現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日本の2代目テラノとはちと違う「テラノII」! 欧州仕込みの走りで勝負もイマイチ人気の出なかった日本名「ミストラル」を知ってるか?

ここから本文です

日本の2代目テラノとはちと違う「テラノII」! 欧州仕込みの走りで勝負もイマイチ人気の出なかった日本名「ミストラル」を知ってるか?

掲載 14
日本の2代目テラノとはちと違う「テラノII」! 欧州仕込みの走りで勝負もイマイチ人気の出なかった日本名「ミストラル」を知ってるか?

 この記事をまとめると

■日産は1986年にクロカン四駆のテラノを発売した

こんな美しいパトカーになら捕まってもいい!? 警察車両にもなった初代シルビアがいま見ても惚れる!

■テラノの後継車種は欧州市場では「テラノII」となり日本では「ミストラル」として販売

■デザインの都合上で使い勝手の面に難がありヒットはしなかった

 奇抜路線で攻めたミストラル

 ダットサントラックをベースに、車体後部をステーションワゴンタイプとしたクロスカントリーモデルとして1986年に登場した日産テラノ。すでに登場から40年が経過しようとしているモデルではあるものの、その無骨なスタイルと堅牢なシャシーなどによって愛好家の多い1台だ。

 そんなテラノは1995年に2代目が登場しているのだが、欧州市場では1993年から「テラノII」という名前で販売されていたモデルが存在していた。

 このモデルはスペインの日産モトール・イベリカ工場で生産されていたもので、シャシーなどは初代テラノと共通であるものの、欧州市場に合わせたセッティングがなされており、乗り味などはテラノとはかなり異なる仕上がりとなっていた。

 そんなテラノII、日本では同名の車両は存在しなかったが、1994年6月に「ミストラル」という名前で販売されていたモデルこそ、そのテラノIIをベースとしたものだったのである。

 このミストラル及びテラノIIは、イタリアのI.DE.A(イデア)がデザインを担当しており、北米日産のデザインチームが手掛けた初代テラノとはまったく異なるスタイルをもっていた。

 また、欧州市場がメインということもあって、テラノIIはMT車が中心となっていたが、日本へ導入するにあたってはAT仕様を新たに設定し、エンジンも2.7リッターディーゼルターボエンジンのみのラインアップとなっている。

 一方の乗り味は欧州仕様のキャラクターを色濃く残しており、高い直進安定性や高速域でのフラット感など、どちらかというとオンロード寄りの味付けとなっていた。

 当初は5ドアのロングモデルのみのラインアップとなっていたが、1996年2月にはショートボディの3ドアモデルを追加。また、翌年1月には丸型ヘッドライトを備えたものにフェイスリフトを実施し、エンジンにインタークーラーを追加して出力を高めるなどの改良もなされていた。

 このように、日本市場に向けて意欲的に変更を実施した上で投入されたミストラルだったが、座り心地を優先した結果、シートアレンジに制限があった点や、独特のデザインがあまり受け入れられずに1998年2月ごろに姿を消すこととなってしまったのだった。

文:WEB CARTOP 小鮒康一
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

来季キャデラック入りのボッタス、メルセデス離脱に際しメッセージ「狭間の年に家族の元に戻れて良かった。またすぐに会おう!」
来季キャデラック入りのボッタス、メルセデス離脱に際しメッセージ「狭間の年に家族の元に戻れて良かった。またすぐに会おう!」
motorsport.com 日本版
LFPバッテリーのリサイクル技術を開発、高純度リチウム回収…SKイノベーション
LFPバッテリーのリサイクル技術を開発、高純度リチウム回収…SKイノベーション
レスポンス
トップガンで有名な F/A-18「スーパーホーネット」初飛行から30周年! 新型機配備開始も「あと10年」どころかもっと延長も!?
トップガンで有名な F/A-18「スーパーホーネット」初飛行から30周年! 新型機配備開始も「あと10年」どころかもっと延長も!?
乗りものニュース
ホンダ新型「NSX」!? “ミッドシップ”の新「“2ドア”スポーツカー」初公開! “リトラ”の旧車デザイン×カーボンファイバーの軽量ボディ採用のJASモータースポーツ「テンセイ」伊国に登場へ
ホンダ新型「NSX」!? “ミッドシップ”の新「“2ドア”スポーツカー」初公開! “リトラ”の旧車デザイン×カーボンファイバーの軽量ボディ採用のJASモータースポーツ「テンセイ」伊国に登場へ
くるまのニュース
バッテリー企業初、LGエナジーがソフトウェア技術でCES 2026イノベーション賞…電池寿命2倍に
バッテリー企業初、LGエナジーがソフトウェア技術でCES 2026イノベーション賞…電池寿命2倍に
レスポンス
ジェイズレーシング、セントラルサーキットの全株式を取得…新たな運営体制で発展めざす
ジェイズレーシング、セントラルサーキットの全株式を取得…新たな運営体制で発展めざす
レスポンス
ハジャーがレッドブルをドライブへ。日本人は岩佐歩夢&平川亮が参加/2025年F1タイヤ&若手ドライバーテスト参加者一覧
ハジャーがレッドブルをドライブへ。日本人は岩佐歩夢&平川亮が参加/2025年F1タイヤ&若手ドライバーテスト参加者一覧
AUTOSPORT web
ヘルムート・マルコがレッドブルを去る可能性。カタールGPでの一件が上層部の逆鱗に触れたか
ヘルムート・マルコがレッドブルを去る可能性。カタールGPでの一件が上層部の逆鱗に触れたか
AUTOSPORT web
バイザー付きヘルメットも入る「ライダースヘルメットトートバッグ」がドッペルギャンガーから発売! 折りたたみ式・容量26L
バイザー付きヘルメットも入る「ライダースヘルメットトートバッグ」がドッペルギャンガーから発売! 折りたたみ式・容量26L
バイクブロス
【これ、アリアリ(^^♪】スズキ ジムニー ノマドをキャンピングカーに改造 ポップアップルーフを備えた「スズキ ジムニー ノマド ポップ」登場!
【これ、アリアリ(^^♪】スズキ ジムニー ノマドをキャンピングカーに改造 ポップアップルーフを備えた「スズキ ジムニー ノマド ポップ」登場!
AutoBild Japan
アシックスがリベレイダースと初コラボ!──GQ新着スニーカー
アシックスがリベレイダースと初コラボ!──GQ新着スニーカー
GQ JAPAN
ホンダ新「軽ワゴン」発売に反響殺到! 「“一番低燃費”で経済的なのがイイ」「レトロっぽくてむしろ好き」の声も! 最上級より「55万円オトク」なシンプル仕立ての「N-ONE」最安モデルに熱視線!
ホンダ新「軽ワゴン」発売に反響殺到! 「“一番低燃費”で経済的なのがイイ」「レトロっぽくてむしろ好き」の声も! 最上級より「55万円オトク」なシンプル仕立ての「N-ONE」最安モデルに熱視線!
くるまのニュース
ディフェンダー最強「OCTA」がベース、『ダカール D7X-R』発表…ダカール・ラリー2026に挑む
ディフェンダー最強「OCTA」がベース、『ダカール D7X-R』発表…ダカール・ラリー2026に挑む
レスポンス
宮田莉朋、7度目の入賞で2025年を締めくくる「来季は2年の経験を生かしてベストを尽くす」/FIA F2第14戦レビュー
宮田莉朋、7度目の入賞で2025年を締めくくる「来季は2年の経験を生かしてベストを尽くす」/FIA F2第14戦レビュー
AUTOSPORT web
ヒョンデ、V2GとV2Hサービスを世界展開…EVを電力インフラに
ヒョンデ、V2GとV2Hサービスを世界展開…EVを電力インフラに
レスポンス
座席が無い「真っ白の新幹線」来年デビュー!日本初の画期的な車両に 東北新幹線で運行
座席が無い「真っ白の新幹線」来年デビュー!日本初の画期的な車両に 東北新幹線で運行
乗りものニュース
バードストライク発生数「1日4.6件」! 対策はハイテクとアナログの合わせ技 “エンジンに鶏肉撃ち込む試験”まで
バードストライク発生数「1日4.6件」! 対策はハイテクとアナログの合わせ技 “エンジンに鶏肉撃ち込む試験”まで
乗りものニュース
斬新「“四駆”ミニバン」26年発売へ! “アルファード超え”大柄ボディ&「めちゃ豪華内装」の“3列6人/7人乗り”仕様! 「600馬力超え」のパワトレも凄い! めちゃ光る“ド迫力顔”のジーカー「009」とは?
斬新「“四駆”ミニバン」26年発売へ! “アルファード超え”大柄ボディ&「めちゃ豪華内装」の“3列6人/7人乗り”仕様! 「600馬力超え」のパワトレも凄い! めちゃ光る“ド迫力顔”のジーカー「009」とは?
くるまのニュース

みんなのコメント

14件
  • cor********
    ウソつけ・・・ 出た時は「ディーゼルしかない」「走りがイマイチ」「古臭い」「見た目はおしゃれっぽいけど中身はトラック」とかさんざん酷評してたじゃねえか、自動車雑誌。 クロカンとしては真面目な車だったよ
  • ken********
    仕事でテラノもミストラルも何度も乗ったが
    TD27はターボ付いていてもATだと全く加速しなかった
    MTだとそんな事なくそれなりにちゃんとスピード乗っていくんだが
    ATのロスが大きいのかシフト変更のプログラムがゴミなのかとにかく加速しない
    加速しようと思ったらアクセルベタ踏みでキックダウン必須
    でも0発進でベタ踏みでも加速鈍いからやっぱATの伝達ロスが大きかったんだろうな〜
    今時のATじゃ考えられない位当時のATはゴミだった
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

244 . 3万円 308 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

45 . 0万円 249 . 0万円

中古車を検索
日産 テラノの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

244 . 3万円 308 . 9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

45 . 0万円 249 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村