バレンティーノ・ロッシは、今季限りでヤマハのファクトリーチームを離脱し、来季からはペトロナス・ヤマハSRTに加入することになっている。そのため、先日行なわれたMotoGPの2020年最終戦ポルトガルGPが、ロッシにとって現チームでの最後のレースとなった。
ロッシはヤマハのファクトリーチームでキャリアのうち15年を過ごした。彼が初めてチームに加入したのは2004年。2011年と2012年の2年間はドゥカティに移籍したがこれはうまくいかず、2013年にヤマハに復帰し、今年まで同チームで過ごした。
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この間、ロッシは4度のライダーズチャンピオンを獲得(2004、2005、2008、2009年)、通算勝利数は56を数える。
ただロッシのヤマハでの最終シーズンは、ロッシ自身が新型コロナウイルスに感染してしまったことで2レースを欠場するなど、厳しいシーズンとなった。結局表彰台獲得数は1回に留まり、ランキング15位で終えたのだ。
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ロッシはチームを離れることについて何が一番寂しいかと尋ねられると、次のように語った。
「スタッフのみんなだね。技術的な状況は、来年もあまり変わらないと思う。僕のキャリア、そして人生のうちの15年の間に、チームにはたくさんの友達ができた。特に人間関係という側面で、多くの良い関係ができた」
「でもとにかく、それ以外の部分ではあまり変わらないと思う」
「(レースを終えた)ピットに戻った時は、感動的な瞬間だった。チームだけじゃなく、アレックス・ブリッグスやブレント・スティーブンス(いずれもロッシ担当メカニック)のような、ガレージの重要な人たちとの物語が終わったんだからね」
「ピットに戻ってきた時は、とても感情的な瞬間だった」
クルーチーフのダビド・ムニョスやデータエンジニアのマッテオ・フラミーニ、ライダーコーチのイダリオ・ガヴィラは、来季ロッシと共にペトロナス・ヤマハSRTに移ることになる予定だ。
ロッシは来季に向け、ライダーとして特に予選で取り組むべきことがたくさんあることを認めているものの、マシンの改善を進めるよう、ヤマハにプレッシャーをかけている。
「僕は自分自身に対して、多くのことをしなければならない。特に予選など、いくつかの部分を改善する必要があるんだ。これは、今ではとても重要なことだ」
そうロッシは付け加えた。
「そしてまたヤマハには、いくつかの部分を改善するために良い仕事をしてもらえるようにしなければいけない。ここ数年、シーズンの始めは確かに力強かった。でも後半になると苦戦したんだ。ライバルたちは改善することができたからね」
「だからヤマハにとっては、シーズン後半は簡単じゃなかった」
「来年は厳しい挑戦になるだろう。それを克服するためにも、最初のレースから準備が整っている必要があるんだ」
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