■コペンなぜ終了? 次期モデルは?
ダイハツは2025年9月29日、軽オープンスポーツカー「コペン」の生産を2026年8月末にも終了すると予定だと発表しました。
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初代から通算して約23年もの間ラインナップされてきた同車ですが、なぜ終了を迎えるのでしょうか。
ダイハツ「コペン」は、2002年に登場した軽自動車規格のオープンカー。その愛らしいデザインや走りを楽しめるMTの設定などで人気を博すモデルです。
現在販売されるのは、2014年登場の大胆なイメージチェンジを果たした2代目。通常モデルの“ローブ”の他に、初代モデルのイメージに近い“セロ”やSUVタイプの“エクスプレイ”(現在は販売されない)といった様々なバリエーションが存在しているほか、2019年にはTOYOTA GAZOO Racingから、さらなる走行性能の強化を行った「コペン GRスポーツ」も登場しています。
ボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1280mmとかなりコンパクト。
パワートレインは、最高出力64馬力・最大トルク92Nmを発揮する直列3気筒ターボエンジンで、組み合わせるトランスミッションはCVTもしくは5速MTです。
そんなコペンは登場から約23年、累計10万8551台(2025年8月末時点)を販売したダイハツを象徴する車種のひとつです。
過去には、ダイハツ自身が“フラッグシップカー”とも表現していた同車はなぜ終了するのでしょうか。担当者にお話を聞いてみたところ「今後の法規適合や部品供給、開発リソースなどを総合的に考え、現行モデルの生産終了を判断いたしました」と教えてくれました。
法規適合や部品供給の問題もあり終了するという現行型コペンですが、終了するとなると気になるのは“次期モデル”の存在です。
これについて同担当者は、「現在、次世代モデル投入に向け、スタディを続けております。具体的な時期は申しあげられませんが、再び、皆様にお届けできるよう努力してまいります」と回答してくれました。
様々なスタディが具体的にどのようなものを指すのかは教えてくれませんでしたが、ダイハツは2023年のジャパンモビリティショーにて、全長3.8m級の軽規格を超えるボディサイズに、こちらも軽規格を超える1.3リッターエンジンを搭載したFRスポーツカー「ビジョン コペン」を披露しているほか、前述のハイパフォーマンスモデルであるコペン GRスポーツをベースとし770ccのエンジンを搭載したカスタムモデルでTGRラリーチャレンジやK4GPに参戦し、“モータースポーツを起点とした「もっといいクルマづくり」”を推進しています。
これらの取り組みからも、優れた次期型モデルの存在を期待せずにはいられません。今後登場するかもしれない新たな“次世代モデル”に注目です。(くるまのニュース編集部)
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