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フェルスタッペン、ハードタイヤでの決勝スタートに自信「このタイヤは強力だ!」|F1 70周年記念GP

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フェルスタッペン、ハードタイヤでの決勝スタートに自信「このタイヤは強力だ!」|F1 70周年記念GP

 レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、第5戦F1 70周年記念GPの予選Q2をハードタイヤで突破。これにより、決勝レースを最も硬いハードタイヤでスタートすることになるが、彼はこの戦略について、間違いなく機能すると自信を持っているようだ。

 前戦イギリスGPと同じく、シルバーストン・サーキットで開催されている70周年記念GP。イギリスGPのタイヤコンパウンドは最も硬い組み合わせ(C1~C3)だったが、今回は1段階柔らかいコンパウンドが持ち込まれている。

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 つまり、イギリスGPでのソフトタイヤ(C3)が今回のミディアムタイヤに、前回のミディアムタイヤ(C2)が今回のハードタイヤになっているわけだ。

 摩耗が激しい今回のソフトタイヤ(C4)で決勝に臨むことを避けるため、予選Q2ではほとんどのドライバーがミディアムタイヤでアタック。一方で、フェルスタッペンは唯一ハードタイヤでアタックし、9番手でQ3進出を果たした。

「僕は、そのタイヤが強力だと感じていたんだ」

 そうフェルスタッペンは説明した。

「先週末のハードタイヤ(C1タイヤ)は使えない。それはかなりまともなタイヤだったはずだ」

「今週末使える中で最もハードなタイヤでいきたかったんだ。今週のソフトタイヤはすぐに壊れてしまうからね。それは選択肢になかった。みんなもそうしていた(ソフトタイヤを避けていた)のが分かるだろう」

「それにミディアムは先週のソフトで、素晴らしいタイヤではなかった。上位陣もそのタイヤで予選をしたくなかっただろう。先週より暖かくなったのに、なんでそのタイヤを使って予選をするんだ?」

「だから僕にとって、ハードタイヤでQ3にいけるかどうかだけが問題だったんだ」

 決勝では4番グリッドからスタートすることになるフェルスタッペン。ミディアムタイヤを履く周囲のマシンたちよりも、スタート時の蹴り出しが悪くなる可能性については懸念が残るようだ。

「決勝のスタートは少しトリッキーになるかもしれない。でもイギリスGPでも自分より柔らかいタイヤを履くクルマを抑えることができたから、大丈夫だと思う」

 予選Q3では、まずミディアムタイヤでアタックし5番手だったフェルスタッペン。2度目のアタックではソフトタイヤを履き、自己ベストを更新したものの、メルセデス勢に加えニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)の後塵を拝し、予選を4番手で終えた。

 フェルスタッペンは、チームとしてもっとうまく予選を戦えた可能性があると認めた。

「どちらのタイヤが最速になるか分からなかったんだ」

 そうフェルスタッペンは予選Q3を振り返った。

「だから僕たちは両方試してみた。後から考えれば、僕は予選で計4周しかアタックしていないから、十分じゃなかったのかもしれない。それもタイヤはソフト、ハード、ミディアム、ソフトの順に使った。だから良い参照データがなかったんだ」

 フェルスタッペンが予選全体で12周しか走っていないのに対し、メルセデスの2台は計20周を走っている。彼らはソフトタイヤを使ったQ1で8周走行し、ミディアムタイヤでQ2突破を確実にした後もソフトタイヤでコースイン。その感触を確かめた。

 そしてQ3では、ソフトタイヤで最初のアタックを行なった後、ミディアムタイヤでさらにタイムを伸ばしている。メルセデスはイレギュラーな状況でも、予選を通して最終アタックに向けた準備をしていたのだ。

 フェルスタッペンも、チームとしてもっとうまく予選を戦えたはずだと感じているようだ。

「手順という点に関しては、僕たちは最高の仕事ができなかったと思う。だから、そこは次回に向けて学ぶべきところだ。それが、クルマは悪くなかったけどQ3をうまく戦えなかった理由なんだ」

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