待ち望んだモデルチェンジ
フィアットは、新型『500ハイブリッド』の画像を初公開。内装を一新し、6速マニュアル・トランスミッションを搭載することが明らかになった。
【画像】フィアット『500ハイブリッド』のプロトタイプと『500e』の写真をみる 全27枚
公開された量産前のプロトタイプの画像によると、外観は基本的に電動モデル『500e』と同じだが、ガソリンエンジンに必要な空気を取り込むためにフロントグリルが再設計されている点が異なる。
インテリアには、大型で角ばった新しい収納スペースが追加され、シフトレバーは従来のガソリン500と同様にステアリングホイールの隣に高く配置されている。
フィアットは新型500ハイブリッドに搭載されるパワートレインについてまだ公式には明らかにしていないが、旧型の500やフィアット・パンダに搭載されていた1.0L 3気筒のマイルドハイブリッド『Firefly』エンジンが採用されるとみられている。
マニュアル・トランスミッションの採用により、ステランティス傘下の多くのモデルで使用されている1.2L 3気筒マイルドハイブリッド『PureTech』エンジン(6速デュアルクラッチAT専用)は除外されることになる。
500ハイブリッドの生産は、今年第4四半期にスタート予定。これは、以前フィアットが発表していた2026年初頭というタイムラインよりも前倒しされている。
EVの不振を受けた対応
この新しい500ハイブリッドは、EVの500eにガソリンエンジンを移植する形になっており、これは欧州の自動車業界において前例のないものだ。
この思い切った決断の背景には、2つの大きな課題があったという。
1つ目は、電動500eおよびそのスポーツ仕様『アバルト500e』の販売低迷を受け、落ち込んだイタリア・ミラフィオーリ工場の生産量を増やす必要があったこと。販売不振の影響で、フィアットは昨年、同工場の生産をたびたび停止していた。
2つ目は、500シリーズの販売の大半を占めていた旧型ガソリンモデルの生産終了。17年にわたり販売されてきたこの旧モデルは、新たなEUのサイバーセキュリティ法規に適合できず、高額な再認証コストが問題となっていた。
フィアットのCEO、オリヴィエ・フランソワ氏はこれらの課題について認識しており、500ハイブリッドの投入は「ミラフィオーリ工場の生産性を確保するため」だと説明している。
さらに、EVの販売不振に対応して内燃機関モデルを新たに投入することについて、「フィアットブランドの使命の中心に “社会的意義” があることの証明です」とも語っている。
なお、フィアットは500eに対しても約1億ユーロ(約165億円)を追加投資し、新たなバッテリー技術に対応したプラットフォーム再設計を進めていく予定。これにより価格面での競争力向上を図る方針だ。
この動きから察すると、500e自体にも2026年頃に大幅なアップデートが行われる可能性が高い。
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