【石井昌道の自動車テクノロジー最前線】
グーネット
もう“我慢”は必要ないね! コスパ最強 小型軽量で走りやすいし 高速道路だって走れちゃう 注目の160ccクラス「軽二輪スクーター」3選
もう“我慢”は必要ないね! コスパ最強 小型軽量で走りやすいし 高速道路だって走れちゃう 注目の160ccクラス「軽二輪スクーター」3選
VAGUE
チューダーからハミルトン、MB&Fまで、最も心奪われた新作時計10選──ジュネーブ・ウォッチ・デイズ 2026
チューダーからハミルトン、MB&Fまで、最も心奪われた新作時計10選──ジュネーブ・ウォッチ・デイズ 2026
GQ JAPAN
生き残っていた「ヤマハのド定番」ホントに48年の歴史に幕! 日本で終了してからの「残りの5年」で現地に残したモノとは? SR400
生き残っていた「ヤマハのド定番」ホントに48年の歴史に幕! 日本で終了してからの「残りの5年」で現地に残したモノとは? SR400
乗りものニュース
『ランクルFJ』の車内をすっきり整理! カーメイト、専用収納グッズ3製品を発売
『ランクルFJ』の車内をすっきり整理! カーメイト、専用収納グッズ3製品を発売
レスポンス
前後カウルをマグネット着脱でカチッと固定。オールモスト・リアル製の超精巧1/64パガーニ・ゾンダF
前後カウルをマグネット着脱でカチッと固定。オールモスト・リアル製の超精巧1/64パガーニ・ゾンダF
Auto Messe Web
最小回転半径6.2mでも意外と乗れる!? 巨大トライトンの街なか取り回しを検証
最小回転半径6.2mでも意外と乗れる!? 巨大トライトンの街なか取り回しを検証
ベストカーWeb
エントリーだからといって妥協はしない──新型トヨタ アクアGRスポーツ試乗記
エントリーだからといって妥協はしない──新型トヨタ アクアGRスポーツ試乗記
GQ JAPAN
最も身近なホットハッチ──新型トヨタ アクアGRスポーツ試乗記
最も身近なホットハッチ──新型トヨタ アクアGRスポーツ試乗記
GQ JAPAN
真夏の「鈴鹿サーキット」を8時間走り続ける! 日本のバイクレースを象徴する夏の一大イベント「鈴鹿8耐」とは?
真夏の「鈴鹿サーキット」を8時間走り続ける! 日本のバイクレースを象徴する夏の一大イベント「鈴鹿8耐」とは?
バイクのニュース
“標高1000m超え”を駆け抜ける爽快感がたまらない! 澄んだ空気と大パノラマにこころ洗われる 週末の旅にピッタリな「高原ドライブウェイ」3選
“標高1000m超え”を駆け抜ける爽快感がたまらない! 澄んだ空気と大パノラマにこころ洗われる 週末の旅にピッタリな「高原ドライブウェイ」3選
VAGUE
フォロフライ 新型“軽トラックEV”「FKT」発表 一充電あたり「225km」走行可能
フォロフライ 新型“軽トラックEV”「FKT」発表 一充電あたり「225km」走行可能
くるまのニュース

みんなのコメント

1件
  • やま
    安全装備や衝突安全性の向上自体は良いけど
    価格が高くなりすぎて購入しにくくなると
    結局はメーカーが苦しむ事になるから新たな
    枠組みを作ったり規制を厳しくし過ぎない
    ようにする必要があるだろうね。

    安全性や燃費基準などを今以上に厳しくすると
    コストが大幅に上がって昔の時代のように車が
    高級品で手が届かない存在になってしまう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

225 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

137 . 5万円 450 . 0万円

中古車を検索
プジョー 106の買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

225 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

137 . 5万円 450 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村