SROジャパンカップ第2ラウンドは7月12日、静岡県の富士スピードウェイで予選、レース1=第3戦の決勝レースが行われ、レース1は赤旗中断が起きる波乱の展開のなか、seven x seven RacingのBANKCY/渡会太一組666号車ポルシェ911 GT3 Rが都筑晶裕/川端伸太朗組Hitotsuyama with Cornes Racingの296号車フェラーリ296 GT3を抑え優勝を飾った。
GTワールドチャレンジ・アジア第4ラウンドの予選が遅れた影響で、9時40分にスタートしたSROジャパンカップ第2ラウンドの予選。朝から曇り空が続くなか、コースオープンから4~5周目ほどにアタックが展開されていく。ただ、残り4分というタイミングで植松忠雄がドライブしていたTeam MACCHINAの1号車フェラーリ296 GT3が100R外側にストップ。一度中断された。
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再開後、TGRコーナーで前澤友作がドライブしていたMAEZAWA RACINGの555号車フェラーリがコースオフするシーンもあったが、幸いクラッシュには至らず。チェッカーまでアタックが繰り返された。
そんななか、第1ラウンドのレース2を制していたMax Racingの24号車メルセデスAMG GT3をドライブしていた内田優大がポールポジションを獲得するかに思われたが、チェッカーラップで都筑駆るHitotsuyama with Cornes Racingの296号車フェラーリが1分40秒192にタイムを伸ばし、逆転でポールポジションを獲得。2番手に内田が続いた。3番手には辻子依旦がドライブしたPONOS RACINGの45号車フェラーリ、4番手にはAKITAがドライブしたTEAM UPGARAGE with ACRの18号車フェラーリがつけ、前澤は5番手で予選を締めくくった。
続く予選2では、ダンロップコーナーでDestino with SUNRISE BLVDの15号車ポルシェ718ケイマンGT4 RS CSがストップしたため、こちらも一度赤旗が提示される。再開後、1分38秒311までタイムを伸ばしポールポジションを奪ったのは、第1ラウンドSUGOレース1のウイナーであるBINGO RACING with LM corsaの9号車フェラーリを駆った笹原右京。2番手にはPONOS RACINGの45号車フェラーリのケイ・コッツォリーノ、3番手にはHitotsuyama with Cornes Racingの296号車を駆った川端伸太朗がつけ、7月13日のレース2はフェラーリ勢がトップ3を占めた。
4番手にはMax Racingの24号車メルセデスの元嶋佑弥がつけ、5番手にはK-tunes Racingの96号車レクサスRC F GT3をドライブした福住仁嶺が続いた。
●レース1はスタート直後に赤旗中断
16時08分にスタートが切られたレース1では、スタート直後から激しい争いが展開された。TGRコーナーでトップを奪ったのはポールポジションの都筑駆るHitotsuyama with Cornes Racingの296号車フェラーリだったが、その後方ではインから前澤の555号車フェラーリ、辻子の45号車フェラーリ、さらに内田の24号車メルセデスが3ワイドに。辻子と内田は接触し、辻子は2コーナーアウト側にストップ。内田はピットに戻ることになってしまう。
さらにその直後にはGT3アマクラスの先頭となる総合8番手からスタートした今田信宏駆るART TASTE with JMS Racingの84号車ニッサンGT-RニスモGT3が100R立ち上がりでストップ。炎が上がってしまった。不幸中の幸いか、今田はトラブルを察知し冷静に対処。車内の消火器を作動させたことで、大きな炎が上がったものの今田に怪我はなく、GT-Rもレース2に向けて修復作業を行っているという。
これらのアクシデントの処理のため、レースは一時赤旗中断となった。再開後、トップを守ったのは都筑の296号車フェラーリ。スタート直後2番手に浮上したのは前澤だったが、直後にこれをかわしたBINGO RACING with LM corsaの9号車フェラーリを駆る武井という展開。前澤が3番手、4番手にはBANKCYが駆るseven x seven Racingの666号車ポルシェがつけた。
セーフティカーラン後にレースが再開されると、前澤とBANKCYのバトルが激化。100Rで前澤はアウトに出てしまうが、コースに復帰しようとした際にスピンを喫し、大きくポジションを落としてしまった。これで3番手に浮上したBANKCYはさらに武井もオーバーテイク。2番手に浮上した。
ピットウインドウオープンまで都筑の296号車フェラーリはトップを守っていたが、ピットインし川端伸太朗に交代した後、第2戦での3位によるピットストップ時間もあり、seven x seven Racingの666号車ポルシェに先行を許してしまった。
●終盤は渡会太一と川端伸太朗の見ごたえある戦いに
今回、seven x seven RacingはスーパーGT、スーパー耐久に合わせたカラーリングに変更したほか、BANKCYの意向もあり藤波清斗が監督に専念。代わって渡会太一を起用していたが、渡会にとってはジャパンカップ第2ラウンドとともにのデビュー戦がいきなりのトップでのレースとなった。
渡会は後方から迫る川端のプレッシャーにさらされることになるが、「僕がタイヤマネージメントがうまくなかったです。悔しいです」という川端は最後まで渡会を攻略できず。seven x seven RacingのBANKCY/渡会太一組666号車ポルシェがSROジャパンカップでは昨年の最終戦に続く優勝を飾ることになった。
「渡会は本当によくやってくれました。すごかったです」という藤波の手荒い祝福を受けた渡会は「ただただ嬉しいです! チーム、BANKCYさんに感謝しかないです」と喜んだ。またBANKCYも「予選は難しかったですが、決勝は走りやすかったです」と笑顔をみせた。
2位は都筑晶裕/川端伸太朗組Hitotsuyama with Cornes Racingの296号車フェラーリで、今季は毎戦表彰台を獲得。3位はAKITA/小林崇志組TEAM UPGARAGE with ACRの18号車フェラーリとなった。前澤から横溝直輝に交代した555号車フェラーリはハイペースで追い上げ、4位でフィニッシュ。末長一範/福住仁嶺組K-tunes Racingの96号車レクサスRC F GT3が5位となった。6位でフィニッシュした植松忠雄/鈴木宏和組Team MACCHINAの1号車フェラーリがGT3アマクラス優勝となった。
GT4はハリダルマ・マノッポ/野中誠太組TOYOTA GAZOO RACING INDONESIAのトヨタGRスープラGT4と牧野善知/藤原大暉組ZENKO RS GARAGE with SUNRISE BLVD.のポルシェ718ケイマンGT4の争いとなり、終盤テール・トゥ・ノーズのバトルとなったが、マノッポ/野中組が逃げ切り。GTCはジェシ・アントニー・スウィニマー/ジェイク・パーソンズ組AWD Racingのポルシェが優勝を飾った。
SROジャパンカップ第2ラウンド富士レース1結果
Pos/No/Class//Team/Car/Driver/Laps/Gap
1/666/GT3/Pro-Am/seven x seven Racing/ポルシェ911 GT3 R (992)/BANKCY/渡会太一/30/
2/296/GT3/Pro-Am/Hitotsuyama with Cornes Racing/フェラーリ296 GT3/都筑晶裕/川端伸太郎/30/1.312
3/18/GT3/Pro-Am/TEAM UPGARAGE with ACR/フェラーリ296 GT3/AKITA/小林崇志/30/19.238
4/555/GT3/Pro-Am/MAEZAWA RACING/フェラーリ296 GT3/前澤友作/横溝直輝/30/27.308
5/96/GT3/Pro-Am/K-Tunes Racing/レクサス RC F GT3/末長一範/福住仁嶺/30/43.288
6/1/GT3/Am/Team MACCHINA/フェラーリ296 GT3/植松忠雄/鈴木宏和/30/48.561
7/9/GT3/Pro-Am/BINGO RACING with LM corsa/フェラーリ296 GT3/武井真司/笹原右京/30/55.549
8/81/GT3/Am/Team DAISHIN with GTNET/ニッサンGT-RニスモGT3/大八木龍一郎/大八木龍一郎/30/1:21.616
9/27/GTC/Pro-Am/AWD Racing/ポルシェ911 GT3カップ(992)/J-A.スウィニマー/J.パーソンズ/30/1:27.147
10/360/GT3/Am/RUNUP SPORTS/ニッサンGT-RニスモGT3/西川正明/田中篤/29/1 Lap
11/66/GT3/Am/CARGUY Racing/フェラーリ488 GT3エボ/豊田敬/太田和輝/29/1 Lap
12/935/GT3/Pro-Am/GALAH Racing With GTNET/ニッサンGT-RニスモGT3/GALAH/坂口夏月/29/1 Lap
13/888/GTC/Am/BINGO RACING/ポルシェ911 GT3カップ(992)/タイガー・ウー/タイガー・ウー/29/1 Lap
14/16/GTC/Am/NGR/ポルシェ911 GT3カップ(992)/HIRO/HIRO/29/1 Lap
15/83/GTC/Am/GAMA 83 Racing/ポルシェ911 GT3カップ(991)/芳賀誠/大蔵峰樹/29/1 Lap
16/94/GTC/Am/CARATT 991 GT3/ポルシェ911 GT3カップ(991)/佐野隆之/白坂卓也/29/1 Lap
17/98/GT3/Pro-Am/K-Tunes Racing/フェラーリ296 GT3/山脇大輔/高木真一/29/1 Lap
18/39/GT4/Silver-Am/TOYOTA GAZOO RACING INDONESIA/トヨタGRスープラGT4エボ2/H.マノッポ/野中誠太/28/2 Laps
19/82/GT4/Silver-Am/ZENKO RS GARAGE with SUNRISE BLVD./ポルシェ718ケイマンGT4 RS CS/牧野善知/藤原大暉/28/2 Laps
20/17/GTC/Am/HIPOINT RACING/ポルシェ911 GT3カップ(991)/今野智/古谷知久/27/3 Laps
21/97/GT4/Am/K-Tunes Racing/トヨタGRスープラGT4エボ2/永井良周/B.チェン/27/3 Laps
R/24/GT3/Pro-Am/Max Racing/メルセデスAMG GT3エボ/内田優大/元嶋佑弥/2/28 Laps
R/45/GT3/Pro-Am/PONOS RACING/フェラーリ296 GT3/辻子依旦/ケイ・コッツォリーノ/1/29 Laps
R/84/GT3/Am/ART TASTE with JMS Racing/ニッサンGT-RニスモGT3/清水康弘/今田信宏/1/29 Laps
DNS/15/GT4/Am/Destino with SUNRISE BLVD./ポルシェ718ケイマンGT4 RS CS/東浩平/長澤宏昭//
[オートスポーツweb 2025年07月12日]
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