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結局自動車保険って単年契約と複数年契約どっちがいいの!?

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結局自動車保険って単年契約と複数年契約どっちがいいの!?

 自動車保険といえば、更新は1年ごとというイメージが強いかもしれません。しかし、近年ではカーローンと一体になった商品などでの、複数年契約も増えてきています。保険の契約年数は長いほうが良いのでしょうか、短いほうが良いのでしょうか。それぞれの特徴を整理しながら、自動車保険の契約年数について考えていきましょう。

文:佐々木 亘/画像:Adobestock(トップ写真=Take Production@Adobestock)

【画像ギャラリー】何を重視するかによって単年か複数年かは変わってくる!!(3枚)

事故あり係数を少なくできる複数年契約の安心感

 複数年契約(長期保険)の最大の魅力は、事故を起こして保険を使っても、契約期間中は等級が下がらず保険料が変わらないという点です。また、更新時に付いてしまう「事故あり係数」も、単年契約の場合は3年ですが、長期保険の場合は2年と短くなるのも大きなメリットになるでしょう。

 例えば、令和5年式アクア、20等級、35歳以上、ゴールド免許、日常レジャー使用、車両保険ありの条件で自動車保険に加入した場合を考えてみます。

 単年契約で事故を起こすと3等級ダウンし、翌年の等級は17等級となり、保険料は約7万5,000円から約10万5000円へと年間で約3万円上がってしまいます。しかし、長期保険の3年契約では事故があっても契約期間中は保険料が据え置きされるため、翌年も7万5,000円のままです。

 さらに、単年契約であれば事故後の等級は17等級で、事故後の更新から3年間事故無しの状態にならなければ、20等級まで戻りません。

 しかし、長期の3年契約であれば事故があっても保険料はそのまま。仮に契約初年度に事故を起こし、その後の2年間は無事故だったら、次回更新時(3年後)には3等級ダウンと2等級アップが同時に起こって、19等級での更新になります。

 そして事故あり係数も2年間の付保となるため、3年保険は更新後の2年間で約4万円上がるだけ。単年契約と比べると、事故後の更新から2年間の保険料にして、約2万円の差にもつながってくるのです。

 つまり、長期保険を選ぶと事故による保険料の急な増額を心配せずに済み、家計を安定させることができます。

柔軟に見直せる単年契約の底力

 自動車保険の長期契約は、様々なメリットがありますが、単年契約にも確かな意義があります。

 単年契約は、毎年の更新時に事故歴や走行状況、家族構成などの変化に応じて補償内容を随時調整できるのが強みです。また、保険会社が新たに導入する割引制度や特約を翌年から取り入れられる点も魅力といえるでしょう。

 近年の自動車保険は改定のスピードが速まっています。例えば、その変化を実感できるのが車両保険です。

 これまでエコノミー型では「車同士の事故が対象」という制約の強い内容が一般的でした。しかし最近では、当て逃げや動物との衝突など補償範囲を広げる動きが見られるようになっています。

 こうした改定があると、1年契約であれば次回の更新時に新しい補償を反映させられ、契約内容を時代に合わせて柔軟に見直せるという利点につながるのです。

 専業代理店で単年契約が主流であるのは、こうした保険商品の特性や契約者のリスク変化に迅速に対応できる合理性が背景にあります。また、ネット型保険も単年契約のほうがリスク変動への対応しやすく、保険料率改定等の影響を反映させやすいため単年保険が主流です。

 クルマを乗り換える機会が多い人や、ライフスタイルが変化しやすい家庭にとっては、柔軟に対応できる単年契約の方が合理的といえるでしょう。

結局どっちを選べばいいの?

 長期保険は「安定と安心」を、単年契約は「柔軟性と最新性」を重視する人に向いていると思います。

 筆者は、保険料の安さにおいては単年契約のネット型保険に魅力を感じますが、実際に使っているのは自動車ディーラーで加入できるクレジット一体型の長期保険(5年)です。契約期間中は等級が下がらないという点と、単年契約よりも保険料が割安なため、この契約形態を選んでいます。

 単年と長期、どちらが優れているかではなく、自分や家族のライフスタイル・車の購入方法・家計の考え方に合わせて選ぶことが、納得のいく自動車保険につながるでしょう。次回更新時に、保険の契約の仕方を考えてみてはいかがでしょうか。

文:ベストカーWeb ベストカーWeb

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