『K-OPENランニングプロト』がさらに進化
ダイハツは、1月9~11日に幕張メッセで開催されている『東京オートサロン2026(以下TAS)』に、『K-OPEN(コペン)ランニングプロト2』を先行スタディという形で出展した。
【画像】JMS出展車からさらに進化!『ダイハツK-OPENランニングプロト2』 全8枚
こちらはコペンの走る楽しさを未来に繋げるために『作ってみる、乗ってみる、試してみる』の精神で制作した、モータースポーツ起点の『K-OPENランニングプロト』を進化させたものだ。
K-OPENランニングプロトは、先行検討の初期段階から、過酷なモータースポーツ環境で様々なトライアルを行うことで、『軽量化』、『低重心化』、『最適な重量配分』による走る楽しさを追求し、軽自動車のFRオープンカーの実現を目指して挑戦してきている。
縦置きエンジンのフロントミドシップ化による操舵安定性の向上、リアサスペンション形式の変更により路面追従性を改善。ロールケージ装着によるボディ剛性および乗員保護性能の向上を目指して開発された。
今回の『2』は、ジャパンモビリティショー(JMS)2025に出展されたものをベースに、レイアウトやパーツを改良進化させたものだ。
オール・ダイハツでの取り組み
Dスポーツ・レーシングの相原泰祐氏は、JMSに展示したクルマとは「別のクルマ」と明かす。
「前のクルマはダイハツ・ガズー・レーシングで作っていましたが、今回はそこにダイハツ工業技術部のメンバーが加わって作りました」
つまり、ダイハツ本体のボディやシャシー、試作部署の知見を合わせ、『オール・ダイハツ』で進化させたのである。
今回はまず、フロントミドシップ化をさらに進化させ、エンジンをフロント車軸よりも室内側に搭載し、ホイールベースを55mm伸ばした。
その目的は、「ペダルレイアウトを最適化したかったから」と相原氏。
「エンジンが室内側に迫ったものの、フットレストをしっかり置いて、ブレーキペダルを真ん中にして、さらにFRになるとミッションが室内側に出てしまい、足元が狭くなりがちです。それを最適化したかったんです」
安心、安全で笑顔を長続きさせるために
さらにこのレイアウトにより、前後重量配分がよくなり、低重心にもなった。
「そのうえ、ボンネットフードとともにインパネも下がります。実はシートポジションを下げたにもかかわらず、若干フロア高を上げたので、自然に遠くを見るようになるんです」
その狙いは安全運転の基本に忠実になることだった。
「一般道でも、モータースポーツでも、遠くを見ることが安全につながります。それは基本であり、このレイアウトはとても重要です。同時に、ブレーキを踏んだ時も(前後重量配分の最適化により)お尻が浮き上がらないので、それも安全、安心につながっています」
そういった安心、安全がないと、いくら意のままに走ったとしても笑顔にはなれない。
「軽スポーツだからこそ、笑顔を長続きさせたい。そんなクルマにしたいんです」と熱く語る。
軽自動車の枠には収まる
現状では、ホイールベースを55mm伸ばしたことで軽枠からはみ出してしまったが、「リアホイールハウスをよく見ると、リアタイヤが少し室内側に寄っていることに気づくでしょう。つまりリア部分を切ることができるので、そうすると軽枠に入るんです」と、技術的解決策を見出していることを強調。
最後に相原さんは、「これから専用でパーツを起こすところと、流用できるところを判別していかなければなりません。その結果として販価を下げ、意のままに走って、軽だからこそ維持費も安く、みんなの笑顔が長続きするようなクルマにしたいんです」とコメント。
そして、「我々と技術部のメンバーがモータースポーツ起点で一緒にやることで知見が増え、クルマ好き、モータースポーツ好きのマインドが伝染していきます。そうすると、ダイハツ全体がもっといいクルマ作りのマインドになり、ダイハツ車全車がよくなっていくんです」と語った。
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みんなのコメント
ダイハツに限らず、現行の後部周りの窓ガラスを黒くする危険(かつ汚い見た目)な車達は、よっぽどのガラガラな道でない限り、遠くを見ても安全運転に必要な肝心の前方の様子を見ることを阻害していることには気付かないのでしょうか?( ;∀;)
トラック等の大きな車は仕方ないですが…。
新型コペンが将来もしも出るのなら、初代の素通しガラスの復活を強く願いますm(_ _)m。