特別なチタン素材の開発に4年以上！ 極限まで軽量化を追求したタグ・ホイヤー新作のすごさとは

●不規則な模様が美しい唯一無二のケース

　1969年の誕生以来、角型ケースに左側に配されたリューズ、シグネチャーのブルーダイヤルを採用し、反骨精神あふれるデザインのシンボルとして君臨してきた、タグ・ホイヤーのアイコンコレクションのひとつ「モナコ」。

　新たに登場した2025年エディション「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」もその精神を受け継ぎ、社内で一貫開発され、4年以上の歳月を要した革新的な素材“TH-チタン”で削り出されたケースを採用しています。

　航空宇宙部品や高性能自動車用コンポーネントなど、極めて過酷な条件での使用を前提とした用途に採用されてきたチタン合金に、独自開発の熱処理プロセスを用いることで金属が原子レベルで変容。光の反射によって変化する、自然かつ不規則な模様が浮かび上がります。

　この製造過程で浮かび上がった模様は職人の手によるものではなく、素材そのものが生み出す唯一無二のアートピースへと昇華。そのため、ひとつとして同じものは存在しません。

　この新しい素材を採用したケースの奥行きと立体感に合うように、サファイアクリスタルのベゼルとダイヤルを引き続き採用。

　オープンワークのダイヤルの下には、ブラックオパーリンのクロノグラフカウンターが鮮やかなコントラストを演出し、スプリットセコンド針は鮮やかなライムグリーンに。

　同じライムカラーはチタン製のスプリットセコンド プッシュボタンと、カウンター針にも使用され視認性を確保。また、ダークトーンのブリッジと、手作業でポリッシュ仕上げが施された面取りとの間の生まれる陰影と輝きのバランスが、メカニズムの魅力を際立たせています。

　タイムピースの心臓部にはヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエと共同開発され、同じくチタン製でわずか30グラムのキャリバー・TH81-00を搭載。

　スプリットセコンド機構（フランス語で「ラトラパンテ」とも呼ばれる）は、ふたつの異なる時間を同時に計測できる極めて高度かつ精緻な複雑機構で、通常のクロノグラフをはるかに上回る精度と機能性を提供。

　また、このムーブメントはテキスタイルパターンが施されたハンドステッチのブラックカーフストラップと、チタン製バックルを含めてもトータルでわずか86グラムという、タイムピースの並外れた軽量化に貢献しています。

　キャリバー・TH81-00の雄姿は何にも遮られることなく、サファイアクリスタルのケースバックから堪能することができ、シグネチャーのタグ・ホイヤー シールドの形をしたローターが、ムーブメントの中で浮かんでいるかのような印象を与え、奥行き感と軽やかさを強調。

　完璧な対称性を備えたこのローターは、輪郭を際立たせる手作業によるサテン仕上げが施され、メゾンの象徴であるチェッカーフラッグパターンも手作業で刻印。この装飾がムーブメント内部の複雑な構造に新たな視覚的レイヤーをプラスし、緻密なディテールを際立たせています。

　完璧に仕上げられたタイムピースに明確なグラフィックアイデンティティをもたらしているのが、ハンドペイントのストライプ。隣接するテンプブリッジにはサテン仕上げだけでなく、手作業で丁寧にポリッシュ仕上げされた面取りが施されています。

　タグ・ホイヤーのアヴァンギャルドなDNA、そして既成概念を受け入れることを拒み、時代や環境の変化に柔軟に対応しながら、表現力豊かに再構築するブランドの姿勢が反映した「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」。

　高い技術を用いた贅沢な素材を採用しているだけでなく、熟練のクラフトマンシップを腕元で感じることができるタイムピースです。

●製品仕様
「タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフ」
・品番：CBW2185.FC8350
・価格：2084万5000円（税込み）
・ケース素材：TH-チタン
・ケースサイズ：41.0mm、厚さ15.2mm
・ベゼル：サファイアクリスタル
・ダイヤル：サファイアクリスタル
・ケースバック：サファイアクリスタル
・ストラップ：ブラックカーフストラップ
・防水性能：30ｍ防水
・ムーブメント：自動巻き
・キャリバー：TH81-00
・パワーリザーブ：65時間

Comments

[just]

F1の公式時計がタグ・ホイヤーに戻って良かったｗ