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トヨタが新型SUV「世極」発表! 白ボディで塊感強調!? 全長5m超えの新たな「センチュリー」を中国でお披露目

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トヨタが新型SUV「世極」発表! 白ボディで塊感強調!? 全長5m超えの新たな「センチュリー」を中国でお披露目

■新型センチュリーを発表

 2023年11月17日より開幕した広州モーターショー2023にて、トヨタは新型「センチュリー」の中国仕様車を発表しました。
 
 日本向けとはいったいどのような違いがあるのでしょうか。

【画像】「えっ…!」これが斬新ドア採用!のトヨタ新型「センチュリー」です(49枚)

 センチュリーはトヨタが誇るフラッグシップ、最高級のセダンとして1967年に登場しました。

 30年間にわたって初代が生産されたのち、1997年には2代目へとバトンタッチをおこないます。

 最新モデルとなる3代目は2018年に登場したばかりですが、2023年9月にはまったく新しいボディの新型モデルが登場しました。

 全長5205mm×全幅1990mm×全高1805mm、ホイールベース2950mmの新型センチュリーは歴代モデル初となるPHEVでもあり、3.5リッターV型6気筒エンジンにフロントモーターとeAxleを組み合わせたパワートレインとなります。

 新たな時代に向けたセンチュリーですが、発表当初より海外展開の有無が多くにとっての話題の的となっていました。

 トヨタの担当者も「具体的な仕向地や台数は公表できないものの、海外市場も見据えている」としており、もし実現したら初めて本格的に海外展開されるセンチュリーとなります。

 そんな中、2023年10月には中国政府機関が公表した資料より、新型センチュリーが中国にも導入されることを示唆する情報が明らかとなりました。

 情報が判明したのは中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)が制作した税制優遇対象のEVリストからです。

 そこにはセンチュリーの型式「GRG75L-CNXGBC2」、そして中国名として「世極」が記載されており、併記されている航続距離やバッテリースペックも日本仕様と同様の数値でした。

 このことから新型センチュリーの中国導入は確実ではないかと噂されていましたが、2023年11月17日より広東省広州市にて開催されている広州モーターショー2023にて、トヨタは新型センチュリーの中国仕様車をお披露目しました。
 また、これに際して中国向けセンチュリーの公式サイトもオープン、コンフィギュレーターからは選択可能な装備も確認できます。

■新型センチュリーの中国名は「世紀」じゃない? なぜレクサスブースで発表された?

 中国向けセンチュリーは事前情報の通り、「世極」という名前で販売されます。

 以前より中国メディアなどがセンチュリーを話題にする際は「世紀」と非公式ながら表記されていましたが、今回の正式な投入をもって中国語名が定められました。

「世紀」ではなく「世極」となった理由は明らかでありませんが、これにはおそらくビュイックがすでに中国市場限定で販売している高級ミニバン「GL8 センチュリー(中国語名:GL8 世紀)」の存在が影響していると見られます。

 ビュイックのミニバンとの混同や商標問題を避けるために、より歴史の長いセンチュリーのほうが「世紀」という名称を譲った形です。

 また、実際の発表はトヨタのブースではなく、レクサスのブースでおこなわれました。

 発表中には「トヨタ」の名前が言及されましたが、公式サイトの作りはレクサス風であり、取り扱い店舗の一覧は中国全土のレクサスディーラーが記載されています。

 一方、公式サイトやプレスリリースなどには「トヨタ」「レクサス」の名前が表立っては登場していません。

 商品展開的にはどちらにも属さない、独立した「センチュリー」ブランドでの展開のようですが、実際の納車やアフターサポートはレクサスのディーラーが担当するということでしょう。

 広州モーターショーの会場でお披露目されたのは白一色のセンチュリーです。

 日本では白系のボディカラーがプレシャスホワイトパールとシルバーのツートンとなる「白鶴」のみですが、中国ではホワイト単色となる「凝玉」が選べる形になります。

 逆に、グレーとプロミネントグレーとブラックのツートンとなる「黎明 杼型」は中国向けセンチュリーの公式サイトに記載はなく、日本独自のボディカラーになると見られます。

 これ以外にもハンドルの位置が左だったりと細かい点で日本仕様との違いが確認できますが、もっとも気がつきやすいのはリアゲートにおける「CENTURY」エンブレムの有無です。

 日本仕様では伝統的な「鳳凰」エンブレムの上に「CENTURY」と記載されているのに対し、中国仕様ではこのエンブレムが装着されていません。

 このことからも、中国市場では「センチュリー」ではなく「世極」として販売するという強い意志のようなものが感じられます。

※ ※ ※

 中国向けセンチュリーの価格は発表されませんでしたが、輸入車扱いとなれば15%の関税が課されるため、日本よりも高い販売価格が設定されることでしょう。

 また、センチュリー発表時に話題となった「オーダーメイドプログラム」が中国でも実施されるかに関しても気になる点となります。

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