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スズキの3列シート式ミニバンのランディがフルモデルチェンジ。ベース車は従来の日産セレナからトヨタ・ノアに変更

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スズキの3列シート式ミニバンのランディがフルモデルチェンジ。ベース車は従来の日産セレナからトヨタ・ノアに変更

 スズキは2022年7月28日、3列シート式ミニバンのランディを全面改良し、8月8日より発売すると発表した。

車種展開は以下の通り。

トヨタが4代目となる新型ノアと新型ヴォクシーを発売。ミニバンならではの優れたパッケージングや最新の先進装備、新世代シリーズパラレルハイブリッドなどを採用して家族や仲間が笑顔になる時間を目いっぱいに演出

■ハイブリッド車

ハイブリッドG 7名乗り 2WD:345万700円

ハイブリッドG 7名乗り E-Four:369万7100円

■ガソリン車

G 8名乗り 2WD:310万6400円

G 8名乗り 4WD:332万7500円

 ランディは従来、日産自動車からOEM供給を受け、セレナをベースとしたスズキ・ブランドの小型ミニバンとして販売していた。一方で今回の新型からは、業務提携を結ぶトヨタ自動車からOEM供給を受け、ノアをベースとした新しいミニバンへと刷新される。

 パッケージングについては、全長4695×全幅1730×全高1845mm(2WD)/ホイールベース2850mmのボディサイズのなかに、室内長2805×幅1470×高1405mmの広いキャビン空間を実現。ここに3列式シート(2/2/3名の7名乗りと2/3/3名の8名乗り)を配したうえで、2列目には700mm以上のスライド量を確保するとともに、3列目には片手でワンタッチ格納できるワンタッチホールドシート(5:5分割サードシート)を採用して、多彩なシートアレンジを可能とする。また、荷室にはスーパーラゲッジボックスを配備。デッキボードをヒモ付フックで開けたままにすることで、高さのある荷物の運搬時に床下の収納スペースを活用できるようアレンジした。

 コクピット自体は、ブラックアウトした細いフロントピラーと水平基調のインパネの採用により、見晴らしが良く、スッキリとした開放的な運転視界を実現。シルバー加飾を配した本革巻きステアリングやシフトノブ、ピアノブラック調塗装シフトパネル、シルバー塗装モール付インパネセンタークラスター、ソフトレザーフロントドアアームレストなどを装備して上質感を高めたことも、インテリアのトピックだ。

 一方でリアドアに関しては、携帯リモコンを身につけている状態でフロントドア下のセンサー部に足先をかざすだけでスライドドアの開閉ができるハンズフリーデュアルパワースライドドア(ワンタッチスイッチ、挟み込み防止機構付)を全車に標準装備。手がふさがっている状態でもスムーズにドアを開閉できる。さらに、バックドアには開閉途中の位置に止められるフリーストップ機構を全車に採用。バックドアの後方が狭いときでも、安心して荷物の出し入れができる仕組みとした。

 エクステリアについては、シャープな造形のリフレクター式LEDヘッドランプやボディと同色で仕上げたフードモールディング、シルバーのフロントグリルなどにより、押し出し感のあるマスクを創出。フロントフード先端には“S”エンブレムを、バックドア右には“LANDY”エンブレムを貼付する。ボディカラーはホワイトパールクリスタルシャイン/メタルストリームメタリック/アティチュードブラックマイカ/スパークリングブラックパールクリスタルシャイン/スティールブロンドメタリックの全5色をラインアップした。

 パワートレインに関しては、2ZR-FXE型1797cc直列4気筒DOHCエンジン(最高出力98ps/5200rpm、最大トルク14.5kg・m/3600rpm)+1VM型フロントモーター(最高出力70kW、最大トルク185Nm)+リチウムイオン電池(容量4.08Ah)で構成する2WD、同ユニット+1WM型リアモーター(最高出力30kW、最大トルク84Nm)で構成するE-Fourのシリーズパラレルハイブリッドと、2.0LダイナミックフォースエンジンのM20A-FKS型1986cc直列4気筒DOHC・D-4Sエンジン(最高出力170ps/6600rpm、最大トルク20.6kg・m/4900rpm)+Direct Shift-CVTで構成するガソリンユニットを設定する。ハイブリッドはモーター・バッテリーの高出力化とシステムの高効率化により、ミニバンにおいても心地よい加速と優れた燃費性能を高次元で両立。また、E-Fourはコーナリング中の前後輪トルク配分を最適に制御し、操縦安定性を向上させた。一方、ガソリンユニットは力強くダイレクトな走りと優れた燃費性能を両立。また、4WD車には発進時やタイヤスリップのしやすい路面の走行時に車両の状態に合わせて最適なトルクを後輪に配分するダイナミックトルクコントロール4WDを採用する。WLTCモード燃費は、ハイブリッド車で2WD23.2km/リットル、4WD22.0km/リットル、ガソリン車で2WD15.1 km/リットル、4WD14.3km/リットルと、いずれもクラストップレベルの性能を成し遂げた。

 先進の安心安全装備を採用したことも、新型ランディのアピールポイントだ。予防安全パッケージの「セーフティセンス」は、先進機能を付与して機能向上を果たした最新バージョン。プリクラッシュセーフティでは、車両や歩行者[昼夜]、自転車運転者[昼夜]、自動二輪車[昼]を直進時・交差点右左折時に検知して警報やプリクラッシュブレーキで衝突回避をサポートする。また、「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行なうことで、危険に近づきすぎないよう運転操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストを設定。さらに、ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行を支援するレーダークルーズコントロール[全車速追従機能付]に加え、レーダークルーズコントロール作動時で車線維持に必要なステアリング操作支援を行なうレーントレーシングアシスト(LTA)を採用する。ほかにも、車線から逸脱するおそれがある場合にディスプレイへの表示および警報ブザーまたはステアリングの振動によって知らせると同時にステアリング操作を支援するレーン ディパーチャーアラート(LDA)を組み込んだ。

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みんなのコメント

4件
  • グレードがシンプルで選びやすいね、あと、全車オーディオレスなのがいいね、好みのナビ選べるし、トヨタがやってるディスプレイオーディオ、絶対いらない人いるし。
    あと、妙にわかりにくいメーカーオプションの組み合わせ!いらないものまでついてくる。そんなのから見ると、意外に選ぶ人いるかもよ。果たして納期は????。
  • セレナより先にフルモデルチェンジして草
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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