F1のマネージング・ディレクターであるロス・ブラウンは、若手ドライバーにチャンスを与えるため、各チームにグランプリの金曜日に若手ドライバーの起用を義務化する計画があると明らかにした。
各チームは以前から、金曜日のフリー走行で若手ドライバーを走らせることができ、ウイリアムズやアルファロメオなどは積極的にそれを利用してきたが、その他のチームではそうした機会はごく少数に限られていた。
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来年、チームが何回グランプリ週末に若手を走らせなければならないかはまだ決まっていないが、複雑なのはスプリントレースの実施と関係してくるということだ。スプリントレースを実施するフォーマットでは、予選前のフリー走行が1回しかなく、ここでレギュラードライバーを走らせないわけにはいかないからだ。
「(若手の)金曜日走行が実現する」と、ブラウンは語った。
「金曜日には、各チームがルーキーと共に走らなければいけない。ルーキーの定義については、とても慎重に考えている。どうなるか見てみよう」
「来年は、どのチームも一定の回数、金曜日に若手ドライバーを走らせる必要が生じると思う」
しかし、そうした若手が座るレースシートが不足している事態について訊かれたブラウンは、次のように付け加えた。
「そうやってジョージ(ラッセル)、シャルル(ルクレール)、マックス(フェルスタッペン)など、様々なドライバーが参戦してきた」
「だから、そこにはチャンスがある。支援をしてみるのは素晴らしいことだし、F1に入ってくる若いドライバーが不足しているとは思わない」
マクラーレンをはじめとするいくつかのチームは、積極的な若手ドライバー育成プログラムを持っていないため、今後は適切な候補者を探す必要が生じてくる。
マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、次のように語った。
「我々はシーズン後のテストで必須のセッションを設けたり、シーズン中の練習走行でもルーキーが公式セッションを行なえるようにしたりと、非常に協力的だった」
「最近のルーキーはテストが限られているため、シートタイムを確保するのが非常に難しい。我々はそれにとても満足しているし、さらに推進していくことに賛成している。これは、他のチームやFIA、F1との話し合いの中で進めていることだ」
「我々は、そうしたセッションで誰にチャンスを与えるか検討している。これは現在進行中のプロセスだ」
若手の起用により、レギュラードライバーの走行時間は減ることになるが、ザイドルは問題ないと話した。
「もちろん、それで良いと思っている。また、徐々に導入していくのも理にかなっていると思う。我々は、来年は2回か3回のフリー走行でそれを行なうことを話している」
「でも将来的にはセッションの数を増やしてもいいと思う」
「これを義務化することで、スポーツの観点から各チームが同じように参加でき、最終的には公平になる。だからこそ、我々はこの制度の導入にとても協力的だったのだ」
アストンマーチンもまた、ルーキーの役割について選択肢を検討しなければならないチームのひとつだ。
チーム代表のオットマー・サフナウアーは「確かに、若手ドライバープログラムを持っているチームにはメリットがあるだろう」と話した。
「そして我々はそうではないので、ドライバーがマシンの中で最大限の時間を過ごせるようにしたいと考えている。しかし、我々は全体的な観点から、このスポーツに若い才能を与え、成長させることを考えなければならない」
「時間が経つにつれて、テストの回数が減ってきている。若手ドライバーは、どうやって必要な経験を積むのだろうか?」
今季はアルファタウリから角田裕毅、アルファロメオからミック・シューマッハーとニキータ・マゼピンがデビュー。しかしプレシーズンテストの日程やフリー走行の時間が短縮され、走行時間が減ったことは大きな影響を及ぼしていると考えられている。
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