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今だから際立つ美しさと存在感。1995年ル・マン24時間クラス優勝を飾ったホンダNSX-GT2

今だから際立つ美しさと存在感。1995年ル・マン24時間クラス優勝を飾ったホンダNSX-GT2

 GT500マシンを見慣れた目にはむしろ新鮮に映った。1995年のル・マン24時間レースにおいて、GT2クラス優勝を飾ったホンダNSX-GT2である。未だ破られていない唯一の日本人トリオ(高橋国光/土屋圭市/飯田章)によるクラス優勝に貢献したマシンは、当時の誌面やテレビで見る限りは地味な存在だった。GT1が主役であり、GT2は脇役。戦績は注目を集めたものの、マシン自体にあまり注目されることはなかった。

 しかし、ホンダコレクションホールに収蔵され、大規模な改修を終えたばかりの同車の撮影に立ち会って細部を拝見して、生産車をベースしながら必要な部分にだけ手を入れたその設計は非常に好ましいものにみえた。

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 イギリスのトンプソン・チャールズ・プロトタイプ(TCP)が製作、1995年のル・マン24時間レースに向けてはノバエンジニアリングが開発を担当しメンテンスしたNSX-GT2は、時代が違い求める性能も違うので同列に語ることはできないものの、もはやフォルム以外、ドアハンドルくらいしか生産車部品が残っていない現代GTカーとは違い、あくまで生産車のポテンシャルの引き出すための改造が施されており細部が美しい。

 アルミ削り出しのフロントアッパーアームとロアアームはアルマイト処理されており、リヤアッパーアームも同様。リヤウイングステーも同色で処理されていた。アルミボディで鋼管との溶接ができないため、ボルトオンされているシンプルな形状のフロントサブフレームは角断面で充分な剛性が確保されているようにみえた。

 ノーマルを加工したようにみえる自然な形状の前後フェンダーは樹脂製で、フロントスポイラーやサイドステップなども、生産車のフォルムを崩さず最低限のモディファイでまとめている。

 一方、リヤビューはチューニングカーのような無骨さが目立ち、アルミ板を組み合わせただけ簡素なディフューザーの上に出口がある2本出しのエキゾーストは、マウントに直溶接されており、24時間レースを戦うにはやや不安な構造。現にレース中にトラブルに見舞われている。

 その後、ル・マンでの実績を引っさげて国内のJGTC全日本GT選手権に参戦したものの、出力不足が目立ち戦闘力を発揮することはできなかった。これがその後の『童夢×無限プロジェクト』につながり、それによって、今にいたるJGTC~スーパーGTにおける3メーカーの戦いの図式が構築されたことを考えると感慨深い。

 名レーサー高橋国光が、その国光を神と仰ぐ土屋圭市をいざないル・マンを目指す夢に多くのヒトが賛同して現実を生み出した。時間を経過して、いま振り返るからこそわかる価値がある。

 1月21日発売のauto sport特別編集『国光THE RACER』ではこのホンダNSX-GT2だけでなくニッサンR380やR382、ホンダRC162を撮り下ろし。マシン詳細解説を軸としてレースキャリア初期で世界の頂点に立ち、そこから走り続けた高橋国光の功績と哲学に迫っている。

auto sport特別編集『国光THE RACER』:https://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=12155


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