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帝人が新型「LS-EV」プロトタイプをAEV社と共同開発 消費エネルギー効率はほぼ歩行者レベル

■「Well to Wheelゼロエミッション」というテーマを具現化したLS-EV

 帝人株式会社(以下、帝人)は、LS-EV(Low Speed Electric Vehicle:低速EV)の軽量化に向けた開発パートナーであるオーストラリアを拠点とするApplied EV社(以下、AEV社)と、LS-EVのプロトタイプを共同開発したと発表しました。

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 開発の背景としては、近未来のモビリティ像として「CASE」や「MaaS」が示されるなかで、環境負荷低減や超高齢化社会への対応を強化すべく、世界各国で自動車の電動化や自動運転化に向けた技術開発が進んでいること。また、世界的な指標として、自動車の動力源であるガソリンや電気などの製造過程から、完成車の駆動に至るまでのエネルギー効率を総合的に評価する「Well to Wheelゼロエミッション」が掲げられるなど、自動車社会にはさらに大きな変化の到来が予測されていることなどが挙げられるといいます。

 こうしたなかで帝人とAEV社は、将来のEVに求められる技術基盤を獲得・整備するために、2019年よりLS-EVの共同開発を推進。最近の成果として、用途に合わせた車体を搭載し、自動走行が可能な多目的LS-EV向けプラットフォーム「Blanc Robot」、および帝人が開発したポリカーボネート樹脂「パンライト」製のグレージングを表層に用いた、太陽電池搭載のLS-EV向けルーフを開発しました。

 今回開発されたプロトタイプは、帝人とAEV社が共同で取り組んできた「Well to Wheelゼロエミッション」というテーマを具現化したLS-EVです。

 同社が持つ、軽量・高強度素材や加工に関する最先端技術、さらには成形ノウハウなどに加え、AEV社が保有するLS-EVの基本設計や低エネルギーでの駆動・制御などに関する技術を最適条件で組み合わせることで、設計されたものとなっており、4名の乗車を可能としています。

 また、車体のプラットフォームには、低エネルギーでの走行が可能な「Blanc Robot」が使用されており、最適なエネルギー効率を発揮。無人走行システムにも対応することが可能です。

 車体の主要構成部である窓やドアには、軽量で耐衝撃性に優れる同社のポリカーボネート樹脂「パンライト」製のグレージングを使用し、洗練されたスタイリッシュな外観を実現。パンライトは赤外線遮断性にも優れているため、室内の温度上昇を抑えることもできます。

 パンライト製のグレージングが曲面形状に一体成形されたルーフには、ソーラーパネルと軽量な給電モジュールが搭載され、豪州の日照条件下での試験において、一般的なソーラーパネルと同等の約330Wを記録しています。

 車内の断熱・吸音材には、同社グループの帝人フロンティアが展開するポリエステル製タテ型不織布を用いることで、車外の熱気や冷気による車内温度への影響やロードノイズによる社内騒音を低減させることにより、車両のエネルギー効率や快適性の向上に貢献しています。

 これらによりエネルギー効率は、両社が目標としてきた歩行者レベルの消費エネルギーとほぼ同等となり、自動走行車としては過去最高レベルを達成したといいます。

※ ※ ※

 今後の展開として帝人は、近未来のモビリティへのニーズを先取りし、自社の高機能素材や設計、デザイン、複合化技術による技術提案力を強化することで、Well to Wheelゼロエミッションの実現に向けた取り組みを一層強化していく方針です。

 また、注力すべき重点領域として「環境価値ソリューション」を掲げており、持続可能な循環型社会の実現に貢献するソリューションを提供することで、長期ビジョンである「未来の社会を支える会社」となることを目指していくとしています。

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