閉めた時と同じ方法で開けましょう
駐車場などでクルマが突然、けたたましく何度もクラクションを鳴らしているのを聞いたことがあるかもしれません。もちろん、危険を回避するためドライバーが鳴らしたものであれば納得ですが、ここでいうクラクションは一定間隔で繰り返し鳴るものです。何しろやかましいので、周囲の人は早く止まって欲しいと思うことでしょう。なぜ、このような現象が起きるのでしょうか。
クルマが故障したのでないならば、最も考えられる要因は盗難防止アラームの作動です。盗難防止アラームは2000年代以降のクルマには標準装備され、その名の通り盗難などの被害を未然に防止する装置です。窓ガラスや車体に強い力が加わったり、ドアがこじ開けられたりした際に、クラクション鳴動のほかハザードランプも点滅し、周囲や持ち主へ異常を伝えます。
ただし冒頭の駐車場での鳴動は、まさに盗難被害にあっている……といったことは少ないようです。多くの場合はクルマの持ち主がそばにいるからです。では、いったい何が起きているのでしょうか。
よくあるのは、ドアを開けようとした時の鳴動です。スマートキーが普及して久しい昨今、クルマ(盗難防止アラーム)は物理キーによる施解錠に敏感な設定です。車種やメーカーにもよりますが、特に施錠・解錠で使用するキーが一致していない場合、クルマは盗難にあったと判断、アラームが鳴ります。
ほかにも、乗車後にスマートキーを使って施錠し、エンジンを始動させた場合も挙げられます。遠隔操作ができるスマートキーは、車外の離れたところで扱われることが想定されているため、車内から発せられた電波を異常と判断することがあるのです。
子どもを車内に残して離れると…
似たような事例では、親がスマートキーで車外から施錠したものの、車内に残った子どもが(内側から)ロックを解除した場合も考えられます。クルマからすれば車内に人がいるとは想定されず、さらには施解錠の手段が一致していません。
盗難などの被害がないのに作動させてしまうと、周囲の目も気になる盗難防止アラームですが、では止めるにはどうすればよいのでしょうか。
車種やメーカーによる差異はあるものの、一般的には「もう一度、施解錠の手段を一致させる」ことが必要です。最近のクルマなら、計器類に盗難防止アラームがスタンバイしているかどうかを示すランプがあります。人感センサーでもあり、これが点灯したらスタンバイの証拠。車内からの解錠や開扉で盗難防止アラームが作動します。逆に点灯しなければ、普段通り車内に人がいるとクルマも判断しています。
なお、どうしても鳴りやまない場合はバッテリーを外し強制的に止める方法もありますが、そもそも盗難防止アラームが故障している可能性もあるため、ディーラーなどに相談するとよいでしょう。
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