この記事をまとめると
■北米で2009年に登場したアコードクロスツアーはセダンとSUVを融合したモデル
「アスコット」「トルネオ」「インテグラSJ」……って「何つ子ちゃん」!? アコードやシビックはあまりにも兄弟が多かった
■ファストバック形状やV6搭載も不振が続き途中で「クロスツアー」に改名
■販売は振るわなかったが現在のSUVトレンドを先取りした存在だったといえる
50年以上の歴史をもつアコードのなかでも屈指の珍モデル
ここのところ、日本ではやや低調な販売となってしまってはいるものの、グローバルでみればまだまだ安定した人気を誇っているホンダ・アコード。とくに北米では、日本車として初めて現地生産をスタートさせた車種として知られており、長らく販売台数ランキングの上位を維持していた。
そんなアコードには王道のセダンのほか、クーペやステーションワゴンなどさまざまなボディバリエーションがあったことでも知られているが、日本では販売されていなかった「アコード クロスツアー」なるモデルが存在していた。
このモデルは2009年11月に北米市場向けに発表されたもので、8代目アコードがベースとなっていた。ただし、当時の北米仕様のアコードは日本仕様とは異なり、日本ではインスパイアとして販売されていたモデルがベースとなっている。
そんなアコードクロスツアーは、プレミアム4ドアセダンの快適性とSUVの高いユーティリティを高次元で融合させたクロスオーバー・ユーティリティ・ビークル(CUV)と銘打たれており、ファストバックスタイルの5ドアハッチバックボディとなっていたのが最大の特徴だった。
全体的なイメージはクロスオーバーSUVに該当するものとなっていたが、リヤハッチはかなり傾斜しており、デザイン優先といったもの。ただ荷室スペースもある程度考慮した結果、リヤのハイデッキ感が強くなり、万人受けするスタイルとはいい難い。それゆえ、現地でも賛否のわかれる結果となっていたようだ。
パワートレインは、アコードと共通の3.5リッターV6エンジンと5速ATの組み合わせとなっていたが、販売が思いのほか伸び悩んでしまったことで、2012年モデルからは価格を抑えた2.4リッター直列4気筒エンジンも追加されている。
また、不振のイメージを一変するためか、2.4リッターエンジンを搭載したことでプレミアムなイメージが失われることを危惧したのか、モデルライフ途中からはアコードの名前が外れ、単に「クロスツアー」という車名に変更された。
しかし、その販売が好転することはなく、当初の販売目標だった年間3万5000台を超える年はなかっただけでなく、3万台を超えることすら叶わなかった。
いまでこそクーペスタイルのクロスオーバーSUVも珍しくない時代となっているが、それを10年以上前に取り入れたホンダの先見の明は評価したいところである。時代の波に乗れなかったというのは残念というほかないだろう。
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みんなのコメント
余りにも最近はどこのメーカーも後方ルーフがダラ~と流れてリアエンドと一体化したクーペ風?ハッチバック風?ばかりで、さすがに飽きました。