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「世界一幸せな動物」にすぐ会える!? まだ知られてないリゾートアイランド“ロットネスト島”の休日とは

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「世界一幸せな動物」にすぐ会える!? まだ知られてないリゾートアイランド“ロットネスト島”の休日とは

●日帰りでは名残惜しすぎるインド洋の楽園

 オーストラリア国土の1/3の面積を占める西オーストラリア州へは、2024年秋に成田・パース空港間のANA(全日空)の直行便の運航が再開。

【画像】一生に一度は行きたいロットネスト島を画像で見る(29枚)

 遠く離れた南半球でありながら、約10時間のフライトで到着し、時差も1時間という気軽さも注目される大きな理由となっています。

 今回紹介する西オーストラリアの注目スポットは「ロットネスト島」。歴史ある港町フリーマントルからインド洋の沖合18kmに浮かぶロットネスト島は、ターコイズのような紺碧の海に囲まれたリゾートアイランドです。

 本土にある港町のフリーマントルからフェリーに乗って約30分で到着するロットネスト島は、一年を通して穏やかな気候で過ごしやすいのが特徴。島全体が自然環境を最大限に守るA級自然保護区の国立公園に指定され、60を超えるビーチと20の湾で構成されています。

 東京の新宿区と同じ程度の面積のロットネスト島は、一般の自動車の通行が禁止されているため、ゲストは周回バスやレンタサイクルを使って移動。

 東西に長いロットネスト島の東側にあるフェリー発着港から周回バスに乗って、西の端に位置するブラミン岬を目指します。

 フェリーが発着する島の東の港から30分ほど西へ向かってのんびり走ると、ブラミン岬への遊歩道の入口に到着。整備されたボードウォークを歩いていくと広大なインド洋の絶景が広がります。

 ガイドによると紺碧の海には、9月から11月にかけて数多くのザトウクジラが回遊してくるのだとか。そしてその先には、およそ6500km離れたマダガスカル島まで陸地がないと聞いて、そのスケールの大きさにクラクラさせられました。

●“世界一幸せな動物”クオッカってなに?

 ロットネスト島を訪れる多くのゲストの目的は、“世界一幸せな動物”と称されるクオッカに出会うこと。

 全長40cmほどのクオッカは、カンガルーやコアラと同じ有袋類。天敵となる動物がおらず、まるで笑っているかのように口角が上がっているのが“世界一幸せな動物”と呼ばれる理由。

 日差しの強い日中は木陰でのんびり休んでいますが、そこかしこで木の実をカリカリとかじっている姿を見つけることができるので、「野生動物だから出会えないかも?」という心配は無用です。

 ちなみにロットネスト島の語源は、17世紀にこの島を訪れたオランダの船乗りがクオッカをネズミと混同。「ネズミの巣の島」(Rats Nest Island)と呼んだことに由来するのだそう。

 保護動物なので、けっしてエサをあげたり触ったりすることはできませんが、天敵がいないロットネスト島で暮らすクオッカは人を見ても逃げません。

 というか、むしろクオッカのほうから近寄ってくるので、島のそこかしこで写真を撮る観光客に囲まれている姿を見かけました。

 クオッカに魅せられ、すでに30回以上ロットネスト島を訪れたという動物とのセルフィーで知られる冒険家のアラン・ディクソン氏は「まるで作りもののように可愛い」「この生き物が存在する事実に理解が追いつかない」と、その魅力を手放しで絶賛しています。

 そんな愛されキャラのクオッカですが、日本で唯一飼育されている埼玉県こども動物自然公園で2025年2月、オーストラリアから移住してきた個体が子どもを生んだとニュースになりプチバズリ中。

 日本でも人気急上昇まちがいなしのクオッカに、自然のなかで出会えるロットネスト島にも注目が集まりそうです。

●フーディーもトラベラーも大満足のリゾート

 リゾートアイランドらしく食の体験でも旅人を魅了するロットネスト島。

 ランチに立ち寄った「ロンタラ」では、ローカル食材をふんだんに盛り込んだコンテンポラリー料理が人気です。

 筆者はバラマンディというスズキに似た魚のメインをセレクト。ビーチを眺めながら西オーストラリア州の名産地であるスワンバレーで醸造されたワインとのペアリングは忘れられない体験となりました。

 美しいランドスケープや可愛すぎるクオッカ、そしてハイレベルな食体験など魅力あふれるロットネスト島には、泊りがけで楽しむためのラグジュアリーなブティックホテルのほか、より自然を身近に感じられる環境配慮型のグランピングリゾートも用意されます。

 毎年70万人以上のゲストが訪れるロットネスト島ですが、日本ではまだ“発見されていない目的地”といえます。

 自然や動物を愛するツーリストなら、数日ゆっくり過ごしたくなるリゾートアイランドの最高峰といえる場所でした。

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