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ビジュアルだけで選ぶ理由になる!プジョー208GTハイブリッド【日本版編集長コラム#71】

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ビジュアルだけで選ぶ理由になる!プジョー208GTハイブリッド【日本版編集長コラム#71】

3008、2008とスペックが異なる

3008、2008と続いたプジョー(ステランティス)の1.2L直列3気筒ターボのマイルドハイブリッドエンジン搭載車シリーズ、3台目は『プジョー208GTハイブリッド』である。

【画像】ビジュアルだけで選ぶ理由になる!プジョー208GTハイブリッド 全43枚

実はこの208、2台とはエンジンスペックが異なっている。そこで3台の数値を改めて確認しておきたい。

プジョー3008GTハイブリッド・アルカンターラ・パッケージ 価格:573万円
全長:4565mm 全幅:1895mm 全高:1665mm 車両重量:1620kg
エンジン最高出力:100kW(136ps)/5500rpm 最大トルク:230Nm/1750rpm
モーター最高出力:16kW/4264rpm 最大トルク:51Nm/750-2499rpm
燃料消費率(WLCTモード):19.4km/L

プジョー2008GTハイブリッド 価格:434万円
全長:4305mm 全幅:1770mm 全高:1580mm 車両重量:1330kg
エンジン最高出力:100kW(136ps)/5500rpm 最大トルク:230Nm/1750rpm
モーター最高出力:15kW/4264rpm 最大トルク:51Nm/750-2499rpm
燃料消費率(WLCTモード):21.5km/L

プジョー208GTハイブリッド 価格:399万円
全長:4115mm 全幅:1745mm 全高:1465mm 車両重量:1230kg
エンジン最高出力:74kW(100ps)/5500rpm 最大トルク:205Nm/1750rpm
モーター最高出力:15kW/4264rpm 最大トルク:51Nm/750-2499rpm
燃料消費率(WLCTモード):22.4km/L

そう、208は同じ形式ではあるものの、30ps/25Nmほど低いスペックになっているのだ。参考までにエンジンのみで3台のパワーウェイトレシオを計算すると、3008が約11.9kg/ps、2008が約9.8kg/ps、208が12.3kg/psとなり、実は2008が一番上の数値になる。

これは意外だった。何となくのイメージで、208のほうが上だと思っていたからだ。

ベーシックなガソリンエンジンモデルは?

そこで気になったので、ベーシックなガソリンエンジンモデルも調べてみた。

プジョー208GT 価格:366万円
全長:4115mm 全幅:1745mm 全高:1465mm 車両重量:1160kg
エンジン最高出力:74kW(100ps)/5500rpm 最大トルク:205Nm/1750rpm
燃料消費率(WLCTモード):17.9km/L

これはモーターも含めるのでkWの合計で比較すると、ハイブリッドの13.8kg/kWに対し、ガソリンモデルは15.7kg/kWとなる。価格差30万円でこれだけのスペックを得られるなら、ハイブリッドが有利と言えそうだ。

2008らの136psに対しなぜ100psなのかは不明だが、恐らくはバランスを求めた結果だろう。ちなみに同ユニットを搭載するシトロエンC3も100ps、C3ときょうだい車で今年日本導入が予定される、フィアット・グランデパンダも100psとなる。

ところが、プジョー208と同じ工場で生産されるランチア・イプシロンは、デビュー時こそ100psだったが、途中で110psへとパワーアップを果たしている。というわけで、同系パワーユニットといっても、モデルごとにスペックを変化させているようだ。

1.6L版205GTIの感覚

プジョー208は2019年春のジュネーブ・ショーでデビューし、実は現地で取材もしている。牧歌的なイメージもあった先代から、往年の205を思わせるシャープな雰囲気へガラリと変わり、「これはカッコイイ!」と思ったのをよく覚えている。

翌年の日本導入以降は、205GTIとの比較記事を作ったりそれなりに取材もしてきた。ちなみに話は脱線するが、その時に初めて乗った205GTIの1.6Lモデルが素晴らしすぎて、今でもその感覚が身体に残っている。以前乗ったことのある後期モデルの1.9Lと別物とは聞いていたものの、まさかこれほどまでとは……。

その時は205と並べてしまったため、208が大きなサイズに思えてしまったのだが、今回、改めて数日を過ごしてみて、現代の路上ではコンパクトで使いやすいサイズだなぁと感心。

肝心の走りは、やはり2008と比較するとパワー不足を感じてしまった。特に筆者のように長距離移動が多いと、高速道路を中心に2008のほうが走りやすい場面があった。208はもう少し中間トルクが欲しい印象だ。

しかし、208自体は十分なスペックであり、特に街中ではテンポよく走ってくれる。足回りの硬さも絶妙で、シートサポートもいい塩梅。装着するタイヤ、ミシュラン・プライマシー4との組み合わせも良好で、他にも回生ブレーキの強さがちょうどいい……など、3008、2008でも感じたプジョーらしい美点が溢れている。

自分で乗るならこの色

また、ボディカラーのアゲダ・イエローも実に素敵。インテリアのステッチも同系色なので、自分で乗るならこの色かなぁと思ったほど。あとは装備面でシートヒーターがないのが惜しいくらいで、ダメなところが見当たらない。その熟成度たるやかなりのものだ。

さて3008、2008、208と順番に乗ってきて思ったのは、このパワーユニットがとにかくよくできていることだ。長距離移動の多い筆者のベストバイは2008となるが、人や荷物も多く載せるなら3008や、最近加わった5008も魅力的。同じパワーユニットでいえば308や408もある。

そして何より208はパワーユニットも魅力的だが、ハッチバック好きの筆者(53歳)にとって、とにかくビジュアルが輝いて見えるのだ。デビューから約7年。次期モデルの声も聞こえる中、このビジュアルだけでも十分にプジョー208を選ぶ理由になる。

こうして見ていくと、現在のプジョーは実に魅力的なラインナップを有していると言えるだろう。今回話題に上がらなかったミニバンのリフターも、きょうだい車のシトロエン・ベルランゴやフィアット・ドブロのデキを思い出せば、選択肢として大いにありだ。

というわけで今は、原稿を書いた勢いで、ベストバイと書いたプジョー2008の認定中古車サイトを見ている。お、ガソリンモデルは全国で85台もあるのか。おぉ、ディーゼルも結構あるなぁ……。

この話は今回で終わる予定でしたが、実は次回にちょっとだけ続きます。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN

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