■新型エンジン「LT6」は自然吸気で高回転型
米国ゼネラルモーターズ(GM)のブランド、シボレーは2021年10月26日、新型「コルベット」のハイパフォーマンスモデル「コルベットZ06」を世界初公開しました。
新型シボレー「コルベット」8代目はミッドシップ・スーパーカーに大変貌!
コルベットは1954年に初代が登場して以来、半世紀以上にわたって製造され続けているアメリカン・スーパースポーツカーで、現行モデルは2019年7月に登場した8代目(C8型)となります。日本でも同じタイミングで発表され、2020年1月の東京オートサロンで日本初公開。この2021年5月から納車が開始されました。
C8型はコルベットの歴史上はじめて後輪駆動(FR)からミッドシップ(MR)に変更、さらに現行型から世界戦略車という形になり、史上はじめて右ハンドル車を設定しています。トランスミッションはMTの設定がなくなり、すべて8速DCTとなっています。
コルベットZ06は、レーサー向けの特別装備パッケージとして1963年に2世代目コルベット(C2型)にはじめて設定されました。その後、2001年に登場したC5型、2006年登場のC6型、2015年に登場したC7型にZ06が設定されています。
今回登場した新型コルベットZ06は、LT6と呼ばれる新型5.5リッターV型8気筒自然吸気エンジンを搭載。最高出力670馬力/8400rpm・最大トルク623Nm/6300rpmを発生します。
従来型コルベットZ06では6.2リッターV型8気筒+スーパーチャージャーだったため、ダウンサイジングされ自然吸気化もされていますが、従来エンジンの最高出力650馬力よりもパワーアップしているのが特徴です。
このエンジンはDOHC化され、アルミシリンダーブロック、チタン製インテークバルブ、鍛造アルミピストンと鍛造チタンコネクティングロッドなどで、8600rpmからレッドゾーンの高回転化エンジンとなっています。
またこのエンジンは米国ケンタッキー州ボウリンググリーン工場内のパフォーマンスビルドセンターで、マスターエンジンビルダーによって手作業で組み立てられます。各エンジンのインテークマニホールドには、そのエンジンを作り上げたビルダーの署名が入ります。
組み合わされるトランスミッションは8速DCTです。
ブレーキも強化。前370mm/後380mm径のローターを備えたブレンボのブレーキシステムを装備しています。またフロントキャリパーは6ピストンです。さらにカーボンセラミックローターを備え、コルベットZ06のパフォーマンスを引き上げる「Z07パフォーマンスパッケージ」も用意されます。
あり余るパワーを路面へと伝えるタイヤは、前275/30ZR20、後345/25R21という大径・幅広のミシュラン・パイロットスポーツ4S ZPタイヤを標準で装備。コルベット・スティングレイよりもフロントで30mm、リアで40mm広いトレッドとなるため、フロントとリアのフェンダーを引き出しています。
その結果、ボディサイズは全長4688mm×全幅2025mm×全高1235mm、ホイールベース2722mm、トレッドは前1685mm/後1678mmとなり、よりワイド&ローのスタイリングとなっています。
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新型コルベットZ06は2022年夏に生産が開始されます。左ハンドル仕様だけでなく右ハンドル仕様も同じタイミングで生産されます。
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みんなのコメント
なんともアメリカン
燃費は聞くだけ野暮というものか