現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > DTMが新たなGT4シリーズ『DTMトロフィー』を創設。2020年から開催へ

ここから本文です

DTMが新たなGT4シリーズ『DTMトロフィー』を創設。2020年から開催へ

掲載 更新
DTMが新たなGT4シリーズ『DTMトロフィー』を創設。2020年から開催へ

 DTMドイツ・ツーリングカー選手権を運営するITR.e.Vは10月31日、シリーズのサポートレースとして、新たにFIA-GT4カーを対象にした新たなチャンピオンシップを立ち上げると発表し、そのシリーズ名称が『DTMトロフィー』となることをアナウンスした。

 DTMトロフィーと名付けられた新シリーズは、全10ラウンドで争われるDTMの2020年レースカレンダーのうち、第3大会イゴラ・ドライブと第5大会モンツァ、第7大会ブランズハッチを除く都合7大会で開催される。これらの週末で、新シリーズは2回のフリープラクティスと20分の予選セッション、30分間の決勝レースが2回行われる予定だ。

GRスープラGT4、2020年3月から欧州で販売開始、価格は約2115万円。日本・アジア展開は2020年11月

 レースの対象車は前述のとおりFIA-GT4カーとなるが、ブランパンGTシリーズなどの運営団体であるSROモータースポーツ・グループのBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)とは独立した、ITR独自のパフォーマンス・バランスが取られるという。このためDTM発の新シリーズは、2019年にSROによって設立されたGT4シリーズ『ADAC GT4ドイツ』の直接的なライバルとなることが予想される。

 なお、現在DTMに参戦しているアウディとBMW、アストンマーティンの3メーカーはいずれもGT4車両を有しており当然、同シリーズに参加することができるが、DTMトロフィーは上記3メーカーのクルマに限らずGT4規定車であれば、どの車両でも出場可能だ。

 ITRのマネージング・ディレクターを務めるアヒム・コストロンは「DTMトロフィーは、意欲的な若いドライバーと経験豊富なプロフェッショナルドライバー、どちらにとっても魅力的なパッケージであるように努力している」と述べた。

「車両パフォーマンスの近いGTカーでレースが行われるGT4は、世界中のさまざまな魅力的な自動車メーカーのよって支持されているカテゴリーだ。それを用いるDTMトロフィーはファンと競技者が一度に楽しめる素晴らしいシリーズになることだろう」

 2020年から開始となる新シリーズには3つのチャンピオンシップが設定され、ひとつはドライバーズタイトル。もうひとつはチームタイトル。最後のひとつは1998年以降に生まれた若手ドライバーが対象だ。

 参戦条件については国際D以上のライセンスを持つ者とされ、登録期間は11月6日から2020年3月11日までとなっている。エントリー費はゾルダー、ラウジッツリンク、アンデルストープ、ノリスリンク、TTアッセン、ニュルブルクリンク、ホッケンハイムの全戦分で2万7000ユーロ(約325万円)だ。

■DTMトロフィー 2020年レーススケジュール
RoundDateCircuit14月24~26日ゾルダー(ベルギー)25月15~17日ラウジッツリンク(ドイツ)36月12~14日アンデルストープ(スウェーデン)47月10~12日ノリスリンク(ドイツ)59月4~6日TTアッセン(オランダ)69月11~13日ニュルブルクリンク(ドイツ)710月2~4日ホッケンハイム(ドイツ)

こんな記事も読まれています

気取らないゴルフ的:フォルクスワーゲンID.3 反発意見も多い:テスラ・モデル3 カッコだけじゃない:ルノー・メガーヌ E-テック お手頃EV 12台比較(3)
気取らないゴルフ的:フォルクスワーゲンID.3 反発意見も多い:テスラ・モデル3 カッコだけじゃない:ルノー・メガーヌ E-テック お手頃EV 12台比較(3)
AUTOCAR JAPAN
車高調に交換しても純正ダンパーは捨てちゃダメ! 加工してオーダーメイドのサスペンションに生まれ変わる「K-one DAMPERリプレイス」とは
車高調に交換しても純正ダンパーは捨てちゃダメ! 加工してオーダーメイドのサスペンションに生まれ変わる「K-one DAMPERリプレイス」とは
Auto Messe Web
スーパーGT第1戦岡山のZFアワードはGT300優勝のmuta Racing INGINGが受賞
スーパーGT第1戦岡山のZFアワードはGT300優勝のmuta Racing INGINGが受賞
AUTOSPORT web
シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
レスポンス
日本GPでは2台が接触する不運も。今季絶不調のアルピーヌF1、ファミン代表がチームを鼓舞
日本GPでは2台が接触する不運も。今季絶不調のアルピーヌF1、ファミン代表がチームを鼓舞
AUTOSPORT web
再舗装も行われた上海でのスプリントにドライバーらが反対「マシンがトリッキーになることを考えるといい選択ではない」
再舗装も行われた上海でのスプリントにドライバーらが反対「マシンがトリッキーになることを考えるといい選択ではない」
AUTOSPORT web
見ても食べても楽しすぎる! 新たな「レクサスカフェ」誕生! クルマと道を体感する「LEXUS MEETS...」とは
見ても食べても楽しすぎる! 新たな「レクサスカフェ」誕生! クルマと道を体感する「LEXUS MEETS...」とは
くるまのニュース
ニュルブルクリンクADAC 24h第1レースでトーヨータイヤ「プロクセス」装着車両がワンツーフィニッシュ
ニュルブルクリンクADAC 24h第1レースでトーヨータイヤ「プロクセス」装着車両がワンツーフィニッシュ
レスポンス
【編集部厳選】アバルト「595」用の車高調やスロットルコントロールに注目!「ドロロンステッカー」はストレートになって貼る場所が増えました
【編集部厳選】アバルト「595」用の車高調やスロットルコントロールに注目!「ドロロンステッカー」はストレートになって貼る場所が増えました
Auto Messe Web
予測しづらいマシンの改善に取り組むメルセデスF1、日本GPで確かな手ごたえ「結果に表れてなくても、進歩が見られた」
予測しづらいマシンの改善に取り組むメルセデスF1、日本GPで確かな手ごたえ「結果に表れてなくても、進歩が見られた」
AUTOSPORT web
トーヨータイヤが「ジャパントラックショー2024」に「TOYO TIRES」ブースを出展! さまざまなステージコンテンツを展開
トーヨータイヤが「ジャパントラックショー2024」に「TOYO TIRES」ブースを出展! さまざまなステージコンテンツを展開
乗りものニュース
華やか、かつ緻密。ポルシェ・ペンスキーの最新ファクトリーに特別潜入
華やか、かつ緻密。ポルシェ・ペンスキーの最新ファクトリーに特別潜入
AUTOSPORT web
今季唯一の耐久戦は新型クプラ・レオンVZ TCRのレイス&フォレスティ組が制覇/TCR南米開幕戦
今季唯一の耐久戦は新型クプラ・レオンVZ TCRのレイス&フォレスティ組が制覇/TCR南米開幕戦
AUTOSPORT web
ホンダアクセス、「アウトドアデイジャパン名古屋 2024」にHondaキャンプとして出展
ホンダアクセス、「アウトドアデイジャパン名古屋 2024」にHondaキャンプとして出展
月刊自家用車WEB
ホンダ新型「“スポーティ”セダン」世界初公開! 斬新ハンドル&モニター&鮮烈“レッド内装”採用! ド迫力ボディがカッコイイ「GT C」登場
ホンダ新型「“スポーティ”セダン」世界初公開! 斬新ハンドル&モニター&鮮烈“レッド内装”採用! ド迫力ボディがカッコイイ「GT C」登場
くるまのニュース
ホンダ「N-VAN」 アウトドアスタイルな特別仕様車「スタイル+ ネイチャー」発売
ホンダ「N-VAN」 アウトドアスタイルな特別仕様車「スタイル+ ネイチャー」発売
グーネット
マクラーレンの新店舗が横浜みなとみらいにオープン、さらにアルトゥーラ スパイダーを日本初公開 2つの相乗効果にせまる
マクラーレンの新店舗が横浜みなとみらいにオープン、さらにアルトゥーラ スパイダーを日本初公開 2つの相乗効果にせまる
AUTOCAR JAPAN
HRCホンダレーシングが、日の丸カラーの『シビックタイプR』でスーパー耐久2024年シーズンに挑む
HRCホンダレーシングが、日の丸カラーの『シビックタイプR』でスーパー耐久2024年シーズンに挑む
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村