ロールス・ロイス初の量販BEV(バッテリー式電気自動車)「スペクター」に追加された「ブラック・バッジ」は、パワフルでラグジュアリーな2ドアクーペだった。『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキがリポートする。
ブラック・バッジ、独自の世界
異次元のラグジュアリースポーツクーペ──新型ロールス・ロイス ブラック・バッジ・スペクター試乗記
2025年2月18日にイギリスで発表された新型ブラック・バッジ・スペクターに、東京都内で4月末に試乗した。
ブラック・バッジ・スペクターは、あらゆる面でロールス・ロイス史上最もパワフルで大胆なモデルという。
搭載するモーターは、最高出力485kW、最大トルク1075Nmを発揮。実際、アクセルを踏み込むと驚異的な加速性能を味わえた。
エクステリアは、新色の「ヴェイパー・ヴァイオレット」が目をひく。深みのある黒紫色は、 1980年代から1990年代のクラブ・カルチャーの雰囲気にインスピレーションを得たという。日本だとさしずめ麻布十番「マハラジャ 東京」(84年)や芝浦「ジュリアナ東京」(91年)といったディスコだろうか。
ロールス・ロイスによればオーナーの平均年齢は43歳というから、その世代はその頃の東京の夜を彩ったディスコは未体験のはずだが、かえって、当時の雰囲気を醸し出す妖艶なボディカラーは新鮮に見えるのかもしれない。かくいう筆者もそのひとりで、もし自身が所有するならヴェイパー・ヴァイオレットの一択だ。
ヴェイパー・ヴァイオレット以外のボディカラーも選択可能。望めばロールス・ロイスのビスポーク・デザイナーとともに、特別色を開発できる。
ボディサイドは、既存のショルダーおよびフェンダーのコーチラインに加え、ブラック・バッジでが下部に「ワフト」コーチラインを施せる。これにより、車体下部にシャープなラインが浮かび上がり、堂々としたフォルムとゆとりあるプロポーションがさりげなく強調されるという。
足まわりも高性能を主張する。23インチの5スポーク鍛造アルミニウムホイールは、部分ポリッシュ仕上げとオールブラック仕上げの2種類を用意。複雑な幾何学的造形が、ブラック・バッジ・スペクターの独創性を高める。
興味深いのはブラック・バッジの顧客層の広がりを受けて、新しいホイールセットにはウインタータイヤのオプションも用意されているという。
ほかのブラック・バッジモデルと同じく、パンテオン・グリル・サラウンド、スピリット・オブ・エクスタシー、ダブル「R」のバッジ・オブ・オナーに加えドア・ハンドル、広大なサイド・ウインドウ・サラウンド、バンパー・アクセントはダーク仕上げとなる。
ブラック・バッジ・スペクターのイルミネーテッド・グリルには、新たに開発したイルミネーテッド・グリル・バックプレートが導入された。バックプレートのカラーは、テーラード・パープル、チャールズ・ブルー、シャルトリューズ、フォージ・イエローから選択可能だ。
インテリアは、エクステリア同様にゴージャスながらもブラック・バッジ独自の世界がひろがる。ダッシュボードには、ピアノ・ブラックの“空”に、大小異なる輝きを放つ5000個以上の“星”を散りばめたデザインを採用した。
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文と編集・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)
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