6月10日水曜から公式セッションが開始されるWEC世界耐久選手権の2026年シーズン第3戦『第94回ル・マン24時間レース』では、予選およびハイパーポールのルールが一部変更されている。
ル・マンにおける決勝レースのグリッドを決定する、予選とハイパーポールを組み合わせたフォーマットは2020年に導入された。以来、ポールポジション争いは従来よりスリリングで白熱したものとなったが、2026年はさらにエキサイティングなものとなるよう改良がなされた。
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最初の予選結果に基づき上位のクルマがハイパーポール1(H1)に進出し、そこでさらに絞られた上位のエントリーがポールポジションを決定するハイパーポール2(H2)に駒を進める、という基本のフォーマットはそのままに今季2026年はハイパーポールの参加台数が増えることとなった。
“第1ステージ”となる予選は、LMP2とLMGT3クラスの車両が同時に走行するセッションと、ハイパーカークラス単独で行われる計ふたつのセッションからなる。それぞれ30分間となる両セッションには各クラスの全車両が登場し、ハイパーポール1(H1)への進出を懸けた戦いが繰り広げられる。
そのH1は“第2ステージ”となるが、ここには各クラスの予選上位15台が参加する。これはLMP2およびLMGT3クラスにおいて新たに各3台がハイパーポールへの出場資格を得ることを意味する。セッションは予選と同じくハイパーカークラスとその他のクラスに分けられ、それぞれ20分間で実施される。
“最終ステージ”のハイパーポール2(H2)に進めるのは、H1でトップ10タイムを記録した車両だ。ここでもLMP2とLMGT3カーは前年より2台多く登場することとなるが、ハイパーカーについては従来のルールから変わりはない。引き続きハイパーカーとLMP2/LMGT3のふたつのセッションで構成されるH2の実施時間は、各セッション15分間だ。
ル・マンの第94回大会で見られる変更点は出走台数だけではない。予選/ハイパーポールでマシンのステアリングを握るドライバーに関するルールも、一部が変更されている。
具体的には、LMP2クラスのエントリーが予選に臨む際、FIA国際自動車連盟が定めるドライバーレーティングがもっとも低いドライバーが出走することが義務付けられた。この原則はすでにLMGT3クラスで適用されているもので、同クラスではWECの2025年シーズンから、ブロンズドライバーが予選を担当する決まりとなっている。
もうひとつの変更点として、LMGT3クラスにおいて「ハイパーポールでステアリングを握れるのは、シルバードライバーのみ」という規定が削除された。つまり、ハイパーポールに関してはシルバー、ゴールド、もしくはプラチナランクのドライバーの走行が可能となった。これにより、チームは役割分担において、より自由な選択を得ることとなる。
<予選>・すべてのマシンが出走・ハイパーカーとLMP2/LMGT3の計2セッション・セッション時間は各30分間・LMP2/LMGT3カーはブロンズドライバーが担当・各クラス16番手以下のマシンのグリッドが確定
<ハイパーポール1(H1)>・各クラスの予選上位15台が出走・ハイパーカーとLMP2/LMGT3の計2セッション・セッション時間は各20分間・ドライバーのランク制限なし・各クラス11番手から15番手のグリッドが確定
<ハイパーポール2(H2)>・各クラスのH1上位10台が出走・ハイパーカーとLMP2/LMGT3の計2セッション・セッション時間は各15分間・ドライバーのランク制限なし・各クラスのポールポジション以下、トップ10グリッドが確定
[オートスポーツweb 2026年06月09日]
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