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走行距離84kmの「ワケありランボ」がオークションに登場! 車両識別番号のないランボルギーニ「ウルス ペルフォマンテ」に輝かしい未来は訪れるか?

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走行距離84kmの「ワケありランボ」がオークションに登場! 車両識別番号のないランボルギーニ「ウルス ペルフォマンテ」に輝かしい未来は訪れるか?

車両識別番号を失ったワケありのランボルギーニ「ウルス」

 先日、アメリカのとあるオークションにワケありのランボルギーニ「ウルス」が出品されました。

【画像】「えっ…!」これが車両識別番号を切り取られた悲運のランボルギーニ「ウルス ペルフォルマンテ」です(12枚)

 アメリカでクルマの所有権証明書に「サルベージ」と明記されている車両は、一度、全損・廃車扱いになったモデルを修理・再登録したことを意味しています。

 事故車や盗難車、または洪水や火災などで損傷を受けたクルマが多いのですが、なかには盗難に遭って無キズで戻ってきた車両も、保険金が支払われていればサルベージ車両として扱われます。

 そんなサルベージ車両ばかりを集めたアメリカのオークションをのぞいてみると、面白い車両がゴロゴロしています。なかでも目を奪われたのが、2024年式のランボルギーニ「ウルス ペルフォマンテ」。なんと走行距離わずか52マイル(約84km)というモデルです。

「ウルス ペルフォマンテ」は、ランボルギーニの「ウルス」をベースとする同ブランド史上最強のスーパーSUV。

 4リッターのV8ツインターボは、850Nmという最大トルクこそ「ウルス」と同じですが、最高出力は16ps増しの666psとなっています。

 また、エンジンフードやルーフにカーボン複合樹脂パネルを採用することで、軽量化も図られているのが特徴です。

 当該の「ウルス ペルフォマンテ」、写真を見る限り内外装とも新車のような状態が保たれています。

 しかし、この車両の輝きの裏には暗い影があるのでした。フロントガラスに「No Vin」の文字があるように、窃盗犯によって車両識別番号であるVINナンバーが切り取られているのです。

 真の所有者であることを証明し、VINナンバーが刻まれたプレートを再発行し、所定の位置に取りつけるだけで“復活”しそうなものですが、そのプロセスは途方もなく難しいようです。

 特に“元”のVINプレート(もしくはVINナンバー)が他の車両にて第三者によって使われているようであれば、再発行は不可能だといいます。

●パーツ取り車にするか? それともサーキット専用車とするか?

 そんな状況だからでしょうか、今回の「ウルス ペルフォマンテ」も「オークションに出品されるよ!」と声高にアナウンスされたものの、いまだにオークション開催日は決まっていません。保険会社が裏で必死に、VINプレートの再取得に動いているのでしょうか?

 フロントガラス下部の“奥”に配されているVINプレートですが、そもそも、窃盗犯がいかにしてアクセスしにくい場所にあるVINプレートを切断したのかも、気になって仕方がありません。復活劇があるのか、はたまた激安で落札されるのか、ちょっと注目の1台です。

 この「ウルス ペルフォマンテ」は、最終的にどのような形で活用されるのでしょう? サーキット専用車としての第2の人生を歩むのか? それとも、高級部品取り車として解体されるのか? ゆくえが気になるところです。

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みんなのコメント

8件
  • RunBee
    日本なら証明書類があれば職権打刻って方法もあるけど、打刻するのにバラさないと駄目みたいね。
  • DIAMOND KIIRA!
    アメリカでしょ!牧場主とか広大な土地有るので車高上げてパトロールカーにしたら?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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