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無敵艦隊NAPAレーシングUKがポール獲得から2戦連続の表彰台独占。BMWも一矢報いる/BTCC第6戦

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無敵艦隊NAPAレーシングUKがポール獲得から2戦連続の表彰台独占。BMWも一矢報いる/BTCC第6戦

 短いサマーブレイクを挟み、7月29~30日に再開された2023年のBTCCイギリス・ツーリングカー選手権の第6戦クロフトは、今季開幕以降、猛威を振るい続けるNAPAレーシングUKことモーターベース・パフォーマンスの3台が勢いを堅持。

 フォード陣営の古豪で復活を期すダン・カミッシュ(NAPAレーシングUK/フォード・フォーカスST)が、予選ポールポジションからレース1を制覇すると、続くレース2では元王者アシュリー・サットン(NAPAレーシングUK/フォード・フォーカスST)が今季7勝目をマークし、選手権首位をキープする圧巻のパフォーマンスを披露することに。

今季BTCCで唯一のホンダ陣営ワン・モータースポーツに、女性ドライバーのジェイド・エドワーズが復帰

 一方、最終ヒートではシリーズ最古参のウエスト・サリー・レーシング(WSR)の大エースが意地の巻き返しを見せ、選手権“4冠”のコリン・ターキントン(チームBMW/BMW 330e Mスポーツ)がセーフティカー出動のタイミングにも助けられ、今季3勝目を飾ってフォード勢に一矢報いる結果とした。

 すでに6月中旬時点でシーズン前半戦を終えたBTCCでは、各週末3ヒート合計15レースで7人のドライバーが勝利を収め、13人が表彰台を獲得。さらに2015年以来となる3戦連続のポールポジションを奪取していたサットンが、現行のNGTC規定下では初となるラウンド跨ぎの4連勝を記録するなど、新たなレコードも刻まれてきた。

 こうして迎えたクロフトでの週末は、このブレイク期間中に体制を変更し、女性ドライバーのジェイド・エドワーズが復帰したワン・モータースポーツ・ウィズ・スターライン・レーシングのエース、ジョシュ・クック(FK8型ホンダ・シビック・タイプR)の最速で幕を開ける。

 小雨の条件だったFP1からドライアップ方向となったFP2では、王者トム・イングラム(ブリストル・ストリート・モータース・ウィズ・エクセラー8/ヒョンデi30ファストバック Nパフォーマンス)が首位に立ち、今季わずか1勝止まりながら“勝てる男”として、ランキング2位につける実力を披露する。

 しかし続く予選では今季の盟主と言えるフォード勢が躍動し、カミッシュがNAPAレーシングUKの1-2-3体制を牽引。中盤には同ラウンドがデビュー戦となったダリル・デレオン(リ・ビバレッジ・アンド・バーターカード・ウィズ・チームハード/クプラ・レオンBTCC)がバリアにクラッシュし、赤旗中断を強いられる展開にも動じず、カミッシュ自身は今季2度目、チームにとっては6戦連続の最前列を射止めてみせた。

「素晴らしい気分だよ。最初のタイヤセットではオーバードライブして頑張りすぎたが、それでも5番手タイムだった。落ち着いて適切にドライブする必要があると思ったから、戻ってきてさらにコンマ7秒ほど見つけることができたよ」と手応えを語ったカミッシュ。

「良い仕事をしたということだし(赤旗中断後にピットで待機した)最後の5分間は緊張したが、正しい判断だった。チームにとって素晴らしいことだし、異なるドライバーと異なるコンディションで、こうして6回連続ポールポジションを獲得できたことは僕らのマシンのペースを示している。明日はこれをさらに発展させられることを願っているよ」

 その言葉どおり、明けた日曜のレース1で主導権を握り続けたポールシッターは、僚友のダニエル・ロウボトム(NAPAレーシングUK/フォード・フォーカスST)とサットンを従え悠々と首位をクルージング。ソフトコンパウンドをチョイスした2台に対し、唯一オプションのミディアムを履いていたサットンが奮起し、2周目にロウボトムをかわして2番手へ浮上すると、最後はファステストのボーナスも獲得する走りでチームの表彰台独占を完成させた。

■レース2でもフォード・フォーカスSTが速さを披露
 そのフォード・フォーカスSTの速さは続くレース2でも翳りはなく、スタートでカミッシュの前に出たサットンは、ここでも最速ラップを連発して後続を引き離しに掛かり、年間勝利数の自己ベストを更新する7勝目を記録。チームメイトを引き連れ、モーターベース・パフォーマンスによる2戦連続のポディウム独占を成し遂げた。

「NAPAにとってなんと素晴らしい結果だろう。先頭に立つのは素晴らしいことだが、注意しないと大きな間違いを犯す可能性もあった」と、開幕戦以来の勝利に安堵の表情を浮かべたカミッシュ。

「最初のレースではアッシュ(サットン)がミディアムを使い、僕とダン(ロウボトム)がソフトを履いて戦略的なゲームをした。レース2では(ソフトを使う)アッシュが優勢となり逆転するだろうと予想していたが、それが完璧にうまくいったね。ふたたび1-2-3で立ち上がることができてよかったし、僕自身ツーリングカーでクロフトを制覇するのは初めてで、ホームサーキットで勝利することができ、とても満足しているよ」

 一方のサットンも、前輪駆動NGTC車両での初タイトル獲得に向け「ただただ満足だ」と、週末の手応えを口にした。

「予選からの一晩で加えた変更が間違いなく機能した。ソフトを履いたあのクルマは、まさに生き返ったように別モノだった。(レース2では)素晴らしい蹴り出しができたし、そのソフトタイヤを最大限に活用してダン(カミッシュ)に対しジャンプできたと思う。でも彼はまだ内側にいたから、ブレーキを踏むのを少し遅らせる必要があったんだ」

「気を取り直してファステストラップを獲得し、ポイントを持ち帰った。NAPAレーシングUKにとっても、1-2-3の表彰台を2回獲得することは本当に素晴らしいことだね」

 週末最後のレース3は、直前のヒートで6位入賞を果たしていたBMW使いがリバースポールを獲得すると、フロントロウに並んだクックの攻撃を抑え切ってホールショット。さらに首位攻防バトルの余波で遅れたホンダに、ヒョンデのイングラムが仕掛けて2番手に浮上した直後、ダン・ロイド(オートブライト・ダイレクト・ウィズ・ミラーズ・オイル/クプラ・レオンBTCC)のアクシデントでセーフティカーが導入される。

 この瞬間を前にオーバーテイクを完了させていたイングラムとは対照的に、ステファン・ジェリー(チームBMW/BMW 330e Mスポーツ)と絡んで右フロントを破損したサットンは、敢えなくピットでの修復作業を強いられることに。

 リスタート後はイングラムとクックからのプレッシャーを跳ね除けたターキントンが「この週末は本当にそれ(優勝)がカードに載っているとは思わなかった!」と語る、望外の勝利を手にした。

「ご覧のとおり1周目が重要な瞬間なのは明らかだった。ジョシュ(・クック)とトム(・イングラム)はどちらも非常に速くアグレッシブだから、僕は彼らをなんとしても後ろに留めなければなかった。以前はアキレス腱だったが、これまでのところ我々はハードタイヤでの調子を取り戻している。チームBMWは本当によく頑張ってくれたよ」とターキントン。

 これでわずか6点差とした選手権首位サットンとイングラムに対し、少し離されてターキントンが追い、ジェイク・ヒル(レーザーツール・レーシング・ウィズ・MBモータースポーツ/BMW 330e Mスポーツ)やカミッシュ、クックらが追随する展開となった2023年シーズン。続く第7戦は8月12~13日の週末に、スコットランドが誇るノックヒルで争われる。

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