鶴橋のディープな「新楽井」で焼肉×水中眼鏡!?──うまいもんが勢揃い！大阪グルメ、ハイ＆ロー巡り「焼肉編」

食い倒れの街、大阪。大阪・関西万博もいよいよ始まり、ますますの盛り上がりを見せている。一度は訪れたい高級店と、ローカルに愛されるカジュアルな名店。大阪ならではの名物グルメをハイ＆ロー、ともに厳選した。コリアンタウンとして知られる鶴橋の老舗焼肉店、「新楽井」にフィーチャー。

水中眼鏡を装着！ 鶴橋のディープな世界へ

1952年、開店資金が乏しかった初代は自宅を改装し、知人に譲ってもらった机の天板に七輪をのせて焼肉店をスタートした。現在は、孫夫婦が引き継いでいるが、店内は創業時のまま、あぐらで焼肉をいただくスタイルだ。

七輪上にダクトがないため混雑時には煙が充満。目がしみることもあるが、それも今や名物に。入り口では、ゴーグルや水中眼鏡の貸し出し、ポンチョやシャワーキャップの販売も行われ、皆一様にモクモク感を楽しんでいる。

一番人気のハラミは噛むほどに旨みがじわり。ニオイやクセはないが、ホルモンならではの濃い味わいもしっかりと感じ、創業時から変わらないちょっと甘めのタレとも相性抜群。酒も白飯も進ませる。

新楽井住所：大阪府大阪市生野区鶴橋5-17-28
TEL：06-6716-1795
営：15：00～21：30（LO） 
休：月曜
IG：@yakinikusenmonten_arai

写真・香西ジュン　文・天野準子　編集・橋田真木（GQ）