ドイツ、チェコ、オーストリアと3カ国を走るターマックラリー。選手権争いトップのオジエがまさかのデイリタイア。しかし、ロバンペラとエバンスがワンツーで、トヨタはマニュファクチャラーズタイトルを獲得。5年連続9回目の快挙だ!!
※本稿は2025年11月のものです
【画像ギャラリー】トヨタがマニュファクチャラーズタイトル獲得!! ドライバーズタイトルの行方はエバンスかオジエかロバンぺラか!?(12枚)
文:国沢光宏/写真:Red Bull、TOYOTA GAZOO Racing
初出:『ベストカー』2025年12月10日号
オジエのデイリタイアで選手権争いは混とん
全14戦となる2025年シーズンのWRCも、残すところふたつ。日本&初開催となるサウジアラビアだ。
セントラルヨーロッパ終了時点でのポイントリーダーはエバンス247点で、オジエとロバンペラが13点差の234点。
ひとつのラリーでフルポイント獲得すると35点になるため、197点の4番手タナックまで可能性は残しているものの、トヨタ勢が残す2戦でポイントゼロなどあり得ない。事実上、3人に絞られた。
この原稿がベストカーの記事として書店に並ぶ11月10日には日本ラウンドを終えており、もしかしたらチャンピオン確定になっている可能性もあるけれど(エバンスがフル得点の35点で残る2人がリタイアなら確定)、3人は僅差。
私の“怪しい予想”をもってしても、依然としてワクドキの展開になっていると考える。オジエが最多タイとなる9回目のチャンピオンを獲得するか、WRCから退くロバンペラのお土産になるか、エバンスの初タイトルか?
3人のチャンピオン争いは最終戦までもつれ込む!?
そんなことを考えながらセントラルヨーロッパを振り返ってみたい。このラリー、シリーズチャンピオンを狙う3人が、ライバルの失敗より「少しでも速く走って多くのポイントを稼ぎたい!」と思っていたことは想像に難くない。もちろんリタイアとなれば最悪の状況になってしまう。
ちなみにセントラルヨーロッパ前のポイントはオジエ224点、エバンス222点、ロバンペラ203点と順位次第でトップが入れ替わる可能性があった。
いずれにしろオジエからすればシリーズ優勝を獲得できる最後のチャンスだと考えていたと思う。そしてラリーが始まるや稀に見る激戦になる。金曜日最後のSS8を終えた時点で、トップのオジエと2番手ロバンペラのタイム差ときたら、わずか0.6秒!
このところ調子のいい時と悪い時の波が大きいロバンペラながら、WRCを一旦卒業することを決めたことで、肩からチカラが抜けたのか、エバンス以下を引き離し快走!
迎えた土曜日。なんと最初のSSでオジエはコースアウト。デイリタイアを余儀なくされる。
画像を見ると濡れた右高速コーナーでアンダーステアを出し立木に衝突。降りたオジエの慟哭ぶりを見ると、やはりセントラルヨーロッパ戦でポイントを稼ぐことの大切さを誰よりも強く認識していたことだろう。
ただ公式コメントでは「側溝に落ち、木に当たってしまいました。悔しいですが、あの状況でほかにできることはなかったと思います」と冷静に振り返った。
オジエの凄さは、そんな状況で、日曜日の1位(スーパーサンデー)と最終パワーステージの1位をもぎ取り10点を確保したこと。
オジエのファンからすれば、リタイアは残念かもしれないけれど、ラリーファンからすれば、ロバンペラが勝ち31点を追加したことで一段とシーズン終盤の楽しさは増した。
日本ラウンドの成績しだいで“有利さ”についちゃ差が付くけれど、3人にチャンピオンの可能性を残すというのは素晴らしい! 皆さん誰を応援します?
【ラリーコラム】ランチア イプシシロン ラリー2 HF インテグラーレがモンテカルロでデビューへ
デルタ・インテグラーレの無敵ぶりを知り、ストラトスや037ラリーに憧れた世代にとってうれしいニュースだ。
かつて1987年から1992年まで6年連続でマニュファクチャラーズタイトルを含む、通算10度ものタイトルを獲得しているランチアが、2026年シーズンのラリー2カテゴリーに参戦する。
イプシロン ラリー2 HFインテグラーレはすでに実績を上げている、同じステランティスグループのシトロエンC3 ラリー2のメカニズムを受け継いでいると言われる。
ドライバーはまだ発表されていないが、シトロエンに乗っているヨアン・ロッセルが有力視されている。
ちなみにロッセルは2023年から2025年のモンテカルロをシトロエンC3のラリー2で3連覇しており実績は充分。地元ということもあって人気もあるから、これ以上の人材はいない。
ランチアはラリーに本気で、すでにラリー4を販売しているが、比較的安く手に入れられる入門モデルとして創設されるラリー6にも、プジョー208レーシングとコンポーネンツを共有するイプシロン HF ラリー6を開発済みだ。
トップカテゴリーのラリー1への復活も期待されるが、まずジェントルマンたちに楽しんでもらうカスタマー向けモデルの普及を考えているようだ。
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