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ポルシェ、アルヴィス、プジョーの新・旧を愛でる オートモビル・カウンシル2022

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ポルシェ、アルヴィス、プジョーの新・旧を愛でる オートモビル・カウンシル2022

ナナサン・カレラから、BEVタイカンへ

執筆/撮影:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】ポルシェ、アルヴィス、プジョー・ブース【じっくり見る】 全61枚

4月17日 日曜まで千葉県・幕張メッセで開催している「オートモビル・カウンシル2022」。

ポルシェのブースでは、「Porsche Dreams」をテーマに、ヒストリック・モデルを2台、ニューモデルを2台の合計4台を展示し、常にスポーツカーの理想像を突き詰めてきた、創業以来ポルシェ不変の本質を発信している。

時系列で紹介すると、まず「ナナサンのカレラRS」こと1973年型の911カレラRS 2.7。

当時のFIAグループ4GTのホモロゲーション・モデルで、数々のラリーやレースで勝利を飾っている。

その隣には、1980年型の911 SC。スーパーカーブームで一世を風靡した930ターボ風のリアウイングを備えたモデルだ。

最新のモデルでは、2022年型の911カレラ4 GTS。現行の911ラインナップでは、もっとも911らしさが味わえるといわれるモデルだ。

そして、2022年型のタイカン・ターボS。BEVの新世代4シーター・スポーツであるタイカンのトップグレードだ。ポルシェにとって911は永遠の主人公であったが、いずれはタイカンにその座を脅かされるのだろうか。

アルヴィス コンティニュエーション最新作

明治産業は、2019年に引き続きオートモビルカウンシルに出展。

1960年代まで存在した英国の自動車メーカーである「アルヴィス」のヘリテージ・モデル(当時の車両をレストアしたもの)を4台と、コンティニュエーション・モデル(これについては、後で解説する)を2台展示した。

中でも注目を浴びたのは、日本初公開の「アルヴィス3Lグラバー・スポーツクーペ(コンティニュエーション・モデル)」だ。

スイスのコーチビルダーであるグラバー社が架装したモデルはTA21~TF21で合計125台あったが、アルヴィスにとって最終モデルであるTF21は全生産台数が106台で、グラバー社が架装したのは6台しかなかった。

乗れるクラシックカー 日本向けの作り込み

今回展示されたモデルは、1966年式グラバー・スポーツクーペから必要となる部分を3Dスキャニングしてデジタルデータ化し、当時と同様の工法で製造。

こうしたモデルを「コンティニュエーション・モデル」と呼んでいる。

しかも、日本独自仕様のエアコンやレトロスタイル・オーディオ、パワーステアリングやパワーウインドウも特別装備している。

もちろん、日本でナンバーを取得して公道を走ることができる。

プジョー新型「308ハイブリッド」登場

ステランティス・ジャパンは、プジョーを、それもコンパクト・ハッチバックの新旧4台を展示した。

ヒストリック・モデルでは、1994年型の205 GTIと、2000年式の306 S16。

ヨーロッパで人気の高いコンパクト・ハッチバックを常にラインナップしたきたプジョーだが、その中にはこうした「ホットハッチ」と呼ばれるような走りに特化したグレードを設定し、多くのファンがそのポテンシャルを楽しんできた。

現行車では、2019年に2代目にフルモデルチェンジされ、2020ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した208。

そして、つい先日に日本仕様が発表されたばかりの新型308、それもPHEVとなる「308ハイブリッド」が展示された。ただし、308の展示車両はヨーロッパ仕様だったが。

とはいえ、208は205の、308は306の血統を受け継いでいる。そして、その血統は未来へと続いていくことになる。

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