スーパーGT第3戦セパンでは、37号車Deloitte TOM'S GR Supraが優勝。8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GTは一時首位を走行するも2位に終わり、昨年の第6戦から続くトヨタ陣営の連勝をストップさせることはできなかった。
ARTA 8号車は予選で2番グリッドを獲得。スタートドライバーの松下信治が、ポールシッターの19号車WedsSport ADVAN GR Supraの一瞬の隙をついてトップに浮上すると、55周のレースの21周目で野尻へとドライバー交代した。
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このままレースを優位に進めていくかに思われたARTA 8号車だったが、その前に立ちはだかったのが、レース後半までステイアウトを続けていたDeloitte TOM'Sだった。Deloitte TOM'Sは32周目にピットストップを行なうと、ARTAの前でコースに復帰。野尻は前を行くジュリアーノ・アレジに並びかける場面もあったもののオーバーテイクには至らず、そのままじわじわと差を広げられるレース展開になった。
「聞いている話だと37号車(Deloitte TOM'S)は自分たちの後ろに出るという話だったので、ほんの少し余力を残すような、95%くらいタイヤを使い続けるようなイメージで走っていました」と野尻は話す。
「これで前に出られるなら大丈夫だろうと踏んでいましたが、想定外だったのは彼らのピットストップがものすごく速かったことです。右京選手も、スティントの最後でものすごいペースで走っていて、その辺が自分たちの流れが変わったターニングポイントになったのかなと思います」
実際、笹原もチェッカー後のインタビューで、自身のスティントの最後の数周は人生を賭けるほどの猛プッシュをしていたと語っていた。かくして逆転を許したARTAだが、野尻は地力の差もあったのではないかと述べた。
「彼らは僕たちよりも10周くらい遅くピットに入ったかと思いますが、その(タイヤマイレージの)差分以上にペース差があったような気がします。そこは本当に完敗だったかなと」
8月に行なわれる次戦は、スプリントレース2本という新たなフォーマット。この大会はシーズン中盤戦としては異例のサクセスウエイトなしとなる。スーパーGTにおいて中盤戦は、獲得ポイントが少ない=搭載ウエイトの少ないチームにチャンスがやってくるというのが常であったため、このフォーマットに否定的なファンの声も少なくない。
しかし野尻は、いちドライバーとしてはハンデなしのガチンコ勝負を歓迎しているようだ。
トヨタ陣営の8連勝阻止に向けた意気込みを問うと、野尻はこう答えた。
「このタイミングでノーウエイトなのかという意見もあると思いますが、根本的にレースって“そうじゃない”と思っています。サクセスウエイトがあるレースの方が珍しいですからね」
「逆に言うと、ガチンコの中で自分たちが勝つ力があるということを証明したいという気持ちもレーシングドライバーとして強く持っています。僕はどちらかというと歓迎ですね。それで負けなら、負けですから」
「次の富士はトヨタのホームではありますが、牙城を崩したいなと思います。例年我々は富士で調子良かったりするので、楽しみにしています」
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みんなのコメント
日産は…………。
シーズン始まって大きな上積みがある訳でないので、スープラ速いんじゃないの???