スペインのカタルニア・サーキットで行なわれているF1プレシーズンテスト前半2日目。午前中のセッションが終了し、レーシングポイントのセルジオ・ペレスがトップタイムを記録した。タイムは1分17秒347だった。
初日も好調な走りを見せたペレスだったが、この日も速さは健在。48周を走行し、セクター1とセクター2を最速で駆け抜け、首位に立っている。
■メルセデスF1の秘密兵器が判明? ”謎のモード”でステアリングが前後に動く!
2番手につけたのは、漆黒のマシンを走らせているルノーのダニエル・リカルドで、1分17秒749を記録。走行距離は41周だったが、セクター3ではベストタイムをマークした。
レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが3番手。この日も順調に周回を重ね、ここまでで59周を走っている。アルファタウリ・ホンダにはピエール・ガスリーが搭乗。セッション開始直後にはスピンするシーンもあったが、すぐにコースに戻るなど、セッション最後まで周回を重ねて77周を走った。
復活の兆しを見せつつあるウイリアムズのジョージ・ラッセルが71周を走って5番手。なかなかペースが上がってこないフェラーリのシャルル・ルクレールは、49周を走って6番手となった。
この日最も注目を集めているのはメルセデスである。メルセデスはルイス・ハミルトンが午前中にドライブし、午後にはバルテリ・ボッタスにマシンを引き継ぐ予定。ただ、ハミルトンが走らせたマシンは、ステアリングを前後に動かすことで、トー角を制御しているようで、その模様がオンボードカメラの映像でも確認できる。
おそらくストレートではトーインの形にして直進安定性を向上させ、コーナーにはトーアウトの形にしてコーナリングの安定性を高めているのではないかと見られるが、その効果については今後議論の的になっていきそうだ。
ただハミルトンは午前中だけで106周と、他車を圧倒する周回数をこなしている。
8番手にはハースのロマン・グロージャンがつけ、アルファロメオのキミ・ライコネンが9番手。マクラーレンのランド・ノリスが最下位の10番手となっている。
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