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ランボルギーニのワンメイクレース「スーパートロフェオ」に隠された5つの事実

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ランボルギーニのワンメイクレース「スーパートロフェオ」に隠された5つの事実

Lamborghini Huracan Super Trofeo EVO

ランボルギーニ ウラカン スーパートロフェオ EVO

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北米・アジア・欧州を舞台に3シリーズを開催

ランボルギーニは、ワンメイクレースシリーズ「ランボルギーニ・スーパートロフェオ」に関する5つの事実を「#Focu5on」として公開した。

ランボルギーニ・スーパートロフェオは、世界規模で展開されているワンメイク選手権であり、北米、アジア、ヨーロッパの3シリーズを開催。毎年シーズン最終戦として3大陸のドライバーが集結するワールドファイナルが行われている。

各シリーズは6ラウンド(各シリーズの最終ラウンドはワールドファイナルにて行われる)で争われ、フリー走行、予選、50分のレース2回で構成。 プロ、プロアマ、アマ、ランボルギーニカップという、ドライバーのレベルに合わせて4つのカテゴリーが用意されている。

2018年以降、シリーズの主役となっているのが、最高出力620hpを発揮するV10エンジンを搭載したウラカン スーパートロフェオ EVO。このレーシングカーは、サンタアガタ・ボロネーゼの本社ファクトリーにおいて、市販モデルと同じ生産ラインで製造されている。スーパートロフェオに参加する各車は、プライベートチームによってプレパレーションされており、ランボルギーニのモータースポーツ部門であるスクアドラコルセのエンジニアによって、技術的なサポートが行われている。

2009年以来エキサイティングなレースシーンを生み出してきたスーパートロフェオ。今回、読者がまだ知らない5つの事実「#Focu5on」を紹介しよう。

ファクト1:多くのVIPドライバーが参戦

スーパートロフェオには多くの有名人が参戦している。そのひとりが、モトクロスで9回の世界チャンピオンに輝いたイタリア人のトニー・カイローリだ。彼はヘレス・サーキットで開催されたワールド・ファイナル2019に、ル・マン24時間レースで5回優勝したエマヌエレ・ピロとペアを組んで参加した。

同年、スーパークロス界のスター、オーストラリア人のチャド・リードが北米シリーズで活躍。また、ドゥカティでMotoGPに参戦していたイタリア人のアンドレア・ドヴィツィオーゾは、2016年のバレンシア・ラウンドでクラス優勝を果たし、プロアマ・クラスでシリーズランキング2位を手にしている。

また、イヴァン・カペリ、ニコラ・ラリーニ、アンドレア・モンテルミーニ、マーティン・ブランドル、ジョニー・チェコットら、13名の元F1ドライバーもヨーロッパ・シリーズに登場している。

ファクト2:不変のレースフォーマット

スーパートロフェオのレースウイークは、260分のトラックタイムで構成。2回のフリープラクティスセッション、2回の予選セッション、そして1戦50分のレースを2回戦う。この不変のフォーマットにより、若いドライバーはしっかりと経験を積むことが可能となり、ジェントルマンドライバーはチームメイトとシートを共有しながら、長時間ウラカン スーパートロフェオ EVOをドライブすることができる。

ファクト3:次々と現れる有望な若手ドライバーたち

2020年シーズン、31名のドライバーがランボルギーニ・スーパートロフェオ・ヨーロッパにデビューした。そのうち14名は北米シリーズも走っている。2021年シーズン開幕戦モンツァには、21歳以下のドライバーが10名も参戦。実にグリッドの三分の一が21歳以下ということになる。

彼らの目標はランボルギーニの若手育成「ヤングドライバー・プログラム」のメンバーに選出され、ジャコモ・アルトエのようにプロドライバーとしてのキャリアをスタートすることにある。

2018年シーズン、当時17歳だったアルトエはスーパートロフェオ・ヨーロッパに参戦し、ヴァレルンガで開催されたワールドファイナルで優勝。さらにウラカン GT3のステアリングを握り、イタリアGT選手権でもタイトルを手にした。そして、わずか2シーズンでランボルギーニのワークスドライバーとなり、現在は世界中のGTシリーズを舞台に戦っている。

ファクト4:参戦ドライバー1000人が目前に迫る

スーパートロフェオには、2009年以来、66ヵ国から955名のドライバーが参戦。そのうち525人がヨーロッパ・シリーズを戦った。また、18名の女性ドライバーもエントリー。その中にはインディ500に7回出場した英国人のピッパ・マンや、デイトナ24時間レースに9回の出場経験を持つキャサリン・レッジが含まれている。

ファクト5:世界中の有名サーキットが舞台に

2009年の初開催以来、スーパートロフェオは47のサーキットで開催されてきた。その内訳は、ヨーロッパが18、アジアが13、北米は14、中東が2となっている。すべてのサーキットをつなげると216kmにもなるという。

クラシックサーキットのスパ・フランコルシャンをはじめ、モンツァ、イモラ、ル・カステレ、ニュルブルクリンクなど、いずれも歴史を持つグランプリサーキットだ。さらに、アメリカのワトキンス・グレン、ラグナセカ、日本の鈴鹿、中国の上海など、多くのドライバーが憧れるサーキットがカレンダーに含まれている。

世界最高峰のワンメイクレースに数えられるランボルギーニ・スーパートロフェオ。観戦するだけでも、もちろんエキサイティングだが、ランボルギーニでサーキットを戦うという唯一無二の経験ができる門戸は常に開かれている。

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