レッドブルのマックス・フェルスタッペンはF1シンガポールGPを5位で終え、連勝記録がストップした。彼は表彰台を争うことができると感じていたものの、レース展開が味方しなかったと語った。
フェルスタッペンはハードタイヤを履き11番手からスタート。上位勢とは逆のタイヤ戦略で上位浮上を目指した。しかし、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)のクラッシュによって20周目に出動したセーフティカー(SC)は、ミディアムタイヤでスタートした上位勢のピットストップ前という、フェルスタッペンにとっては最悪のタイミングだった。
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ステイアウトしたフェルスタッペンは一時2番手まで浮上したものの、タイヤの違いもあって上位勢には対抗できず、40周を走ったところでピットインしポイント圏外まで後退。するとその直後にエステバン・オコン(アルピーヌ)がマシントラブルでストップし、バーチャルセーフティカー(VSC)が出された。
ここでもレース展開が味方しなかったフェルスタッペンだが、終盤はミディアムタイヤで追い上げ、最終的に5位でレースを終えた。
フェルスタッペンは、SCとVSCがなければもっと上位に行けたはずだと考えている。
「SCに関してはすべてが不利に働いた。最悪のシナリオだったんじゃないかな。もう少し僕たちに有利に働いていたら、僕は(上位の)みんなと争っていただろうね」
そうフェルスタッペンは語った。
「特に最後のスティントはかなりイージーだったよ」
「望んでいたような結果ではなかったけれど、今日は少し良くなったと思う。でも、レース中に出動したSCは僕たちにとって不運だった」
「昨日何が悪かったのか、詳しくは言えないが、今日のレースからかなり多くのことを学んだのは確かだ」
「問題なのか、より良い形でカムバックできるかは来年戻ってこなければ見せられないということだ」
13番手からスタートしたセルジオ・ペレスは8位でフィニッシュしたが、オープニングラップに角田裕毅(アルファタウリ)と接触し、フロントウイングを破損。その後アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)との接触でレース後に5秒のタイム加算ペナルティを受けたが、8位という結果は変わらなかった。
「何もないよりはいいね」と、ペレスは語った。
「数ポイントを獲得してここを去るのは悪くない。でも、最悪の週末だった」
シンガポールGPでついにレッドブルおよびフェルスタッペンの連勝記録がストップした。フェルスタッペンは、レッドブルがF1を支配し続けるためには、もっと完璧である必要があると話した。
「すべてが完璧でなければならない。誰もがいつも『レッドブルの圧倒的な強さを見てみろ、なんて簡単なんだ』と言うけれど、決して簡単ではないんだ」
「適切にパフォーマンスを発揮するためには、細かいところを突き詰めなくちゃいけない。今週末は明らかに、いくつかのことがうまく行かなかった。そうなると後手に回ることになるんだ」
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